不人気車選ぶメリット&おすすめする理由!メーカー・ボディタイプ別

車の駐車場

新車・中古車問わず、車選びの方法として「不人気車」を軸にしてみる、というのもおすすめです。

  • コスパの良いお得な車を買いたい
  • 安さと性能のバランスの良い車が欲しい
  • 他人とかぶらない車に乗りたい

こういう希望のある人には不人気車を探してみると、満足のいく一台が見つかる可能性が高いです。

この記事ではあえて不人気車をチョイスする理由を解説し、メーカー・ボディタイプ別にコスパの良い車種をご紹介します。

市場に出回らない新古車(未使用車)・中古車を探す方法
非公開の新古車・中古車を探す方法

決して市場に出回らない「非公開車両」を見つける方法が存在します。それは希望の車を探してくれる「ズバット車販売」を利用するというもの。

「ズバット車販売」はネクステージ運営の中古車提案サービス。国産車は3ヵ月または3,000km、輸入車は1ヵ月/走行距離無制限の保証が無料で付帯されます。

以下のように伝えるのがコツになります。

  • 新車とほぼ同じ状態の新古車(未使用車)を希望
  • 走行距離が3000km未満、もしくは5000km未満がほしい
  • 予算は150万円、N-boxの新古車がほしい
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目次

不人気車はなぜ狙い目?コスパのよい理由

インターネット

不人気車ときけばどういう車を想像するでしょうか。「売れていない車(過去に売れなかった車)」「誰も知らない車」「デザインがダサい車」「性能に問題がある車」などなど、ネガティブなイメージを抱きがちです。

しかし、「不人気」や「売れない」という原因を考えてみた時、少し見方が変わるはずです。どのような商品でも、良いものなのに人気がない、売れ行きが悪い、ということが起こり得ます。

例えば、車自体はとても力を入れて開発・製造されたのに、販売面での経営がうまくゆかずに失敗してしまった車というものもありますし、爆発的なヒット車とぶつかって日の目を見なかった車種も少なくありません。

車売り場

近年ではSUVを中心にトレンドになっていますが、他のボディタイプの車種で販売台数が伸び悩んだ不人気車というのもたくさんあります。

こういう不人気扱いされる車をそのまま「デザインがダサい車」「性能に問題がある車」「ワケアリな車」と結びつけることはできません。

むしろ、知名度の高い車やヒットした車というのは販売されている様々な車種の一握りですから、人気車種と比べても遜色ない車種を見つけることは難しくありません。

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不人気車を選ぶメリット

低予算で、確かな品質を備えた車が見つかりやすいのが大きな特徴といっていいでしょう。

中古車販売業者はどれだけ良い車であっても需要の低い名もなき車種に独自の価値判断で高値をつけたりはしません。あくまでも市場の需要供給がベースとなります。不人気なのは事実なので、値を落としても売りたいところです。

そのため、人気になってもおかしくないような優れたデザイン性や走行性能を備えた車が安く販売されているケースが目立つのが不人気車です。

ちなみに、有名な車種の特定のボディーカラーはニーズが低くて大幅に値引きされているということもあります。そういうアプローチから不人気車を探してみるのもいいでしょう。

そのほか、ユニークなデザインによってあまり注目されなかった車などもあります。自分のセンスとうまくマッチしている場合、お得感も高まるはずです。

【メーカー・ボディタイプ別】お買い得でおすすめな不人気車を紹介

不人気車とはどんな車なのか?と問われた時、具体的にこうだと答えるのは難しくもあります。

そのため不人気車の選定基準として、新車価格と買取相場の差が大きい車を不人気車として選びました。また、紹介する車種のなかには不人気車というよりも比較的安価に購入できる車種が含まれている場合もあります。

以下の表では新車価格、中古車価格、買取相場が比較できるようになっています。この3項目の金額が近いものほどニーズの高い人気車だと捉えていいでしょう。

なお、メーカーごとでご紹介するボディタイプの種類は異なります。

トヨタ

トヨタはメーカー単位で見ても人気が高いため、概して、中古車市場でも安定した値段で販売されている車種も少なくありません。

だからといって、あまりに古い年式の車や車両状態の悪そうな車を選んでしまえば、コスパ良しとはいえないので、中古車情報をこまめにチェックし、お得な一台を見つける工夫は必要かもしれません。

