この記事では、2021年の国産人気車ランキングを掲載しています。
ランキングは、日本自動車販売協会連合会による2021年度8月の新車販売台数(「乗用車ブランド通称名別順位」)、全軽自協の「軽四輪車通称名別新車販売確報」を基に作成しています。
さらには中古車情報サイトである「グーネット中古車」や「価格.com」の人気中古車ランキングも合わせて紹介したいと思います。
軽自動車ランキング
前軽自協による「2021年8月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」を基にランキングを作成すると以下のようになります。
- 【第1位】 ホンダ N-BOX
- 【第2位】 スズキ スペーシア
- 【第3位】 ダイハツ タント
- 【第4位】 スズキ ハスラー
- 【第5位】 ダイハツ ムーヴ
- 【第6位】 スズキ ワゴンR
- 【第7位】 ダイハツ タフト
- 【第8位】 日産 ルークス
- 【第9位】 ダイハツ ミラ
- 【第10位】 スズキ アルト
- 【第11位】 ホンダ N-WGN
- 【第12位】 日産 デイズ
- 【第13位】 三菱 eK
- 【第14位】 スズキ ジムニー
- 【第15位】 トヨタ ピクシス
第1位のホンダ N-BOXについては8月に13229台、2位のスペーシアは9300台なので、大きな差をつけて堂々のトップです。
第1位から第5位までの車種の詳細情報を今から紹介します。
2024年「軽自動車ランキング」
「2024年4月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報」の結果は次の通りです。
1位 | N-BOX |
2位 | スペーシア |
3位 | ハスラー |
4位 | ワゴンR |
5位 | アルト |
6位 | デリカミニ/eK |
7位 | ルークス |
8位 | ミラ |
9位 | ジムニー |
10位 | デイズ |
【第1位】 ホンダ N-BOX
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ホンダ N-BOX | ~220万円 | 120~205万円 |
ホンダのN-BOXは人気の軽自動車で、新車の軽自動車の販売台数ランキングでも4年連続ナンバーワンを獲得しています。車内空間が広く、大人でもゆったり寛げるスペースが確保されています。
高剛性ながら極細のフロントピラーを採用し、広い視界で見晴らしのいい運転ができるのもポイント。デザインについては性別や年齢に関わらず好まれるような印象を持っています。
【第2位】 スズキ スペーシア
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
スズキ スペーシア | ~245万円 | 122~195万円 |
スズキのスペーシアは軽トールワゴン。「ザ・かぞくの乗りもの」というキャッチフレーズを掲げており、広くて使いやすい空間、低燃費な走り、先進の安全装備の充実など、ファミリー層のニーズに応えてくれる一台です。
売れ行き好調で、軽自動車の新車販売台数ランキングにおいても上位にランクインしています。2021年5月の結果でいえば1位がホンダのNーBOX、つづく2位がスペーシアとなっています。
【第3位】 ダイハツ タント
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ダイハツ タント | ~248万円 | 100~200万円 |
ダイハツのタントは背の高い軽トールワゴンで、ゆったりした車内空間がポイントです。「開け閉めスムーズ、乗り降りカンタン、車内移動ラクラク」のミラクルウォークスルーパッケージをコンセプトに、実用性にこだわっています。
子育て中の方や年配の方がいるファミリー層におすすめの一台です。予防安全機能「スマートアシスト」による安全性能もしっかり搭載。
【第4位】 スズキ ハスラー
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
スズキ ハスラー | ~235万円 | 105~182万円 |
スズキのハスラーはクロスオーバーSUVタイプの軽自動車。アウトドア派や雪道などの路面を走る機会が多いユーザーが想定されているので走りはパワフル。かっこよさを感じられるかわいいデザイン性を持っています。
ボディーカラーは2トンカラーとモノトーンカラーから選べ、女性好みのカラーリングも充実しています。内装も、オレンジやデニムブルーの色を使った遊び心のあるおしゃれなデザインになっています。
【第5位】 ダイハツ ムーヴ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ダイハツ ムーヴ | ~171万円 | 80~180万円 |
ムーヴはムーヴカスタム、キャンバスなどシリーズ化されています。前軽自協による新車販売確報ではシリーズすべての車種が合算された数値です。
ムーヴのなかで人気が高いのが「ムーヴキャンバス」。二色のストライプスカラーが特徴的なデザインです。
カラーについてはモノトーンもあって選べる幅が充実しています。車内空間が広々としているのもポイント。両側スライドドアで、電動で開くタイプ。
