- ワイパーに挟まれた車買取のチラシが盗難と関係あるか気になる
- 車の盗難防止対策を知りたい
青空駐車場を利用していると、稀にチラシがワイパーに挟まれていることがあります。車を買取しますなどの文言が書かれているんものですが、この手のチラシは買取業者のものとは限りません。
実はチラシを挟んでいるのは盗難グループである可能性もあるのです。自分の車が狙われているかもしれないため、こうしたチラシがあると十分に注意をした方がいいでしょう。
ここでは対策なども含めて詳しく解説してみます。
車のワイパーに買取のチラシが!車盗難の前兆かも
車を買取します、などのチラシがワイパーに挟まれていることがあります。そのチラシには電話番号くらいしか掲載されていないことも多いので、多くの人は怪しい業者だと判断して捨ててしまうことでしょう。
しかしこれらのチラシは盗難の前兆であるかもしれません。もちろん車買取業者である可能性もあるのですが、やはり疑ってかかった方がいいです。ではどうして盗難の前兆なのかも確認していきます。
車買取の張り紙が盗難のためのマーキング行為?窃盗団の下見?噂について
車買取のチラシが盗難の前兆かもしれないという話があります。なぜそのように考えられるのかですが、以下に理由をあげてみましょう。
- チラシをワイパーに挟んでおく
- 数日経過してもチラシがそのままなら頻繁に管理されていないことがわかる
- 盗難をしても発見しにくいので実行する
といったような流れが考えられるのです。車の盗難をする窃盗団としても、1台の車を狙っているわけではありません。複数の車に目をつけておいて、その中から簡単に盗めそうな車を判断しているのです。
特に注意しておきたいのがトヨタ車でしょう。トヨタ車は海外でも名が通っているブランドです。盗難された車のほとんどは海外へと輸出して、売りさばかれてしまうのでトヨタ車だと盗難のリスクが高くなります。
- ランドクルーザー
- プリウス
- レクサス
- アルファード
- ハイエース
- ヴェルファイア
などが盗難車のランキング上位となっているので、もしこれらの車種に車買取のチラシが挟まっていたら要注意でしょう。
【実例】SNSで投稿された車買取業者のチラシ
グランドハイエースのフロントガラス(ワイパー)に車買取チラシ挟まってた。
これって、例のあれ?ん〜とにかく気分悪いよね— KENJI@大和家のVanTripLife. (@YAMATO38351779) December 17, 2022
我が家にも車買取ますチラシが来た
とりあえず車の下回りに変なものがないか確認←
1,000諭吉なら売る←
— ゆっち@SG9/りり【次のレースはWEX高井富士?】 (@liligene66) February 12, 2023
朝起きてドライブしようと思ったら車買取チラシが貼られてました。
盗難気をつけます。 #貼り倉トレーディング pic.twitter.com/we7dXVGPda— 白米 (@hakumaickrc) October 1, 2022
車に中古車買取のチラシが挟まっていても盗難とは関係ないというのは、チラシを認識すれば取り除くはずなので、チラシを認識せず挟みっぱなしだと盗まれていて、当然それを認識できないということなのかもしれない。
— M村(31) (@M_mura351) November 9, 2022
不審なチラシが挟まっていたらまずは捨てる
では自分の車に不審なチラシが挟まっていたらどうしたいいのでしょうか。高額で車を買取ますなどの文言に興味を持つ人もいるかもしれませんが、原則としてこうしたチラシは信用に値しません。
盗難の前兆である可能性も高いですし、仮に本当に買取業者だとしてもこうしたケースでは、安く買い叩いてくる悪質な業者であるケースがほとんどです。そのためチラシを見つけたら、すぐに捨ててしまいましょう。
張り紙の内容に興味が湧いても電話はNG
ちょうど車を売りたいタイミングだったなどの理由で、車買取のチラシに興味を持つ人もいるかもしれません。しかしそこに書かれている電話番号にかけるのは避けた方がいいです。
- 電話番号が悪用されるリスクがある
- 適当な番号でまったく関係のない人につながる
- そもそも電話がつながらない
基本的には電話をかけたところでつながらないことがほとんどです。しかし稀に番号が悪用されることもあるので、電話をかけることがNGだと考えてください。
架空の買取業者か?ネットで電話番号や古物商許可番号を検索
車買取のチラシに記載されている業者なのですが、大抵は架空の買取業者だったりします。また中古車買取業者は古物商の許可を得る必要があるのですが、中にはそうした許可番号も記載しているケースもあるでしょう。
そのためチラシを見ただけでは、本当の業者と思うかもしれません。しかしここでネット検索をしてみてください。
- 古物商の許可番号で業者名がでてこない
- 会社名を検索して公式サイトが表示されることがない
などのようなことがあります。どちらも適当に記載されているものなので、上記のような結果になるのです。
仮にどちらも出ていたという場合は、営業している買取業者でしょう。ただこうしたチラシを利用するような業者は、悪質な営業をしていることが多いです。
【注意】同名の会社が見つかってもチラシと詳細内容が異なる場合も
