- 車買取で業者に断る時の注意点を確認したい
- 車査定や買取手続きでの断り方を知りたい
車の査定を受けたとしても、自分が希望していた額に届かないことがあります。そうした時には価格交渉をするのですが、それでも希望額とかけ離れた値段しか出ないこともあるでしょう。
このケースでは断ることもできるのですが、その方法をどうすればいいのかと悩む人もいます。希望額に届かないのでと言えない人は、どうすればいいのでしょうか。
ここでは車査定の断り方を紹介してみます。
車買取で業者に断る時の注意点
車買取で査定額に不満がある場合、無理に契約をする必要はありません。当然断ることもできるのですが、ここで注意したいことがあります。断り方としても、やってはいけないことがあるので解説しておきましょう。
【注意①】車一括査定の営業電話に対して着信拒否する
車一括査定は車を売る時には大変便利なサービスです。ただデメリットとして、買取業者からの営業電話がかかってくる点があります。
頻繁にかかってくることもあるので、その場合は営業電話を着信拒否したいと思うかもしれません。
しかし着信拒否をしても根本的な解決にはならないのです。また他にも以下のようなデメリットが考えられます。
- 買取先の選択肢が減る
- 業者によっては複数の電話番号を持っている
- 着信拒否した業者とは取引しにくくなる
などのようなケースがあるので我慢してください。
【注意②】車査定後に売らないのは可能だがキャンセルのタイミングが重要
車の査定を受けた後はそのまま価格交渉に入り、そこで合意すれば売買契約を結ぶ形です。断り方を知らない人の場合、契約してからキャンセルすればいいと考える人もいるかもしれません。
確かに契約後にキャンセルはできますが、タイミングが重要になります。
- 業者は名義変更などを含めて作業を進めてしまう
- 業者によってはすぐにオークションへ出品する
車を引き渡すと同時に、業者としてもどんどん作業を進めていきます。そのためできるだけ早くキャンセルしなくてはいけません。
また業者によっては契約後のキャンセルはできない、或いは違約金が必要なケースもあります。
売買契約後のキャンセルは場合によっては違約金など発生する可能性も
車査定の後に売買契約をした後、キャンセルができるかどうかは業者次第です。キャンセルができないというケースは少ないですが、既にオークションへ出品したなどであれば物理的にできません。
また契約をキャンセルする場合は、違約金を払うこともあります。業者からすれば、転売するための作業は既に進めているのでキャンセルになると、その分の費用を丸かぶりしなくてはいけないからです。
契約後のキャンセル可能な期限は店舗によって異なる
車買取の契約後にキャンセルができる期間を設けている業者もあります。
- 大手業者ではほぼ期間が決まっている
- 期間内であればキャンセルができる
- 期間をすぎればキャンセルできない
- 業者によってキャンセルできる期間は違う
上述したように業者としても、買取した車は転売のために整備や清掃をするなど準備を進めます。そのためキャンセルできる期間を設けているのです。
【場面別】車査定・買取手続きの断り方
では実際に車査定の後に行う買取手続きの断り方について確認していきます。ここでは4つのケースにわけて見ていきましょう。1つずつ解説していきますので、自分のケースにあった断り方を見つけてください。
【ケース①】車一括査定を依頼した時にしつこい営業電話がかかってきた
車一括査定を利用すると、しつこい営業電話がかかってくることがあります。そうした電話は着信拒否をせずに、しっかりと断ることが重要です。
ではどのような断り方をすればいいのでしょうか。
- 売り先はもう決めたと言う
- 車の買取価格を知りたかっただけで売る気はないと言う
- 車一括査定サイトの方でキャンセルする
などのような方法が一般的です。自分から断るのが苦手な場合は、車一括査定サイトの方でキャンセル機能があるものを利用した方がいいでしょう。
【ケース②】出張買取など日程を決めたが査定前に断る時
車査定で出張買取を利用する人もいるでしょう。大変便利なサービスですが、事前に決めた日程近くになって断りたくなることもあります。
そうした時の方法を紹介しておきましょう。
- 日時を変更したいのなら急用が入ったので別日にして欲しいと言う