パワフルなのに低燃費な先進の「TOPAZ NEOエンジン」を搭載。衝突警報機能や事前ブレーキなど安全性能もしっかり装備されています。
普通車総合人気ランキング
日本自動車販売協会連合会のデータでは、50位までの販売台数が出ていたのでまとめてご紹介します(2021年度8月)。
第1~10位 | 第11~20位 | 第21~30位 | 第31~40位 | 第41~50位 |
---|---|---|---|---|
ヤリス トヨタ | セレナ 日産 | ランドクルーザーW トヨタ | クラウン トヨタ | CX-30 マツダ |
ルーミー トヨタ | ヴォクシー トヨタ | パッソ トヨタ | CX-5 マツダ | エスクァイア トヨタ |
アクア トヨタ | フィット ホンダ | キックス 日産 | フォレスター スバル | クロスビー スズキ |
ノート 日産 | RAV4 トヨタ | インプレッサ SUBARU | スイフト スズキ | CX-3 マツダ |
カローラ トヨタ | プリウス トヨタ | レヴォーグ SUBARU | トール ダイハツ | UX250H レクサス |
アルファード トヨタ | シエンタ トヨタ | オデッセイ ホンダ | MAZDA3 マツダ | マーチ 日産 |
ライズ トヨタ | ノア トヨタ | ロッキー ダイハツ | カムリ トヨタ | シビック ホンダ |
フリード ホンダ | ステップワゴン ホンダ | デリカD5 三菱 | シャトル ホンダ | ハイエースワゴン トヨタ |
ハリアー トヨタ | ソリオ スズキ | C-HR トヨタ | エクストレイル 日産 | ロードスター マツダ |
ヴェゼル ホンダ | MAZDA2 マツダ | リーフ 日産 | CX-8 マツダ | ジムニーワゴン スズキ |
コンパクトカーを中心にSUVやミニバンが上位を占めています。これらのボディタイプはここ最近の人気タイプなので、それが顕著に出ている結果です。メーカーで見ると、やはりトヨタが強いです。
もし新車でお得な価格にこだわるなら、あえて人気車種を外すというのも手です。売れていない車種はデザインがダサいとか、性能面で問題があるといったことでもありません。
せっかく良い車なのに販売戦略が失敗して売れなかったというケースも珍しくありません。人気車種と類似のデザインを持ち、走行性能や安全性能でも高い水準の車種はたくさんあります。
そういった車種なら、車自体も価格も満足度の高い車が見つかることがあるのでリサーチしてみるといいでしょう。では今からボディタイプごとのランキングを見ていきましょう。
2024年「普通車ランキング」
2024年度4月の新車販売台数「乗用車ブランド通称名別順位」は次の通りです。
1位 | ヤリス |
2位 | カローラ |
3位 | シエンタ |
4位 | ヴェゼル |
5位 | アルファード |
6位 | ノート |
7位 | ヴォクシー |
8位 | セレナ |
9位 | ノア |
10位 | ハリアー |
コンパクトカー・小型車ランキング
コンパクトカーは大きすぎず小さすぎずのちょうど良いサイズ感で運転しやすく、車内も広々としていて快適です。燃費も良い。リーズナブルな価格帯も人気の理由の一つでしょう。
ランキングではトヨタ車が上位を占めています。ヤリスは2020年にフルモデルチェンジしました。ルーミーはトールワゴン型の高さに余裕を持たせたコンパクトカーです。
アクアやノート、フィットあたりはコンパクトの定番車種といえるでしょう。選択肢が多いので、自分好みの一台を見つけやすいです。
【第1位】 ヤリス トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ヤリス トヨタ | ~335万円 | 140~252万円 |
2020年に登場したトヨタのヤリス。売り上げは好調で、新車の販売台数においては上位をキープしています。
2021年には欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、デザインや安全・走行性能、環境性能など総合的なバランスの良さが評価されています。
【第2位】 ルーミー トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ルーミー トヨタ | ~255万円 | 146~209万円 |
トールワゴン型のコンパクトカーで、視界が良く扱いやすいと評判です。パワースライドドアが標準装備、乗り降りしやすい低床で、子どものいるファミリー層にもおすすめです。
小回り性能も軽自動車に匹敵するので、ちょっとした買い物などにも便利です。
【第3位】 アクア トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
アクアトヨタ | ~290万円 | 169~261万円 |
トヨタのアクアは5ナンバーサイズのコンパクト型ハイブリットカー。プリウスをベースとしたデザインで、落ち着きのあるかっこよさを備えています。
環境性能については、「世界トップクラスの低燃費」を謳っており、2013年には国土交通省が発表した「燃費の良い乗用車ベスト10」で普通・小型車部門で1位になっています。燃費重視の方にぴったりの一台です。
【第4位】 ノート 日産
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ノート 日産 | ~295万円 | 124~281万円 |
