- GLBを安く買いたいけど値引き方法がわからない
- ディーラーとの交渉に自信がない
- 本当にお得なタイミングはいつか知りたい
ここでは現役ディーラー営業マンが、ベンツGLBの最新の値引き方法を包み隠さず、すべてお伝えします。
GLBはメルセデス・ベンツの中でも扱いやすいサイズ感とボクシーなデザインが特徴のSUVです。
このクラスでは珍しい3列シート・7人乗り仕様もあり、幅広い層に人気が高く、メルセデスのラインナップの中でも常に上位の販売台数を誇ります。
実際に車両本体価格の約10%、つまり約40万円の値引きに成功したケースもあります。
ただし、値引き額はディーラーの状況や時期によって変わり、交渉しなければ値引きゼロということもあります。
お得に購入するには、適切なタイミングと交渉術を駆使することが重要です。
現役ディーラー営業マンだからこそ知る、値引きを最大限に引き出す方法や、お得に購入するための具体的なコツを詳しく解説します。

現在乗っている車をできるだけ高く売却すれば、実質的な値引きにつながります。結論、車両本体値引きには限界があるため、「ディーラー下取りではなく車一括査定を利用すべき理由」で解説する方法を必ず実践してください。
GLBクラスの購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
本記事の内容は公開時点の情報に基づいています。正確な情報を掲載するよう努めておりますが、最新の情報とは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
【2025年3月最新】ベンツGLBの値引き額の相場


ベンツGLBの最新の値引き相場は以下のとおりです。
2025年3月最新の値引き相場 | |
---|---|
GLBの値引き相場 | 20万円~40万円 |
車両からの値引き | 20万円~40万円 |
オプション値引き | 0円 |
※記載の買取価格は目安であり、実際の査定額とは異なる場合があります。
GLBの値引き相場はグレードや購入時期もよりますが、20万円~40万円です。
3つのグレードがあり、最も値引き額を多く引き出せるグレードは車両価格が最も高額なGLB35となります。
ですが、AMGモデルは製造台数がベースグレードと比較して少なく、後にご紹介するメーカー支援の対象外となる場合が多いため、購入時期によっては値引き率が最も少ない可能性もあります。
では、グレード別の値引き相場を次に説明します。
グレード別の値引き相場一覧
グレード別の値引き相場は以下のとおりです。
グレード | 新車価格 | 値引き相場 | 値引き率 |
---|---|---|---|
GLB180 | 6,440,000円~ | 20万円~30万円 | 3%~4.7% |
GLB200d 4MATIC | 6,970,000円~ | 20万円~35万円 | 2.8%~5% |
GLB35 4MATIC | 9,250,000円~ | 15万円~40万円 | 1.6%~4.3% |
それぞれのグレードの値引き相場を比較して、最も値引き率が高く値引きが期待できるグレードはGLB200d4MATICとなります。
メルセデス・ベンツ日本はドイツ本国への車両発注の際、発注内訳の約半数を最も人気があり、需要の高いグレードで発注します。
そのことから、日本市場で最も売れ筋のGLB200d4MATICを多く発注し、在庫として滞留させないためにも値引き率を高くしているのが現状です。
そのため、値引き率からグレードを選択する場合、GLB200d4MATICがその他グレードよりも大きく見込める可能性があるため、最良の選択肢となります。
では次に、GLBを安く購入するコツを解説します。
プロが教えるGLBクラスを安く購入する8つの交渉術


ベンツGLBを安く購入するためにはコツがあります。ただ単に「値引きしてください」と頼むだけでは、思うように値引きは引き出せません。
そこで、ディーラーの営業マンだからこそ知っている、今すぐ使える効果的な交渉テクニックを紹介します。