怪しい車買取のチラシがあったとして、その会社名などで検索をしたとしましょう。その場合でも安易に信じてしまうのはよくありません。たまたま同じような名称だったなどのケースがあるからです。
そうした場合は、詳細を見てみるといいでしょう。
- チラシにある電話番号とウェブサイトにある番号が違う
- 社名が似通っているだけで細かくは違う
- 古物商許可番号が違っている
などのように詳細が違うことがほとんどです。
車の盗難防止対策7つを紹介
次に車買取のチラシが挟まれていた時に、車の盗難を避けるためにはどんな方法があるのかを確認しておきましょう。具体的な方法を知ることで、盗難されるリスクを減らせるはずです。
【対策①】ハンドルロック(ステアリングロック)を装着
車の盗難で効果的だとされるのがハンドルロックです。ステアリングロックとも呼ばれるもので、最近の車であればどの車種であっても、標準で搭載されている防犯機能のことです。
エンジンを止めてキーを抜いた上で、ハンドルを動かすとカチッと音がなります。これがハンドルロックの機能です。この状態であれば、仮にキーシリンダーを壊してエンジンを動かせたとしても、ハンドルが動かなくなります。
そのため盗難ができなくなるのです。ただ一部の窃盗団には意味がないそうですが、大抵の場合はハンドルロックがあると窃盗未遂ですむでしょう。またカー用品店で売っている、バー式の汎用ハンドルロックもおすすめです。
長時間駐車する場合、このバー式の汎用ハンドルロックをしていると、防犯意識が高いので盗難されにくくなるでしょう。
【対策②】スマートキーを電波遮断ポーチでリレーアタック対策
近年車の盗難で使われるのがリレーアタックです。これはスマートキーが発信する電波を、リレー方式で自動車までつないでロックを解除する方法です。スマートキーは便利なのですが、この対策は必須とも言えるでしょう。
リレーアタック対策に効果的だとされうのが電波遮断ポーチです。このポーチの中にスマートキーを入れておくと、勝手に発信される電波を遮断してくれます。その結果としてリレーアタックの対策となるのです。
- 1000円~3000円程度で購入できる
- デザイン・大きさなどが選べる
ネット通販でも簡単に購入できますし、安価なものも少なくありません。そのためスマートキー搭載の車なら、この電波遮断ポーチを利用するといいでしょう。
【対策③】駐車する場所を変更
怪しげなチラシが車に挟まっている場合、駐車する場所を変えるのも1つの方法でしょう。例えばこれまでは人目につきにくい場所にある駐車場であったのなら、人目につきやすい場所に変更するなどです。
- 防犯用の設備がある駐車場にする
- 人通りの多い場所の駐車場にする
などのように駐車場所を変えるだけでも対策になるでしょう。ただなかなか駐車場所を変更できないケースもあります。その場合は別の方法で対策をしてください。
【対策④】監視カメラや警報機など防犯装置を設置
車が盗難される対策として王道なのが、防犯装置を設置することです。
- 監視カメラを設置する
- 警報機をつける
- ドライブレコーダーをセットする
- センサーライトを設置する
- GPSトラッカーを設置する
- 盗難防止ステッカーを貼る
などのようなものが代表的でしょう。監視カメラの設置はかなり効果的なのですが、費用もそれなりにかかってしまいます。そのため費用がないのなら、安価なダミーカメラを利用してもいいです。
これらのグッズを使う本当の意味は、盗難を警戒していると窃盗団に思わせることにあります。
先述したように窃盗団としても、リスクの高い車よりも無警戒な車を選びます。そのため警戒していると思わせるだけでも、効果が期待できるのです。
【対策⑤】車のボディカバー
青空駐車場などを利用しているのなら、ボディカバーを使うのも車の盗難に効果的だと言えるでしょう。ボディカバーをつけることで、盗難の防止だけではなく様々メリットがあります。
- 車種がわからなくなるので盗難されにくくなる
- 保管中の紫外線避けや埃避けになる
- 車の汚れ防止にもなる
などのようなメリットがあるので、屋外の駐車場を利用しているのなら盗難対策以外にも意味が出てきます。
【対策⑥】警察署に相談
車の盗難対策としては警察署に相談するのも大切です。
- 住民相談係に連絡をする
- 付近で頻繁にチラシの被害があると話がスムーズに進む
警察としても車の窃盗団というのは大きな案件です。そのため情報の提供は多いほど喜ばれるので、警察署に立ち寄れないとしても電話で相談くらいはしておくといいです。
【対策⑦】盗難保険に加入済み?車両保険をチェック
どんなに車の盗難対策をしたとしても、大掛かりな窃盗団に狙われてしまうと個人ができる対策では間に合わないこともあります。
そのため自分の愛車が盗難されやすい車種なら、盗まれた後のことも想定しておくべきです。ちなみに車の盗難については、任意保険における車両保険で対応できます。
ただ車両保険にはエコノミータイプなどもあるので、自分が加入している保険が盗難に対応しているかどうか確認くらいはしておいてください。
車買取チラシまとめ
車買取のチラシについての情報をまとめると、以下の通りです。
- チラシが盗難とは無関係だとは言い切れない
- 防犯カメラやハンドルロックなど様々な防犯対策がある