- 車の買取でステッカーの影響が気になる
- ステッカーをきれいにはがす方法を知りたい
- ステッカーを貼った車を高く売りたい
個性を出したかったり、自分の好きなものを取り入れたいなどの理由から車にステッカーを貼る人もいます。
様々な理由はあるのでしょうが、こうしたステッカーを貼った車は買取でどのような扱いになるのか気になるはずです。
車買取では査定が行われますので、この時にどういう評価がされるのかでプラスかマイナスかがわかります。そこで車査定を受ける時に、ステッカーがどう判断されるのかを確認していきましょう。
査定ではデメリットが多い!車にステッカーを貼ると買取に影響あり
車に貼ったステッカーですが、基本的に査定では良い評価を受けません。それはステッカーがどんなものであっても同じです。ではどういう理由でステッカーがあると、車査定で評価が下がるのか確認します。
【理由①】新車に近いほど再販する時に高値で売りやすい
スッテカーというのは個人の好みや、個性を演出するために使われます。ただ車買取を考えると、そうした個人的な思いというのは評価されません。むしろプラスではなく、マイナスの査定になることが多いのです。
- 車査定ではノーマルに近いほど良い
- 車査定では新車に近いほど評価される
この2つが大原則となるので注意してください。スッテカーを貼ることで、好き嫌いがでてしまうので評価されないのです。
【理由②】傷や汚れを隠すためにステッカーを貼っていると疑われる
ステッカーを貼ることは個性の演出や、好みの問題だとしました。しかし車査定をする側から見ると、以下のように思われてしまうのです。
- ステッカーを貼ることでキズや汚れを隠しているのでは?
- ステッカーを剥がす手間がかかる
本人としてはまったく意図していなかったことでも、査定をする側から見るとこのような評価になります。
自分は関係ないとしても、下にキズや汚れがないのかを確認するのに剥がす必要があるでしょう。そうした手間がかかることが、車査定ではマイナスの要因になります。
【理由③】車からステッカーを剥がすための手間がかかる
前段でも触れましたが、ステッカーを貼ってしまうと剥がすのに手間がかかります。剥げかけているようなステッカーでも、無理にしてしまうと接着面が残ってしまうなどのリスクがあるでしょう。
- ドライヤーなどでステッカーを温めて接着面を弱める
- ステッカー剥がしなどの薬剤を使う
など手間をかけなくては、きれいに剥がせません。こうした手間をかけても、場合によってはボディにキズや汚れが残ることがあります。そのため車査定では嫌われる存在なのです。
【理由④】日焼けなど塗装に影響することがある
もう1つ車査定でステッカーが敬遠される理由があります。
- ステッカーの部分だけ紫外線の影響が少なくなる
- 塗装の焼け具合が変わるので剥がしても影響が出てしまう
というのが大きな理由です。紫外線の影響は大きく、車のボディでも日焼けというのを起こします。
しかしステッカーがあると、その部分だけ焼けなくなるのです。つまり日焼けと同じで、剥がした時に塗装の変色が見られるのです。
あまり目立たないのなら良いのですが、一見しただけで違和感を覚えてしまうくらいの変色が起こることもあります。その場合は全体を均一の色合いにするため、全面塗装をするのです。この分は査定額から差し引かれるでしょう。
すでに貼ってしまったステッカーはどうするべき?
では次にステッカーを貼った車はどうするべきかを確認しておきます。ここまでの解説してきたように、車査定でマイナスに影響することがほとんどです。そこでどのように対処すれば良いのかを紹介します。
ステッカーをはがせる状態ならボディに傷をつけないように剥がす
ステッカーは車査定で悪影響を及ぼすことが多いので、先ずは剥がすことを考えましょう。この場合に注意したいのが、力任せにしないことです。
- ドライヤーで温めてからゆっくりと剥がす
- 市販のステッカー剥がし液などを使う
前段でも触れましたが、この2つ方法で剥がすしかありません。しかしボディに影響が出ると、ステッカーがきれいに剥がれても査定にマイナス影響は出てしまうので注意しましょう。
ステッカーをはがすのが難しい場合は無理せずそのまま査定に出す
車査定の対策として、貼ってしまったステッカーは剥がすの最善です。しかしステッカーによっては、非常に接着面が強くてなかなか剥がれないケースもあります。
そうした時にも無理に剥がす必要はありません。無理矢理に剥がしてもボディにキズがついたり、汚れが残ったりします。
その分のマイナス査定の方が大きくなる可能性が高いので、最終的に難しいのならそのまま車査定に出した方が無難です。
【注意】車検日などのステッカーはそのまま剥がさない
車のステッカーといっても、最初から貼ってあるものもあります。