ここでは、8つの値引きテクニックを解説します。すでに知っている方は、必要に応じて読み飛ばしてください。該当の項目をクリックすると直接確認できます。
では、値引きテクニックを順番に紹介していきます。
1. 購入時期は四半期決算がおすすめ
メルセデス・ベンツGLBクラスを安く購入するなら、四半期決算のタイミングを狙うのが最適です。
- 3月・9月の日本法人決算
- 6月・12月のドイツ本国決算の時期
この時期は販売店が目標達成を重視するため、値引き交渉が有利に進みます。



特に在庫車両は処分を優先するため、大幅な値引きが期待できます。
また、決算月には特別キャンペーンが実施されることが多く、オプションサポートや期間限定の特別金利ローンといったメリットを利用できる可能性があります。
ただし、人気グレードは値引き幅が限られるため、相場を把握し複数のディーラーで見積もりを比較することが重要です。決算月の終盤よりも早めに交渉を始めることで、より良い条件が引き出せます。
このように、四半期決算を活用すれば、GLBクラスをより有利な条件で購入できるチャンスが広がります。
2. ヤナセとシュテルンで競合させる
メルセデス・ベンツの正規ディーラーはヤナセとシュテルンの2系列があり、競合させることでGLBクラスの値引きを引き出しやすくなります。
これらは別会社のため、それぞれ異なる販売戦略や目標を持ち、価格やサービスに差が出ることがあります。



例えば、一方のディーラーで見積もりを取得し、もう一方に「シュテルンでは〇〇万円でしたが、ヤナセならどこまでできますか?」と提示すると、より良い条件を引き出せる可能性が高まります。
また、同じ系列でも店舗ごとに販売目標や在庫状況が異なるため、複数の店舗を回ることで条件が変わることもあります。
ただし、強引な交渉は逆効果になることも。営業担当者と良好な関係を築き、「条件が合えばすぐに決めたい」と伝えることで最大の値引きが期待できます。
3. 在庫車両もしくは直近入港船積み車両を検討
GLBクラスを安く購入するには、新規発注ではなく在庫車や直近入港の船積み車両を狙うのが効果的です。
在庫車はディーラーが仕入れ済みの車両、直近入港車両は日本に到着したばかりの車両を指し、販売店側も早期に売却したいため、交渉次第で大幅な値引きが期待できます。
ディーラーは販売目標達成のため一定数の車両を仕入れますが、売れ残ると在庫となりコスト負担が増えます。そのため在庫車は優先的に販売したい事情があり、価格交渉がしやすくなります。
また、直近入港車両の場合は、ディーラーも翌月、翌々月と先の目標も見据えて販売活動を行っていることから、早期契約を条件に特別値引きが提示されることもあります。
ただし、在庫車や直近入港車両は、仕様やボディカラーが固定されており、選択肢が限られる点がデメリットです。
しかし、価格重視で購入を検討する場合であれば最良の選択肢となる場合があるため、担当営業マンに在庫状況を確認し交渉を進めることで好条件を引き出せる可能性が高いです。
4. メーカーの購入支援を上手く活用する
GLBクラスを安く購入するには、メーカーの購入支援やキャンペーンをうまく活用することが重要です。
メルセデス・ベンツは、特定の時期に特別金利ローンやオプションプレゼントなどのキャンペーンを行うことがあり、これを利用することで総支払額をおさえることが可能です。
例えば、「メルセデス・ベンツファイナンス」の低金利キャンペーンを利用すれば、通常より低い金利でローンを組むことができ、月々の支払い負担が軽減されます。


特に長期ローンの場合、金利差が大きく影響するため、事前に最新のキャンペーン情報を確認しておくことが重要です。
また、モデルごとの購入サポートや特定のオプションの値引きサポート、「メルセデス・ケア」の延長など、購入後の維持費をおさえる特典が付くこともあります。
ただし、これらの特典は時期によって内容が異なるため、メルセデス・ベンツの公式ホームページやディーラーに最新情報を確認することが必要です。
5. 即決は絶対にしない
GLBクラスを安く購入するには、即決を避け慎重に交渉を進めることが重要です。
ディーラーの営業担当者は早期契約を狙い「今日決めていただければ特別値引きします」と持ちかけることがありますが、この提案にすぐ応じると本来得られるはずの値引きを逃す可能性があります。
初回商談で提示される値引き額は最低限の範囲に留まることが多く、交渉を重ねることで購入条件が改善されるのが一般的です。そのため見積もりは一度持ち帰り、他店と比較しながら慎重に進めることが賢明です。