2016年末のフルモデルチェンジでハイブリッドモデルの「e-Power」が追加され、2020年の3代目となるノートではe-Powerのみで販売されています。静寂性が向上し、走行性能の評判も良いです。
内装ではスマホのワイヤレス充電器をオプションとして装備できるなど、快適なドライブへのこだわりがさらに磨かれている印象です。
【第5位】 フィット ホンダ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
フィット ホンダ | ~248万円 | 107~286万円 |
フィット ハイブリットは2代目フィットをベースとし2010年に登場、2020年に4代目フィットへの入れ替えに伴って販売が終了しています。
4代目のフィットにもハイブリットモデルが設定され、Hondaのコンパクトカーで初となる2モーター方式を採用、名前は「フィットe:HEV」となりました。視界、座り心地、乗り心地、使い心地を追求しているのが特徴です。
SUVランキング
現在最も勢いのあるボディタイプといえばSUVでしょう。若いドライバー層やアウトドア派を中心にトレンドとなっており、かっこいい車のイメージがすっかり定着しています。
トヨタのライズは2019年と比較的新しく誕生した小型のSUV車です。新しい車種であることのほか、コンパクトで乗りやすい大きさであることも人気に影響しているかもしれません。ただ、第2位のハリアーは大型のSUV車で、高級車として有名です。
ヴェゼルはミドルサイズの車種で、ホンダの世界戦略SUVとして販売されています。2019年の車名別世界販売台数では14位を記録しており、世界的にも人気が高いです。
【第1位】 ライズ トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ライズ トヨタ | ~315万円 | 168~228万円 |
トヨタのライズは2019年から発売された小型クロスオーバーSUVです。ライズはダイハツと共同開発された車で、ダイハツではロッキーとして販売されています。
幅広いドライバー層から人気が高く、売り上げも好調な注目の車種です。
【第2位】 ハリアー トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ハリアー トヨタ | ~560万円 | 239~465万円 |
トヨタの高級クロスオーバーSUVであるハリアー。SUVに高級感を求めた先駆的な車種で、世界的にも人気があります。初代は1997年に登場、現在、4代目(2020年~)となりました。
ガソリン車だけでなく、ハイブリット車があります。ハイブリット車についてはE-Fourという電気式4WDシステムと2WDが設定されています。
【第3位】 ヴェゼル ホンダ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ヴェゼル ホンダ | ~350万円 | 187~361万円 |
3代目フィットをベースに開発された小型SUVのヴェゼル。海外ではHR‐Vという名で販売されています。クーペの丸みをもつ特徴的なデザインのSUV車で、広々とした車内空間、高い走行性能を備えています。
2021年よりフルモデルチェンジを行い2代目になると発表されました。
【第4位】 RAV4 トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
RAV4 トヨタ | ~510万円 | 128~402万円 |
RAV4はトヨタのクロスオーバーSUV。初代はコンパクトサイズでしたが、海外のニーズによって2代目以降は3ナンバーのサイズとなりました。4代目は海外のみでの販売でしたが、現在の5代目(2018年~)から再び日本でも売られています。
2019-2020年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するほか、2019年には世界販売台数ランキングでは3位という実績があり、売れ行きがかなり好調です。
【第5位】 ランドクルーザーW トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ランドクルーザーW トヨタ | ~995万円 | 435~800万円 |
世界的にも高い評価を受けているランドクルーザー。高級大型クロスカントリー車で、1951年に登場、ランドクルーザーという車名は1954年から始まりました。ランドクルーザーには様々なシリーズがありますが、現行モデルは2007年からの200系です。
駆動システムにはマルチテレインセレクトが採用されています。これは路面状況に適した駆動力を4輪に最適に配分するシステムです。見た目のかっこよさといい、走行性能といい、どこをとっても高品質の一台です。
ミニバン・ファミリーカーランキング
若いファミリー層を中心に人気のあるミニバン。
売れ筋をみると、他のボディタイプよりはメーカーが散っている印象で、第1位からトヨタ、ホンダ、日産車と続いています。
アルファードは大型ミニバンで、高級感を追求し、トヨタのミニバンのなかでは最上級に位置します。価格帯も決して安くはないアルファードですが、乗用車の総合ランキングでも第6位という販売台数です。