ONE POINT
ただ、セダンならちょうど良い価格の車種が探しやすいです。ボディタイプとして人気が低いので、新車価格から大幅に値が落ちている車もあります。

セダン

画像出典:トヨタ「アリオン」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
アリオン セダン 101万円 150万円~278万円 3万円~150万円
プレミオ セダン 107万円 152万円~294万円 3万円~170万円
マークX セダン 115万円 238万円~540万円 4万円~235万円
SAI セダン 107万円 321万円~437万円 19万円~165万円

アリオンは広々とした室内空間が特徴の4ドアセダンで、2代目モデルが2021年をもって生産終了となりました。こういう事情から今後、中古車の価格帯が大きく値崩れしてお得に購入できるようになる可能性が高いです。

画像出典:トヨタ「SAI」

マークXも2019年に販売終了した中型高級セダンで、少し年式の古いモデルを選べば新車価格からかなり値が落ちた車が手に入りやすいです。

ハイブリッド車のSAIもおすすめ。少し古めのモデルになりますがら走行距離の少なめの車両が十分に安く販売されています。

コンパクトカー

画像出典:トヨタ「イスト」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
イスト コンパクト 40万円 118万円~215万円 4万円~55万円
オーリス コンパクト 100万円 162万円~283万円 4万円~120万円
パッソ コンパクト 60万円 95万円~190万円 3万円~90万円
ブレイド コンパクト 45万円 224万円~342万円 5万円~50万円

すでに生産終了している車種を中心に手頃な価格で手に入れやすいコンパクトカーが多い印象です。一時、人気のあったイストなども狙い目です。

画像出典:トヨタ「オーリス」

パッソなども知名度の高い車ですが、比較的新しめのモデルでも低価格で販売されている車も目に付いたので挙げておきました。

ミニバン

画像出典:トヨタ「アイシス」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
アイシス ミニバン 50万円 179万円~277万円 3万円~111万円
ウィッシュ ミニバン 60万円 159万円~259万円 5万円~140万円
スペイド ミニバン 72万円 145万円~224万円 5万円~120万円
ポルテ ミニバン 57万円 139万円~224万円 4万円~130万円
ラクティス ミニバン 45万円 138万円~204万円 3万円~65万円
bB ミニバン 36万円 126万円~202万円 3万円~73万円

ここではご紹介しているミニバンは、いかにも最近の車種とは少しイメージが違うものですが、好みの車が見つかればかなりお得に買うことができます。

画像出典:トヨタ「ウィッシュ」

例えばウィッシュはミニバンらしい箱型ではなく、全高が低く抑えられたデザインです。ミニバンのなかでもデザインに特徴のあるものなどを探すと、いわゆるコスパ良しの不人気車が探しやすいです。

日産

日産はセダンを中心にコスパ良しの不人気車をリサーチしてみるといいでしょう。セレナ、エルグランド、ノート、エクストレイルなど有名車もたくさんありますが、ちょっとズラしたお得な一台も比較的見つけやすい印象です。

セダン

画像出典:日産「SYLPHY」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
シルフィ セダン 94万円 194万円~272万円 6万円~117万円
ティアナ セダン 82万円 225万円~479万円 3万円~180万円

シルフィは2000年に登場、日本では2020年をもって生産終了し、在庫がなくなり次第、販売終了となっています。ティアナについても2020年で生産が終了しています。

画像出典:日産「ティアナ」

どちらも最近のモデルではそれほど大きく値落ちはしていない印象ですが、安いものもありますし、いろんな中古車情報にあたってみるといいでしょう。

コンパクトカー

画像出典:日産「ティーダ」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
ティーダ コンパクト 29万円 143万円~247万円 3万円~19万円

ティーダの名をご存じの方も少なくないでしょう。2004年から2012年まで販売されており、現在でも海外で販売が続いています。古い年式で価格もかなり下がっていますので、価格重視の方におすすめです。

ホンダ

ホンダといえば現在、軽自動車の「N-BOX」が人気で、中古車でも安定した相場となっています。ライフなどニーズ低めな車種をチェックしてみるのもいいかもしれません。

軽自動車

画像出典:ホンダ「バモス」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
バモス 軽自動車 37万円 109万円~169万円 3万円~60万円
ライフ 軽自動車 26万円 98万円~160万円 4万円~35万円