特にヤナセとシュテルンを競合させることで、より大きな値引きをを引き出しやすくなります。
ただし、交渉を長引かせすぎると購入意欲が低いと見なされ、積極的な値引きを受けにくくなることもあります。
さらに、希望する仕様の在庫車両が他の購入者に取られ、交渉が振り出しに戻るリスクもあるため、「条件が合えばすぐ契約する意思がある」と伝えることが重要です。
6. 条件が合えばすぐに購入したいという意思を示す
GLBクラスの値引きを最大限に引き出すには、「条件が合えばすぐに契約する意思がある」と明確に伝えることが重要です。
営業担当者は契約が取れそうな顧客に対し、より積極的な値引きや特典を提示する傾向があるため、本気度を示すことで交渉を有利に進められます。



例えば、「他の店舗でも検討しているが、条件次第では今日中に決める」と伝えると、営業マンは「今契約するなら」とさらなる値引きを提案しやすくなります。
特に月末や決算期は販売実績を伸ばす必要があり、通常より柔軟な対応が期待できます。
一方で、「もっと安くなるなら考える」といった曖昧な態度では、営業マンも本気の条件を提示しづらくなります。
「〇〇万円以内なら決める」や「このオプションが付くなら契約する」といった具体的な交渉をすることで、より良い条件を引き出しやすくなります。
ただし、焦って即決はせず、複数のディーラーを比較することも重要です。営業マンが「今日だけの特別条件」と言ってきても、一度持ち帰ることでさらに好条件が得られる可能性もあるからです。
このように、本気度を示しつつ冷静に交渉を進めることがポイントです。
7. 最後のダメ押し交渉
値引き交渉では、営業マンが「これが限界」と伝えた後でも、最後のダメ押し交渉を行うことで、さらに有利な条件を引き出せる可能性があります。
営業マンは最初から最大限の値引きを提示せず、交渉の過程で少しずつ条件を緩和していくため、契約直前の一押しが重要です。



例えば、最終見積もりの段階で「あと〇万円安くなれば購入します」と伝えると、担当営業マンは上司に掛け合い、追加の値引きを提示してくれることがあります。
特に月末や決算期直前は、店舗目標や個人目標のために販売実績を伸ばしたい事情があるため、通常よりも柔軟な対応が期待できます。
また、値引きが限界に達した場合でも、「フロアマットをサービスしてください」や「ガソリン満タン納車でお願いします」といった条件や、メンテナンスパックのサービスなどの要求をダメ元で要求することで、値引き以外の交渉も可能です。
ただし、強引すぎる交渉は「面倒な客だから売りたくないな」と営業マンに思わせてしまい、今後のお付き合いが難しいと判断されるケースもありうるため、適度に譲歩する姿勢を見せることも大切です。
8. ディーラーの下取り査定には注意
乗り換えの場合はディーラーの下取り査定に注意が必要です。
多くの人が新車購入時に下取りを利用しますが、ディーラーの下取り価格は低めに設定されがちです。



例えば、ディーラーは新車の値引きと下取り価格を調整し、「値引きは限界ですが、下取り価格を10万円上げます」といった交渉を行うことがあります。
しかし、実際には値引き分を調整しているだけで、必ずしも得になるとは限りません。


下取り価格が適正かどうかを判断するためには、買取業者との比較が不可欠です。
複数の買取業者で査定を依頼することで相場を把握できるため、ディーラーの提示額との比較がカンタンになります。
さらに、高額査定の業者を見つけた場合は、新車購入とは切り離して今乗っている車の売却を進めることで、結果的に大きく購入価格を下げることにつながります。