- 車検のステッカー
- 車庫証明のステッカー
- 低燃費・低排出ガス車認定ステッカー
などが代表的なものでしょう。これらについては最初からあるものなので、剥がす必要はありません。特に車検のステッカーについては、剥がした状態で公道を走るのは法律違反です。
車に貼ったステッカーをきれいに剥がす方法・道具
前段でも触れているのですが、車に貼ったステッカーを剥がす方法や道具についても紹介しておきましょう。これらを利用すれば必ずきれいに剥がせるとは限りませんが、何も使わないよりはマシに対処できます。
【方法①】ステッカーはがし液
恐らく最も手軽な方法の1つになるのが、ステッカー専用の剥がし液です。カー用品店などを中心に販売されているもので、シール剥がしなどであれば100円均一の店舗でも商品があるでしょう。
- リキッドタイプ
- スプレータイプ
この2つがあるのですが、どちらもほぼ同じです。薬剤を塗布したりスプレーすることで、接着部分を浮かせる効果が期待できます。量が少ないと効果も薄いので、たっぷりと浸透させて使うのがコツです。
【方法②】ドライヤー
ご存知の方も多いかもしれませんが、シールやステッカーの接着部分は温めることで粘着が弱くなる性質があります。そのためドライヤーで温めることで、簡単に剥がせるようになるのです。
- ドライヤーを吹きかけていく
- 全体にかけるのではなく、端から吹きかけてゆっくりと剥がす
このコツを守っていれば、大抵の場合できれいに剥がせるでしょう。ちなみにドライヤーで温めると、ステッカーの素材的に千切れにくくなるといったメリットもあります。
【方法③】中性洗剤
ステッカー剥がしで、ドライヤーは近くにコンセントがないから使えないなどのケースもあるでしょう。また剥がし液などはボディに影響がありそうという人は、台所で利用している中性洗剤を使うといいです。
- 水で濡らしてスポンジに中性洗剤を吸い込ませておく
- スポンジをステッカーの上からあてて、中性洗剤を浸透させていく
- 15分ほど放置してからゆっくりと剥がす
中性洗剤には接着面の粘度を落とす作用があるので、楽に剥がせるかもしれません。ただ洗剤が潤滑油のような役割を持っているので、剥がす時に勢い余ってボディを傷つけないようにしてください。
【方法④】トレーサー
電動ドリルの先端につける器具の1つにトレーサーがあります。ゴムでできていて円盤状になっているものです。このトレーサーを電動ドリルにつけて、ステッカーをこそげ取るというのも方法の1つでしょう。
- スクレーパーではボディを傷つける可能性がある
- トレーサーだとボディを傷つけるリスクが低い
ステッカーを削っていくようなイメージになります。ただトレーサーがゴム製品だとしても、斜めにあてるとボディにキズがつくかもしれませんので、扱いには十分注意しましょう。
【方法⑤】熱湯
ステッカーの接着面を浮かせて剥がしやすくする方法には、熱湯をかけるというものもあります。ステッカーにたっぷりと熱湯をかけることで、接着面がふやけて剥がしやすくなる方法です。
- 冬場は温度が下がりやすいので使いにくい
- 手軽に利用できる方法である
家にある薬缶などを使って熱湯をかけるだけの手軽な方法です。
【方法⑥】ヒートガン
ドライヤーよりも強力なものとしては、ヒートガンがあります。熱風を当てることで、接着させたり乾かしたりする道具のことです。ホームセンターなどで購入でき、安価なものなら2000円程度の手頃な価格で売っています。
基本的にはドライヤーと同じ方法で使うことになるのですが、ヒートガンの方が強力な熱が出ます。そのためドライヤーで効果が薄い時に使ってみるといいかもしれません。
ステッカーを貼ってある車でも高く売れる”車一括査定”
大抵の場合はステッカーを貼っても、後できれいに剥がすことができます。しかし塗装の日焼けなどが起こるリスクもあるので、十分に注意しておきましょう。
そんなステッカーを貼った車ですが、高く売るのなら車一括査定が便利です。そもそも中古車買取では業者ごとに、買取額が違ってきます。
ある程度の相場はあるのですが、店舗ごとの需要や供給などでも影響があるからです。そのため車買取では、複数の店舗から査定をしてもらうことが重要になります。
- 複数の査定額がわかれば買い叩かれることがない
- 高額で買取してくれる業者と取引できる
- 手間をかけずに査定の見積もりを集められる
などのようなメリットがあるからです。そのため車査定を受けるのなら、一括査定のサービスを利用した方がお得だと言えるでしょう。
車査定におけるステッカーの扱いまとめ
車査定におけるステッカーの扱いをまとめると次の通りです。
- ステッカーがあると車査定で不利になる
- 可能であればステッカーははがした方がいい
- ステッカーをはがすのが難しい場合にはそのまま査定に出す