バモスはワンボックス型の軽自動車で、デザイン的に人を選ぶかもしれませんが、安い相場なので紹介しておきました。ライフはご存じの方も多いでしょう。

画像出典:ホンダ「LIFE」

2014年に販売終了し、古いモデルとなりますが、まだまだ走れる車が安く販売されています。

ミニバン

画像出典:ホンダ「フリードスパイク」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
フリードスパイク ミニバン 69万円 160万円~246万円 7万円~103万円
エリシオンプレステージ ミニバン 62万円 315万円~461万円 3万円~71万円

ミニバンならエリシオンプレステージあたりが手ごろな価格で満足いきやすい車種かもしれません。2004年に登場、2013年まで販売されていた最上級ミニバンです。

画像出典:ホンダ「エリシオン プレステージ」

当時、販売で苦戦した理由として、5メートル近い全長や低い全高が挙げられていましたが、好みに合うならお買い得な価格相場になっています。

マツダ

マツダは現在ミニバン生産開発から撤退しており、例えばMPVの販売が2016年に終了、2018年にはビアンテとプレマシーがそれに続きました。こういった流れから、中古車として値下がりした車がミニバンなどで見つかるかもしれません。

ミニバン

画像出典:カーセンサー「MPV」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
MPV ミニバン 41万円 206万円~369万円 4万円~106万円

マツダのMPV1988年に登場、3代目2016年をもって販売終了しました。デザインはスポーティーさのあるミニバンです。ビアンテやプレマシーあたりもチェックしてみるといいかもしれません。

SUV

画像出典:カーセンサー「CX-7」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
CX-7 SUV 62万円 295万円~366万円 10万円~38万円

CX-7は2006年から2012年まで発売されていた車種で、まだSUVがトレンド化される前の時代に発売されたことが販売が伸びなかった理由として挙げられています。

迫力あるデザイン性を備えており、古さを感じさせないSUVです。

セダン

画像出典:カーセンサー「アクセラ ハイブリッド」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
アクセラハイブリッド セダン 119万円 237万円~287万円 50万円~125万円

アクセラは2003年に登場、海外ではMazda3という名で、日本でも2019年にフルモデルチェンジした4代目から同名を用いています。ボディタイプには4ドアセダンと5ドアファストバックとがあります。

中古車情報を見ると、価格相場は全体的に低いというわけでもないですが、車両状態と価格のバランスが良さそうな車を見つけやすそうです。

スバル

スバルは全体的に流通量が少ないので値崩れしにくい印象がありますが、販売終了した車種などを当たってみると、ボディタイプに関わらず掘り出し物的な車が見つかるかもしれません。

ミニバン

画像出典:カーセンサー「エクシーガ」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
エクシーガ ミニバン 55万円 191万円~374万円 4万円~113万円
トレジア ミニバン 45万円 137万円~213万円 3万円~66万円

エクシーガは2008年から2015年までミニバンモデルで発売されていましたが、そののちクロスオーバーSUVのエクシーガ クロスオーバー7が発売されて2018年まで販売されていました。

SUV

画像出典:カーセンサー「XV ハイブリッド」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
XVハイブリッド SUV 160万円 250万円~332万円 76万円~240万円

コンパクトクロスオーバーSUVのXV。初代は2010年に登場、現在3代目(2017年~)となっています。

「Fun Adventure」というコンセプトをもとに、都会的で洗練されたデザインとスバルらしいSUVとしての走破性、そして世界最高水準の安全性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVとして開発されました。

数あるSUVのなかでも知名度としてはそれほど高くないですが、だからこそ狙い目となるでしょう。

スズキ

スズキは主に軽自動車に力を入れており、アルト、スペーシア、ワゴンR、ハスラーなど人気の車種で充実しています。流通量も多いので、古い年式のものなどであれば低コストで手に入るでしょう。

軽自動車

画像出典:スズキ「MRワゴン」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
パレット 軽自動車 35万円 111万円~169万円 3万円~42万円
MRワゴン 軽自動車 31万円 95万円~151万円 3万円~50万円