複数の買取業者に査定を依頼するなら、車一括査定の利用は必須です。車一括査定ならではの業者間競争が生まれ、それを利用した交渉術があります。詳しい方法は、次の項目で解説します。
ディーラー下取りではなく車一括査定を利用すべき理由
車一括査定とは、複数の買取業者に一括で査定を依頼し、買取価格を比較できるサービスです。


残念ながら、交渉を重ねても車の値引きには限界があります。
特に車は生活必需品のため、購入時期をズラしたり、車検の関係から急いで買い替えなければならないケースも多いです。
一方で、今所有している車の買取価格を上げるのは、それほど難しいことではありません。
最も効果的な方法は、買取専門店同士を競わせて査定額を引き上げることです。


車一括査定を利用して複数の買取店に査定を依頼し、比較するだけで、ディーラーの下取りと比べて数十万円の差がつくことも珍しくありません。



実際に、編集部所有のミニバンを査定した結果、ディーラー下取りと車一括査定の買取額に約96万円の差がつきました。


これは過去最高額ですが、編集部では何度も車一括査定を利用し、その実績として毎回ディーラーの想定を超える買取額を得ています。
車種 | 走行距離 | ディーラー下取り | 車一括査定 (複数の買取業者) |
---|---|---|---|
ベンツGLC | 約5,000km | 約620万円 | 約700万円 |
アルファード | 約150,00km | 約268万円 | 約364万円 |
N-BOX | 約390,00km | 約80万円 | 約115万円 |
インプレッサ | 約70,000km | 約70万円 | 約90万円 |
ステップワゴン | 約140,000km | 約3万円 | 約12万円 |
フーガ | 約100,000km | 0円 | 約16万円 |
このような高価買取を実現するために、編集部が毎回利用しているのが「カーセンサーの車一括査定」です。


- 提携業者数が700社以上で業界トップクラス
- 同時査定依頼数30社は業界トップ
- 競合会社が多いため高額査定率も高い
- 10年以上経過した古い車や外車にも強い
- メール連絡希望・電話時間指定可
高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーの車一括査定がおすすめです。
まず、提携業者数が多いため、大手買取業者を含む様々な業者に一括で査定依頼ができるのが大きなメリットです。
さらに、申し込み時に希望する業者を選択できるため、不要な業者からの連絡を避けることも可能です。
買取業者は多ければ多いほど競争が激しくなり、自然に買取額が吊り上がっていきます。つまり、申し込みをした時点で既に業者同士が競争している状態になるのです。
さらに、わざわざ複数の買取店を回って相見積もりを取る必要がなく、自宅で完結できる出張査定が基本なので、時間や手間をかけずに高価買取を狙えます。



正直、車一括査定サイトはいくつか存在しますが、カーセンサーを利用すれば主要な買取業者を網羅できるため、これ一つで十分です。
\ 愛車の最高額が下がる前にチェック /
ディーラー営業マンとして正直に言うと、下取りでは買取専門業者の買取額には勝てません。
それでも多くの人がディーラーの下取りを利用してしまうのは、「手続きが楽だから」という理由が大半です。
しかし、車一括査定を利用すれば、下取りと同じくらい簡単な手続きで、はるかに高い査定額を引き出すことができます。
愛車を少しでも高く売りたいなら、ディーラー下取りではなく、必ず車一括査定を利用してください。それだけで、数十万円の差が生まれる可能性があります。
\ 愛車の最高額が下がる前にチェック /
GLBの値引き交渉で注意する4つのポイント


GLBをできるだけ安く購入するためには、値引き交渉のコツを押さえるだけでなく、交渉時の注意点も把握しておくことが重要です。
- 営業マンとの関係性
- セールストークの見極め方
- 在庫状況の確認
慎重に進めることで、無駄な出費を防げます。特に輸入車は、ディーラーごとに国内在庫の管理や価格設定が異なるため、正確な情報を集めた上で交渉することが大切です。
ここでは、GLBの値引き交渉で押さえておきたい4つのポイントを解説します。



