車売却時に保険はどうする?正しい手続き方法と損しない全知識【まとめ】

保険について説明する男性

車売却時には様々な手続きを要しますし、自動車保険の手続きを後回しにすると損をしてしまう可能性が高くなります。

自動車保険においては自賠責保険と任意保険がありますが、これらは全く異なる保険なので注意しなければいけません。買い替えや廃車など、車売却の方法によっても保険の最適な手続きは切り替わります。

車売却時に自動車保険はどうするべきなのか?車売却の前に知っておきたい自動車保険の正しい手続き方法と損しない手順を徹底解説します。

2024年 1025

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目次

車売却時の保険はどうするのがベスト?損しないための全知識

スマホとパソコンを使う人

車売却時には自動車保険をどうする?これを簡単にまとめると以下の通りになります。

ポイント① 自賠責保険の手続きは基本的にディーラーや車買取店で代行してもらえる
ポイント② 車を廃車する場合に限り、自賠責保険の解約手続きを行える
ポイント③ 任意保険は車の売却方法に応じて必要となる手続きが決まる
ポイント④ 任意保険の手続きには車両入替手続きや保険中断手続きのほか、解約手続きがある

車売却後に自賠責保険の更新ハガキが届いても、売却した車の自賠責保険料を払う必要はありません。

任意保険では保険料の割引率にかかわる等級が存在するため、車売却時には等級の扱いを慎重に検討しましょう。

【前提】自動車保険には”自賠責保険”と”任意保険”がある

机に置かれたPC

自動車保険には、車の所有者に加入が義務付けられている「自賠責保険」と任意で加入可能な「任意保険」の2種類があります。自賠責保険の補償範囲は以下の対人賠償に過ぎず、補償範囲に該当しない損害額は自己負担を避けられません。

  • 傷害
  • 死亡
  • 後遺障害

自賠責保険における保険金の支払限度額は、傷害と死亡がそれぞれ120万円と3,000万円で、後遺障害は75万円から4,000万円です。

自家用乗用自動車と軽自動車で自賠責保険の保険料には差が見られるものの、保険会社にかかわらず保険料の設定は変わりません。

これに対して、保険会社が提供する任意保険の補償範囲は多岐にわたり、代表的な補償内容は以下の通りになっています。

任意保険の補償内容
  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 人身傷害保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 車両保険
  • 無保険車傷害保険

任意保険の補償内容は多種多様に用意されていますし、任意保険は自賠責保険の補償範囲以外にも対応しています。万一の事故にしっかり備えたいのであれば、任意保険への加入が必要不可欠な手順になるでしょう。

損しない車売却時の保険手続き方法

タブレットで計算するビジネスマン

車の買い替えを予定せずに車売却だけを行う場合と、買い替えを目的にした車売却では、損しない保険の手続き方法が異なります。

家族や友人に車を譲るケースのほか、車を廃車にするケースでも実践すべき保険の手続きは変化するので注意しましょう。

損しない車売却時の保険手続き方法一覧

【ケース1】車売却のみ・次の車予定なしの手続き(保険中断手続き)

窓口の男性

車買取店に車売却のみを行って、新しい車を購入する予定が無いのなら、自賠責保険の手続きは車買取店に任せる方法で問題ありません。車の名義変更を実行する車買取店は、自賠責保険の未経過分を車の査定額に加算する形で処理してくれます。

自賠責保険の手続きは心配せずに済みますが、任意保険では保険中断手続きと解約手続きが必要になります。任意保険の保険中断手続きは、将来的な車の購入に備え、保険会社から中断証明書を発行してもらう手続きです。

中断証明書を発行すると最大10年間は任意保険の等級が保存されますので、再び任意保険に加入するときに等級を引き継ぐことができます。

ONE POINT
任意保険では満期こそありますが、トラブル防止のため、保険中断手続きの後には保険会社に連絡して任意保険の解約手続きも実践してください。
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【ケース2】車を買い替えるときの手続き(車両入替)

自動車の契約を説明する男性

車の買い替え時における自賠責保険の手続きは、車売却時と同じく車買取店の代行によって完了します。自賠責保険の手続きは自分で行う手間がかからない一方で、任意保険では車両入替手続きを進めなくてはいけません。

車両入替手続きは、任意保険の等級を新しい車に引き継ぐのみならず、新しい車に任意保険の契約車両を移行する手続きです。

保険会社へ連絡をしたうえで書面を郵送したり、インターネット上で申し込んだりすることで、任意保険の車両入替手続きは進みます。

任意保険の車両入替手続きを行う場合には、以下の内容が注意点としてあげられます。

  • 保険会社に応じて手続きの猶予期間が決まっている
  • 入替前の車を廃車・譲渡・返還のいずれかで手放すことが必須条件になっている
  • 新しい車の用途や車種によっては車両入替手続きを行えない
  • 車両入替手続きで車の車種が変更した場合には保険料も変更される可能性がある

車両入替手続きではいくつか条件が定められていますから、車の買い替え前には条件を見極めておく手順が欠かせません。

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【ケース3】車を家族や友人に譲る手続き

家族に対して営業する男性

車買取店への車売却ではなく、車を家族や友人に譲る場合にはどうする?まずは自賠責保険の名義変更が不可欠です。自賠責保険の名義変更をしておかないと、自賠責保険の満期通知は元の所有者に届いてしまいます。