一方、2位のフリードはコンパクト型のミニバン。運転しやすいサイズなので、ミニバンが欲しいけどミドルサイズでは大きすぎるという人や、夫婦で共用することを想定してちょうどいい車を選びたい人などにニーズが高いのでしょう。
【第1位】 アルファード トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
アルファード トヨタ | ~1270万円 | 265~761万円 |
アルファードは大型LLクラスのミニバン。2015年から3代目となり、高級性がさらに追求されています。グリルセンター部の突き出しや階段形状の造り込み、縦基調を強調したメッキ加飾など、ダイナミックなデザインが特徴です。
インテリアについても木目調加飾の刷新や上質なシートなどこだわりのラグジュアリー空間となっています。とにかく広々としたゆったり空間を備えているので、大型ミニバンが欲しい方はまずアルファードがおすすめです。
【第2位】 フリード ホンダ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
フリード ホンダ | ~295万円 | 164~297万円 |
コンパクトミニバンのフリード。ヴォクシーやセレナのようなミドルサイズでは少し大きすぎるというドライバーをターゲットに開発されました。シンプルさが追求されたデザインにより、おしゃれな印象を備えています。
運転しやすく、気軽に乗れるミニバンなので普段の買い物や子どもの送り迎えにもぴったりです。先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」は全タイプ標準装備されています。
【第3位】 セレナ 日産
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
セレナ 日産 | ~410万円 | 135~419万円 |
5ナンバーのMクラスミニバンであるセレナ。2016年よりフルモデルチェンジして5代目となりました。外観は新世代のグローバルデザインランゲージを導入、フロントグリルに新世代の日産のデザインの象徴である「Vモーション」が採用されています。
1列目から3列目までゆったり座れる車内空間が特徴です。全方位運転支援システムである360°セーフティアシストが全車標準装備されているので高い安全性能も備えています。
【第4位】 ヴォクシー トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ヴォクシー トヨタ | ~440万円 | 189~344万円 |
5人・8人乗りのミニバンで、姉妹車であるノアと同時発売されたヴォクシー。クールなデザインで、若いファミリー層を中心に人気があります。
低燃費はもちろんのこと、エンジンとモーターによるスムーズな加速性能、低重心化、静粛性の向上など優れた走行性能も備えています。視界がよく運転もしやすいので、例えば夫婦どちらも運転する場合などにも安心して使えるでしょう。
【第5位】 ノア トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ノア トヨタ | ~385万円 | 189~344万円 |
ノアは5ナンバーのミニバンで、姉妹車であるヴォクシーとともに2001年に登場しました。
ヴォクシーはクールなデザインで若年層を中心に人気を集めていますが、それに対してノアはやや落ち着きのあるデザインとなっており、幅広いドライバーに好まれるデザインとなっています。
いかにもミニバンらしい厚みある箱型のフォルムやデザインで、2014年の3代目となってから室内高が60mmアップしたことで、さらに広々とした空間が確保されています。
セダン・ステーションワゴンランキング
ここ最近、SUVやコンパクトカーの勢いに押されてすっかり存在感の薄くなってしまったセダンですが、依然、一定層のドライバーから人気があります。高級車やスポーティーなかっこいいモデルなど魅力的な車もたくさんあります。
カローラは総合販売台数でも第5位ですが、カローラシリーズ(セダン・ステーションワゴン、ハッチバック)を全て合計したものなので、このセダンランキングでのカローラ・セダンも厳密に第1位というわけでもありませんが、全体で第5位という結果からニーズが高いのは事実です。
2位のプリウスはハイブリッド車の代名詞的なセダンです。インプレッサについては5ドアハッチバックの「インプレッサSPORT」と4ドアセダンの「インプレッサG4」があります。レヴォーグについてはステーションワゴンです。
【第1位】 カローラ トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
カローラ トヨタ | ~312万円 | 78~294万円 |
昔から一定の人気を獲得し続けているカローラ。2018年より現行モデルとなり、カローラ(セダン)、カローラ ツーリング(ステーションワゴン)、カローラ スポーツ(ハッチバック)、カローラ アクシオ、カローラ フィールダーが販売されています。
カローラは5ナンバーを軸としてきましたが、現行より3ナンバー化されました。ガソリン・CVT車、ハイブリッド車は排気量を1.5 Lから1.8 Lに。