軽トールワゴンのパレットは2008年から2013年まで発売されていました。古いモデルになるので、とことん価格にこだわりたいという方にいいかもしれません。

MRワゴンは2016年まで販売されていました。3代目となる最後のモデルはターゲット層を主婦から若い男女へと切り替えて「低燃費・広い室内空間・個性派デザインを採用した新感覚軽ワゴン」として開発されました。どこかかわいらしさを感じるデザインが特徴です。

三菱

三菱はパジェロやekワゴン、ランサーやデリカ、アウトランダーなどの人気車種があります。ここで紹介する車種は知名度はそれほど低くはないものの、お得な価格で買いやすいものを挙げています。

軽自動車

画像出典:カーセンサー「アイ・ミーブ」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
アイミーブ 軽自動車 84万円 226万円~398万円 4万円~56万円
パジェロミニ 軽自動車 44万円 100万円~169万円 4万円~59万円

アイミープは2009年から2021年まで法人を中心として販売された電気自動車ですが、中古車市場では普通に出回っています。

丸みを帯びた近未来的なデザインが特徴の軽自動車です。電気自動車なので新車価格は高めの設定でしたが、中古車では安価な車両をたくさん見かけます。

コンパクトカー

画像出典:カーセンサー「コルト」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
コルト コンパクト 40万円 99万円~232万円 3万円~59万円
ミラージュ コンパクト 56万円 76万円~253万円 4万円~57万円

ミラージュは2012年から世界戦略車のコンパクトカーとして10年ぶりに復活し、現在でも発売されています。スポーティーでスタイリッシュなデザインが特徴のコンパクトカーです。

コンパクトカーは競争の激しいボディタイプで、ミラージュはそれほど有名ではなく、その分、コスパ良しの車両を見つけやすいです。

ミニバン

画像出典:カーセンサー「デリカD:3」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
デリカD:3 ミニバン 77万円 188万円~210万円 10万円~65万円

デリカ―は不人気というわけではありませんが、デリカD:3を比較的手に入れやすい価格帯のミニバンとして挙げておきました。

デリカD:3は日産・NV200バネットのOEM車種で、5ナンバーミニバンです。2019年に販売終了したこともあり、今後、さらに値が落ちる可能性が高いです。

ダイハツ

ダイハツは様々なタイプの軽自動車を販売しているメーカーです。そのため、軽自動車以外のボディタイプの車種で不人気車を探してみるといいかもしれません。

ステーションワゴン

画像出典:カーセンサー「メビウス」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
メビウス ミニバン 107万円 235万円~307万円 11万円~119万円

メビウスはトヨタが製造し、ダイハツが販売しているハイブリッド専用のステーションワゴンです。トヨタプリウスαと同型車種となります。

2021年、販売終了し、OEM元のプリウスαの方も生産終了しました。新車価格と比較して、かなり安く販売されている中古車も目立ちます。

SUV

画像出典:カーセンサー「ビーゴ」

車種名 ボディタイプ 中古車価格(平均) 新車価格 中古車買取相場
ビーゴ SUV 66万円 160万円~226万円 3万円~100万円

ビーゴは小型のSUVで2006年から2016年まで販売されていました。トヨタ自動車との共同開発で、トヨタのラッシュは姉妹車になります。

少し古い年式ということもあって、新車価格よりも大幅に値が落ちた車両も多いです。

まとめ

車の駐車場

この記事ではあえて不人気車をチョイスする理由を解説し、メーカー・ボディタイプ別にコスパの良い車種をご紹介しました。

不人気車ときけば「売れていない車(過去に売れなかった車)」「誰も知らない車」「デザインがダサい車」「性能に問題がある車」などなど、ネガティブなイメージを抱きがちです。

しかし、悪い車だというわけではありません。例えば、車自体はとても力を入れて開発・製造されたのに、販売面での経営がうまくゆかずに失敗してしまった車というものもありますし、爆発的なヒット車とぶつかって日の目を見なかった車種も少なくありません。

そのため、人気になってもおかしくないような優れたデザイン性や走行性能を備えた車が安く販売されているケースが目立つのが不人気車です。

この記事を書いた人

「もっと価値を見つける」をテーマに自動車の買取現場に立ち会い数多くの交渉を経験。現在は自動車買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら車売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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