- 完全に断りたいのなら売り先が決まったと言う
いずれにしても自分の目的を、しっかりと告げることが重要です。ただ出張買取は相手も事前に準備をするものですので、できるだけ早めに連絡をしましょう。
【ケース③】業者が訪問して出張査定した後にキャンセル
次に出張買取で査定を受ける前ではなく、受けた後にキャンセルをする方法を紹介しておきます。
- 完全に断りたいのなら査定額の条件が合わないのでキャンセルしたいと言う
- 後日に返答をしたい場合は、時間がないので後日連絡しますと言う
業者として出張買取にきた場合、なんとしても持ち帰り案件したくないので今契約して欲しいと言うでしょう。しかしこれは常套句ですので、気にせず断ってください。
【ケース④】車一括査定で合い見積もりをして契約しない業者への断り方
車一括査定で見積もりをとった結果、条件が合わない業者もあります。むしろ査定の見積額で上位の何社か連絡を取るのが鉄板なので、下位の業者への断り方を見ておきます。
- 他の買取業者に決めた
- 車を売るのをやめた
- 親戚や友人などに譲ることにした
などのような文言で断るといいでしょう。
相手としても既に車を売る気がないとわかりますので、しつこく営業してこないはずです。
車査定の断り方のポイント
車査定での断り方を紹介してきましたが、既に勘のいい人なら気づいているかもしれません。断り方には一定のポイントがあるので、その点を解説していきましょう。このポイントを守っておけば、大きなトラブルにはなりません。
【ポイント①】余計な面倒やトラブルを招かないためにはっきり断る
車査定での断り方のポイントは、はっきりと伝えることです。曖昧な言葉を使ったり、迷っているという印象を与えるのは良くありません。
その場合は業者も簡単には引きませんし、逆に営業をかけてくることがあります。
- 断定的な口調で断る
- 理由をしっかりと伝える
- 一度伝えたら余計なことは言わない
買取業者でもしつこく営業してくるケースがありますが、相手に断ると伝えたら余計なことは言わずに電話を切るといいです。
【ポイント②】車を売らない可能性があれば安易に契約の段階へ進めない
もう1つの断り方のポイントですが、安易に契約の段階に進めないことです。前段で紹介したように、契約をしてしまうとキャンセルはできてもタイミングが難しかったり、違約金が発生してしまいます。
そのため契約の段階には進めないことが重要です。既に車を売ると決めているのなら良いのですが、少しでも迷いがあるのならキャンセルした方がいいでしょう。車は決して安いものではないので、慎重に進めてください。
高く売れるから車一括査定を利用したいけど営業電話や断り方が心配
車の乗り換えなどでは、少しでも高く売りたい人が多いでしょう。次の車の購入資金にできるからです。しかし車一括査定を使うとしても、営業電話や断り方に不安があるかもしれません。そんな人のために車一括査定の対策を見ておきます。
営業電話は査定の予約のため!メール対応で回避することも可
車一括査定では営業電話がかかってくるものです。これは他の業者よりも先に査定をして欲しいといった内容がほとんどでしょう。この電話に余裕がなくて対応できない場合は、メール指定で回避することもできます。
- 車一括査定には返答をメールに指定できるサービスがある
- メール指定にしておけばほぼ電話がかかってこない
- 査定の見積もりなどはすべてメールで送られる
というメリットがあるので、営業電話に不安がある人でも対応できます。また断り方にしても、電話ではなくメールでやり取りできるのが魅力でしょう。
一括査定サービスだと電話やメールなしでキャンセル依頼ができる
車一括査定の中には、キャンセル機能があるサービスもあります。このサービスを使えば、車一括査定での営業電話やメールなどをなくせるのです。断り方してもシンプルでしょう。
- 車一括査定のサイトにアクセスする
- キャンセル専用のページに移動する
- キャンセルしたい理由を選んで送信する
大抵の車一括査定サービスで、この手順でキャンセルができます。キャンセルできることを知っているだけで、安心して利用できるでしょう。
車買取の断り方まとめ
車買取の断り方の情報をまとめると、以下の通りです。
- 査定額に納得がいかなければキャンセルできる
- 契約後のキャンセルは要注意
- 断る時にははっきりと伝える