ハイブリッド車は4WD車が追加され、電気式4WDシステム「E-Four」が搭載。ガソリン・MT車はカローラスポーツと同じ自動ブリッピング機能を備えた「i-MT」となりました。
【第2位】 プリウス トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
プリウス トヨタ | ~390万円 | 189~404万円 |
トヨタのプリウスは世界初の量産ハイブリッド車として登場し、現在4代目となります。現行モデルから「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA)」 を採用、走行性能や乗り心地に定評があります。
グレードは「E」「S」「A」「Aプレミアム」で、Eを除いて4WDの選択が可能。低燃費で、運転しやすく、スマートなデザインのセダンで、人気のセダンといえばまずはこの一台といえるでしょう。
【第3位】 インプレッサ SUBARU
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
インプレッサ SUBARU | ~3300万円 | 101~593万円 |
スバルのインプレッサは5ドアハッチバックである「インプレッサSPORT」と4ドアセダンの「インプレッサG4」の2モデルがあります。
2016年から現行モデルとなって新世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初採用し、運転のしやすさ、安全性などが向上しました。
また、日本車で初採用となる「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備。デザインについては、スバルのデザインフィロソフィーである「Dynamic × Solid」が存分に体現された一台となっています。
【第4位】 レヴォーグ SUBARU
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
レヴォーグSUBARU | ~510万円 | 266~412万円 |
レヴォーグは2012年に登場、2020年にフルモデルチェンジを行い2代目となりました。
新デザインコンセプトとなる「BOLDER」が量産車で初採用。立体的であり、ワイドなデザインが特徴です。車室も先進的かつ上質なコクピットに仕上がっています。
視界性能が良く、ロングドライブでも疲れにくいシート設計や、運転に必要な情報をわかりやすく瞬時に伝えるメーターやアイサイトアシストモニター、各種機能や車両設定などを集約し直感的に操作できるセンターディスプレイなど安全に快適なドライブができるようなこだわりも強いです。
2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞。
【第5位】 クラウン トヨタ
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
クラウントヨタ | ~670万円 | 142~618万円 |
クラウンといえばトヨタの高級車の代名詞です。その歴史は古く、1955年に誕生し、2018年より現行の15代目となりました。
かつては中高年のドライバーをターゲット層としていましたが、このモデルから30代や40代の外車を好む若い層にも意識しつつ開発されています。
「TNGA」に基づく「GA-Lプラットフォーム」を採用して走行性能を向上。走り、デザインともにスポーティーなセダンとなりました。
ハイブリッド・プラグインハイブリッド・電気自動車ランキング
世界的にCO2など温室効果ガスの排出削減への取り組みが進められているなか、ますます注目されているのがハイブリッド車や電気自動車などのエコカーです。最近では既存の車種にハイブリッドモデルが追加されるなど選べる車種も増えてきました。
人気のエコカーについて詳しく知りたいという方は当サイト「【20選】エコカーに関心ある人必見!ハイブリッドカー人気ランキング」をご覧ください。
- 【第1位】プリウストヨタ
- 【第2位】リーフ日産
- 【第3位】RAV4 トヨタ
- 【第4位】ヴェゼルハイブリッドホンダ
- 【第5位】ヤリスクロス トヨタ
- 【第6位】フォレスタースバル
ここでのランキングは乗用車の販売台数をベースとはしていません。上記の記事内で扱ったランキングに基づいています。
売り上げだけで順位づけしているわけではないので、ランキングはあまり気にせず、どのような車種があるのか参考にしていただけたらと思います。
【第1位】 プリウス トヨタ
新車価格帯 | 189~404万円 |
---|---|
中古車価格相場 | ~400万円 |
WLTCモード燃費 | 25.4~32.1km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ハイブリッド車の代名詞であるプリウス。世界初となる量産ハイブリッド自動車として1997年に登場。2015年に4代目となっています。PHVモデルとしてプリウスPHVがあります。
低燃費化は追求され続けています。WLTCモード燃費では「Eを除く2WD車(15インチタイヤ装着車)」で30.8km/lの低燃費。
【第2位】 リーフ 日産
新車価格帯 | 274~499万円 |
---|---|
中古車価格相場 | ~430万円 |