保険会社に出向く手間を避けられませんが、自賠責保険の名義変更に要する書類は以下の3点しかありません。

  • 自賠責保険証明書
  • 自賠責保険承認請求書
  • 譲渡する意思が確認できる書類

自賠責保険承認請求書は保険会社で入手できますし、譲渡する意思が確認できる書類には名義変更後の車検証などを使えます。

自賠責保険の名義変更は譲渡人と譲受人のどちらでも手続き可能なので、車を譲る家族や友人に手続きを頼むのも方法のひとつかもしれません。

任意保険においては、車を譲った後の予定にあわせて車両入替手続きのほか、保険中断手続きや解約手続きを選べます。
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【ケース4】車を廃車にする手続き(自賠責保険の還付手続き)

タイヤ交換の作業中

車を手放して廃車にするのなら、自賠責保険の解約手続きと自賠責保険の還付請求を行えます。廃車で自動的に自賠責保険の還付を受けられるわけではなく、手続きが遅くなれば損も発生するので気をつけてください。

自賠責保険の解約手続きは、保険会社の営業店で受け付けられていて、解約手続きに必要な書類は以下の通りです。

  • 自賠責保険証明書
  • 自賠責保険承認請求書
  • 廃車などの確認書類

必要書類を提出した日から起算した返戻金が、保険契約者本人の口座に振り込まれる流れになります。廃車では自動車税や自動車重量税も還付されますから、運輸支局に還付申請書を送付する手順も忘れてはいけません。

車を譲渡した場合と同様に任意保険の手続きとしては、車両入替手続きのほか、保険中断手続きや解約手続きを活用できます。

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車売却時に損しない!必ずチェックすべき2つの保険内容

メモにチェック

車売却時の名義変更で自賠責保険料は戻ってきますが、任意保険の解約返戻金は車売却時に手続きしないと無駄に支払う結果となります。

損しないためには果たしてどうする?車売却時に必ずチェックすべき自賠責保険料の還付と任意保険の解約返戻金を順に解説します。

必ずチェックすべき2つの保険内容

1.自賠責保険料が還付されているかチェック

残りの契約期間 普通自動車 軽自動車
1ヶ月 0点(0円) 0点(0円)
2ヶ月 0点(0円) 0点(0円)
3ヶ月 1点(1,000円) 1点(1,000円)
4ヶ月 2点(2,000円) 2点(2,000円)
5ヶ月 3点(3,000円) 3点(3,000円)
6ヶ月 4点(4,000円) 4点(4,000円)
7ヶ月 5点(5,000円) 4点(4,000円)
8ヶ月 6点(6,000円) 5点(5,000円)
9ヶ月 7点(7,000円) 6点(6,000円)
10ヶ月 8点(8,000円) 7点(7,000円)
11ヶ月 9点(9,000円) 8点(8,000円)
12ヶ月 10点(10,000円) 9点(9,000円)
13ヶ月 11点(11,000円) 10点(10,000円)
14ヶ月 11点(11,000円) 11点(11,000円)
15ヶ月 12点(12,000円) 12点(12,000円)
16ヶ月 13点(13,000円) 13点(13,000円)
17ヶ月 14点(14,000円) 14点(14,000円)
18ヶ月 15点(15,000円) 14点(14,000円)
19ヶ月 16点(16,000円) 15点(15,000円)
20ヶ月 17点(17,000円) 16点(1,6000円)
21ヶ月 18点(18,000円) 17点(17,000円)
22ヶ月 19点(19,000円) 18点(18,000円)
23ヶ月 20点(20,000円) 19点(19,000円)
24ヶ月 21点(21,000円) 20点(20,000円)

車売却時に自賠責保険は解約できませんが、一般的に車買取店は車の査定額に上乗せする形で上記の表のとおりの自賠責保険料の還付を行ってくれます。

自賠責保険料は車検証の有効期間分を前払いするため、車検前に車を売却すれば未経過分の還付につながります。

未経過分はJAAIの規定で加点として扱われ、3か月以上でプラス査定を期待できます。車買取店の中には自賠責保険料の還付を査定額に含めないところも見られますから、車査定では還付されているかどうかを確かめましょう。

2.任意保険の途中解約に伴う保険料の返戻金

経過期間 短期率
7日まで 10%
15日まで 15%
1ヶ月まで 25%
2ヶ月まで 35%
3ヶ月まで 45%
4ヶ月まで 55%
5ヶ月まで 65%
6ヶ月まで 70%
7ヶ月まで 75%
8ヶ月まで 80%
9ヶ月まで 85%
10ヶ月まで 90%
11ヶ月まで 95%
12ヶ月まで 100%
ATTENTION
解約返戻金=年間保険料×(1-短期率)で計算します。

契約の途中解約では違約金を請求されたりしますが、任意保険を途中解約しても違約金は発生しません。任意保険の途中解約においては、違約金どころか保険料の返戻金を受け取ることができます。

もちろん任意保険は過去に遡って解約できませんので、車売却時に解約手続きを怠ると解約返戻金が減少してしまいます。

車売却後には任意保険の早急な解約手続きを要しますが、任意保険の等級を保存したいときには保険中断手続きを優先しなければいけません。

まとめ

保険について説明する男性

車の所有者に加入が義務付けられている自賠責保険は、支払限度額の限られた対人賠償のみが補償範囲の自動車保険です。車売却時には自賠責保険の名義変更をディーラーや車買取店が代行しますし、自賠責保険は車の廃車時にのみ解約手続きを行えます。

任意で自由に加入できる任意保険は、自賠責保険と比べて補償内容が多種多様な特長を持った自動車保険になっています。車売却時に使える任意保険の手続きには、車両入替手続きに加えて、保険中断手続きや解約手続きがあります。

任意保険は途中解約で返戻金を得られますから、車売却を果たした後には車両入替手続きもしくは解約手続きを欠かさず実践しましょう。

この記事を書いた人

「もっと価値を見つける」をテーマに自動車の買取現場に立ち会い数多くの交渉を経験。現在は自動車買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら車売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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