中古車を購入するときに支払う『手付金』とは?期限・相場・トラブル

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この記事を読めば解決できること
  • 中古車を購入する時の手付金について
  • 手付金の相場
  • 手付金に関するトラブル

中古車を購入する時にお気に入りの車が見つかっても、お金が足りないなどの理由から直ぐには買えないことがあります。

そこで取り置きをして欲しいと告げると、手付金を支払うように言われることがあるでしょう。この手付金とはどういう意味でしょうか。

なんとなく契約の前払いでお金を払うという意味ではと考える人が多いです。確かにその意味は間違っていないのですが、もう少し幅広い意味があります。そこで中古車を購入する時の手付金について詳しく見ていきましょう。

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非公開の新古車・中古車を探す方法

決して市場に出回らない「非公開車両」を見つける方法が存在します。それは希望の車を探してくれる「ズバット車販売」を利用するというもの。

「ズバット車販売」はネクステージ運営の中古車提案サービス。国産車は3ヵ月または3,000km、輸入車は1ヵ月/走行距離無制限の保証が無料で付帯されます。

以下のように伝えるのがコツになります。

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目次

中古車を購入するときに払う”手付金”とは?購入する意思の証明

では最初に中古車を購入する時の手付金の意味から見ていきます。手付金とは契約の時に前払いという形で、お金をいくらか支払うことです。ここで1つ注意したいことがあります。

それは手付金はキャンセルした時には、返金されないということです。つまり実質的なキャンセル料に該当すると考えてください。そのまま中古車を購入することになるのなら、手付金は購入代金に充当されます。

正確に言うと契約を履行した時には、手付金が返却されて購入代金の支払いに使うという形をとっているのですが、特に気にする必要はありません。

ONE POINT
キャンセルした時には返金されないことを覚えておきましょう。
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中古車購入での手付金と頭金の違い

ローン返済

中古車を購入する時には、様々なお金が必要になります。その中で手付金と勘違いしやすいのが頭金でしょう。先述したように手付金は、契約の時に一部のお金を前払いすることです。

他方で頭金はローンで購入する時に、最初に支払う一定の金額を指します。頭金の特徴としては以下の通りです。

  • 金額は自分で決めることができる
  • 頭金が多いほどローンが通りやすくなる
  • 頭金が多くなると総支払額を減らせる

最近では自動車ローンで支払いするとしても、頭金が不要という場合もあります。まとまった資金がないけれど、中古車を購入しないといけない人には向いているでしょう。

ATTENTION
ただし頭金を支払わなくても良いということは、その分ローン返済の負担が大きくなるのです。その点を注意した上で利用するといいでしょう。

中古車購入での手付金と申込金の違い

本

中古車購入における手付金と勘違いしやすい言葉として、頭金以外では申込金があります。申込金というのは、いわゆる取り置き料だと考えてください。仮に気に入った中古車を複数見つけたとしましょう。

基本的に中古車は現物販売になるため、売れてしまえばその車とは出会うことはできません。ですので検討中の車が売れないようにする必要があります。この時にかかる料金が申し込み料です。

  • 契約をする前に必要なのが申込金
  • 申込金はキャンセルした時に返却される

手付金との違いは契約の前か後かになります。契約の前に行なうのが申込金になり、契約前なのでキャンセルしてもお金が返ってくるのです。手付金とは意味合いが違うので、勘違いしないようにしましょう。

中古車購入での手付金の相場

税金の計算をする男性

では中古車を購入する時の手付金の相場はいくらになるのかを確認します。

  • 相場としては5万円~10万円程度
  • 実際には1万円からというのが一般的

手付金の相場としては5万円~10万円程度とも言われています。ですが財布の中に、この金額を持っている人は少ないはずです。資産家であるとか、なにか別の買い物をするのにお金をおろしてきたという人もいるかもしれません。

ですが一般的にはそこまで多くの金額を持ち歩く人は少ないので、店舗側も妥協して1万円程度ですませてくれるのが実情です。

あまり手付金を安くすると、キャンセルする人も出るでしょう。ですのでそれなりの金額はもらうようにしている店舗がほとんどです。

中古車購入での手付金の期限

税の計算

では中古車の購入時に手付金の支払いをしたとします。この時に手付金の有効期限はどの程度になるのでしょうか。

  • 通常は1週間程度
  • 業者によっては数週間程度
  • 期間が決まっているのなら交渉できる

手付金を支払うことによって、契約を一時的に中断して車の確保をしてもらうことができます。ですが中古車販売店としても、手付金をもらったからといっていつまでも待つことはできません。

ですので通常は1週間程度の期間と制限されます。ですが業者によって対応が異なるので、数週間程度なら待つという場合もあるのです。ただし何らかの理由によって先延ばししているとします。

この時にいつまでに契約を進められると、明確に決まっているのなら業者と交渉もできるはずです。その分は手付金を多く取られるかもしれませんが、交渉するだけの価値はあるでしょう。

中古車購入でよくあるトラブル!キャンセルと手付金の事例

契約書と眼鏡とボールペン

中古車購入で手付金に関するトラブルがあります。特に多いのがキャンセルをしたいという場合です。仮にAという人物が中古車販売店にて、中古車を購入して手付金を支払ったとします。

ですがAは3日後にキャンセルしたいと申し出るのです。この場合はどうなるのかですが、原則として中古車販売の場合はキャンセルができません。特に手付金まで支払った場合は、契約に合意したものと考えられるためです。

  • 納車手続きに費用がかかる
  • 整備や登録手続きなどを進めている
  • キャンセルになるとこうした費用が赤字になる
  • 手付金は返却されない

以上の理由から、基本的にキャンセルはできません。ただし契約の中に違約金条項がある場合があります。これは契約を自分の都合で切ろうとした時は、手付金の数倍の額を払ってキャンセルできるかを定めたものです。

いずれにしても販売店との契約次第の部分が多いため、契約前にもしキャンセルをしたらどうなるのかなどを確認してください。

まとめ

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中古車を購入する時に支払う手付金についての情報でした。手付金とは契約をした後に一部だけ先払いするお金のことです。既に売買契約を結んだ後に行なう支払いなので、仮にキャンセルをした場合は返金されません。

契約を進めた場合は中古車の購入費用に充当されるお金です。頭金や申込金とは違うものですので、勘違いしないように意味を把握しておきましょう。

中古車売買では契約後のキャンセルはトラブルの元です。ですのでキャンセルしないですむように検討してから購入してください。

この記事を書いた人

「もっと価値を見つける」をテーマに自動車の買取現場に立ち会い数多くの交渉を経験。現在は自動車買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら車売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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