WLTCモード燃費 | 322km(40KWHバッテリー搭載) |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | 電気自動車(EV) |
日産リーフは世界初の量産電気自動車です。2010年に登場し、世界59の国や地域で販売されています。2017年に現在の2代目となり、2019年に62kWhバッテリー搭載車「リーフe+」が発売されました。
62kWhバッテリーではWLTCモード燃費が458km。「電気自動車って、どれだけ走れるの?」と気になりますが、今や気軽に遠くまでドライブできます。
【第3位】 RAV4 トヨタ
新車価格帯 | 128~402万円 |
---|---|
中古車価格相場 | ~500万円 |
WLTCモード燃費 | 15.2~21.4km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタのクロスオーバーSUVであるRAV4。現在、エンジンはガソリンとハイブリッド、そしてPHVの3タイプが用意されています。
2018年に5代目となりました。ガソリン車、ハイブリッド、PHVの全車で「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得。
【第4位】 ヴェゼルハイブリッド ホンダ
新車価格帯 | 187~361万円 |
---|---|
中古車価格相場 | ~355万円 |
WLTCモード燃費 | 15.6~25.0km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ホンダのミドルサイズのSUVであるヴェゼル。SUVとクーペを融合させたようなデザインが特徴です。CR-Vに次ぐホンダの世界戦略SUVで、2019年の車名別世界販売台数では14位を記録。
初代モデルは2013年から2021年と長い期間で販売されていましたが、2021年にフルモデルチェンジして2代目となりました。
現在エンジンはガソリンとハイブリッドの2タイプ。ハイブリッドモデルについては2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」になり、バッテリーのセル数を増やすとともにモーターはH5型に変更、モーター出力がアップしています。ハイブリッドモデルの2WD車は燃費性能が向上し、2030年度燃費基準を達成しました。
【第5位】 ヤリスクロス トヨタ
新車価格帯 | 180~281万円 |
---|---|
中古車価格相場 | ~350万円 |
WLTCモード燃費 | 17.4~30.8km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタの小型のクロスオーバーSUVであるヤリスクロス。2020年2月のヤリスに続き、発売されました。ヤリスについては初代から3代目までヴィッツとして販売されていたコンパクトカーです。
ヤリスクロスはガソリン車とハイブリッド車が用意されています。ハイブリッドの2WDのグレード「HIBRID X」では30.8km/lと世界トップレベルの低燃費を実現しています。
「グーネット中古車」や「価格.com」の人気中古車ランキング
ここまで新車の販売台数に基づいたランキングを紹介しましたが、最後に中古車のランキングを見ていきたいと思います。「グーネット中古車」と「価格.com」を参照しています。
グーネット中古車での「人気中古車ランキング」は以下のような結果となっていました(2024年5月現在)。
- トヨタ プリウス
- トヨタ アルファード
- トヨタ ハイエースバン
新車のランキングとは様相が違っています。どちらかといえば、少し高めの価格帯の車種や高級車に人気が集まっているようで、これは中古車ならではかもしれません。
タイプ別ランキングではSUVで第1位がランドクルーザープラド、続いてハリアー、エクストレイルという順です。
ミニバン・ワンボックスではアルファード、ヴォクシー、セレナ。コンパクトではアクア、シビック、ノートと定番車種が上位を占めています。
軽自動車はタント、ジムニー、N-BOXカスタムとこちらも新車の販売台数ランキングとは全然違う結果です。
価格ドットコムの「人気中古車ランキング」では以下の通りでした(2024年5月現在)。
- プリウス
- アルファード
- フィット
- フリード
- N-BOXカスタム
SUVの中古車ランキングではハリアー、NX、エクストレイルという順です。セダンはプリウス、クラウン、LSとなっています。
コンパクトカーではフィット、アクア、ノートe-POWER。軽自動車ではN-BOXカスタム、ジムニー、ハスラーという結果です。
まとめ
この記事では、2021年の国産人気車ランキングをご紹介しました。
ランキング作成にあたって、日本自動車販売協会連合会による2021年度8月の新車販売台数(「乗用車ブランド通称名別順位」)、全軽自協の「軽四輪車通称名別新車販売確報」を参照しています。
ランキングの内容は軽自動車、乗用車総合、コンパクトカー・小型車、SUV、ミニバン・ファミリーカー、セダン・ステーションワゴン、ハイブリッド・プラグインハイブリッド・電気自動車、さらには「グーネット中古車」や「価格.com」の人気中古車ランキングを挙げています。