- ガリバーのクレームガード保証について
中古車買取の大手であるガリバーには、クレームガードという保証があります。いざというときのために利用を考えている人もいるかもしれませんが、ガリバーを利用する目的によっては特に必要ないサービスかもしれません。
クレームガード保証が絶対必要になるわけではなく、入った方が良い場合は限られているでしょう。では詳しく知らない人のためにどのような場合に入れば良いのか、そもそもどのような内容のサービスなのかについて紹介します。
【先に結論】クレームガード保証は必ずしも必要ではない
クレームガード保証に入ることは強制ではないため、入りたくないと思うのではあれば無理に入る必要はないでしょう。ただし以下のような状況から、ガリバーの一部の店舗では入る必要があるようです。
- クレームガード保証を提案することがガリバーの接客マニュアルとして決まっている
- クレームガード保証に入ることを買取サービスの利用条件としている店舗もある
どの店舗を利用しても提案されることが基本となるため、簡単な話だけは聞いておきましょう。その上で魅力や興味を感じないのであれば断れば良いですが、強制的に加入を求められる店舗もあるため事前に確認しておきましょう。
入ることを断った場合、買取サービスそのものが利用できないこともあります。サービスそのものが利用者ではなく、ガリバー側の都合のためにあるのかもしれません。
そもそもクレームガード保証とは?意味は『後のトラブル回避』
クレームガード保証の特徴をまとめると、以下の通りです。
- 車の引渡し後に事故修復歴や故障などが見つかった場合に適用される
- トラブルが起きても保証料を支払っていれば賠償を請求されなくなる
- 保証期間は7ヶ月間
- 輸入車でも対応してもらえる
要するに引き渡し後に車の状態に関するトラブルがあり賠償を請求されることになっても、そうなる心配がなくなるのです。後のトラブル回避のためのサービスではありますが、業者が丸儲けするためのオプションとも言えます。
このようなサービスが誕生するまでは、買取後に見つかった見落としなどの損失は業者が負担するのが一般的だったためです。
ガリバーのクレームガード保証内容と保証料(金額は消費税込み)
売却金額 | 車種 | 保証料 |
---|---|---|
10万円まで | ・国産 ・車輸入車 | 4,900円 |
10万円から20万円まで | 国産車 | 5,900円 |
10万円から20万円まで | 輸入車 | 6,900円 |
50万円から100万円まで | 国産車 | 9,900円 |
50万円から100万円まで | 輸入車 | 14,900円 |
このように売買金額が高くなるにつれて保証料も高くなり、国産車の方が安くなります。
ビッグモーターのクレーム安心保証内容と保証料(金額は消費税込み)
売却車種 | 保証料 |
---|---|
軽自動車 | 1万円 |
売却金額100万円未満の普通車 | 1万円 |
売却金額100万円以上の普通車 | 2万円 |
輸入車 | 3万円 |
車種によって保証料が変わりますが、輸入車になると高くなるのは同じです。またガリバーには7ヶ月間という保証期間があるのに対し、ビッグモーターは一生涯保証となります。
クレームガードに入るべきは『中古車購入の場合(修復歴の可能性)』
引き渡し後に車の状態が悪ければ責任を問われるため、新品同様で状態の良い車を出すのであれば問題ないでしょう。しかし中古車購入の場合、以下のようなポイントからクレームガード保証に入ると良いでしょう。
- 瑕疵担保責任が発生しやすい
- 自分の前の持ち主にある責任まで追及される場合もある
買取時には査定が行われますが、そのときに申請しなかった不具合が後で見つかった場合に瑕疵担保責任が発生します。新品よりも誰かに使われ続けていた中古車の場合、見えない部分に不具合が潜んでいるかもしれません。
トラブルは嫌!そんな方は保険のためにクレームガード保証もアリ
後からトラブルとなって気持ちの良い取引ができなくなってしまうのであれば、保険としてクレームガード保証に入っても良いでしょう。自分では注意していたつもりでも、後になってから不具合が見つかることがあるかもしれません。
プロの査定スタッフは車の状態を細かくチェックし、一度の査定では発見できなかった不具合を見つけるかもしれません。後になってこちらからクレームを入れても話がまとまらない場合もあるため、念のために入るのは良いでしょう。
クレームガード保証を実際に利用した人の口コミ&評判
ガリバーに車査定したらしつこすぎで笑えたwしかも「クレームガード」とか入れとかもうねw
— 村田 公三 (@yamaha_Freak) 2009年10月2日
ガリバーのクレームガード保障ガリバーで先日査定をしてもらった際に、クレームガード保障の保険に入るかどうか聞かれました。これは、オークションに出して、その際の車両… http://bit.ly/ekXA33
— Q&A集約サイトiQuestion (@iquestionjp) 2011年1月6日
ガ○バー:業界No1らしい。対応と説明は丁寧だったが、少々強引さが目立つ。価格を提示してこないのに、取引して欲しいと食い下がってくるので、気が弱い人は注意。交渉事が好きな人なら、楽しい時間が過ごせる。クレームガードという制度がある。が、これは必要なのか??
— しょーへー (@shohei_s) 2010年1月18日
クレームガード保証を必ず聞いた方がいいです。他社より査定額が多くても、クレームガード保証で払うのでマイナスになる事もあります!
— まつもとあきひろ (@chanma815) 2019年5月17日
クルマ売る人は知っておいた方がいい、ガリバーのクレームガード補償。査定時に車をろくに見ず、他社より3万ほど高い査定額を提示、契約時に将来の買取手からクレームが出た場合賠償責任が生じるから、それを回避するための保障金3万ほど頂きますという仕掛け。
— Tatsuya_SR (@Tatsuya_SR) 2013年2月21日
新車購入の場合はクレームガード保証は必要なし
上記した通り中古車購入ではトラブルとなりやすいかもしれませんが、以下のような理由からクレームガード保証は必要なしと言えるでしょう。
- 新車に近い状態で不具合を感じないのであれば瑕疵担保責任を問われる可能性が低い
- 保証料だけがかかり損となる
- 不具合を見落とした業者側の責任を問える場合もある
そもそも不具合がなければ瑕疵担保責任を問われることはなく、その不具合を見つけられない責任は業者側にもあるのではないでしょうか。
ガリバーのクレームガード保証まとめ
ガリバーのクレームガード保証についてまとめると、以下の通りです。
- クレームガード保証は必ずしも必要ではない