ディーラーの営業マンだからこそ知る、プロならではのテクニックも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
注意するポイントを4つ解説します。すでに知っている方は、必要に応じて読み飛ばしてください。該当の項目をクリックすると直接確認できます。
では各注意ポイントを紹介していきます。
1. ディーラー営業マンへの態度には気をつけて
値引きを引き出すには、営業マンとの信頼関係を築くことが重要です。強引な交渉や過度な要求は逆効果となり、条件が悪化する可能性があります。



例えば、他店の価格を何度も持ち出して圧力をかけると、営業マンは「値引きばかり要求されて面倒だから他で買ってもらおう」と判断し、商談を終わらせようとしてしまいます。
一方で、誠実な態度を保ちつつ適度な駆け引きを行えば、「このお客さんには買ってもらいたいから頑張ろう」となり、営業マンも積極的に値引きを検討しやすくなります。
また、購入時の営業マンへの印象が良い場合、アフターサービスも優先的に対応してもらえる可能性も高くなります。
輸入車は日本車と比較して故障リスクが全般的に高い傾向にあり、頻繁に修理入庫しなければならない場合もあります。
担当営業マンとの信頼関係を築くことは、値引き交渉と併せて重要なことです。
2. 「決算価格」や「あと1台しか在庫がない」のセールストークに注意
「決算価格」や「あと1台しか在庫がない」といった言葉は、契約を急がせるための常套手段である可能性があります。



例えば、「決算期特別価格です」と言われても、必ずしもその時期が最安とは限りません。
確かに決算期には販売目標達成のための値引きが増えることもありますが、それ以外の時期でもメーカーやディーラーのキャンペーンが行われることがあるため買い急ぐことはありません。
また、「この在庫は最後の1台です」と契約を急ぐ場合もありますが、メーカーに在庫がある場合や、ディーラー間で車両交換の交渉をしてもらえることがあるため、焦らず複数のディーラーを比較し、より良い条件を引き出すことが重要です。
さらに、「今日決めれば特別値引き」といった言葉も慎重に判断しましょう。一度持ち帰り、他店の見積もりと比較することで、より有利な条件を引き出せます。
3. 購入車両が長期在庫か、日本への搬入時期を確認
購入する車両が長期在庫車ではないかを確認することは重要です。
長期在庫車とはディーラーで長期間保管されていた車両のことを指し、値引きが期待できる一方でバッテリーの劣化やタイヤの硬化など、構成部品の悪化が懸念されます。
これを見落とすと、車両の状態や最新の仕様と異なる可能性があり、購入後のトラブルにつながることがあります。
- 車両の製造年月
- 保管期間
- 日本への搬入時期
上記を把握したうえで購入することが大切です。
GLBはメキシコ生産のためオーダーから納車まで数ヶ月かかることもあります。
そのため在庫車と最新のロットでは仕様が異なる場合があり、小変更やモデルチェンジが近い時期には旧モデルの在庫処分が行われることがあります。



新型が気になる場合は、購入時期によってモデルが変わるのか事前に確認してください。
4. 車庫証明申請が問題ないか事前に確認
購入する前に車庫証明申請に問題がないか確認することは重要です。


車庫証明が取れないと納車が遅れたり、最悪の場合契約後のキャンセルを余儀なくされることもあります。
車両が車庫に入るかわからない場合は、店舗の試乗車等で実際に駐車できるかどうか試すことを営業マンに依頼してください。
また、賃貸駐車場では貸主の承諾が必要であり、必要書類の発行に時間がかかる場合があります。
月末契約の場合は好条件と引き換えに「月内登録」が条件で進む場合が多いです。



営業マンとの信頼関係を崩さないためにも車庫証明申請にかかるリスクや不安は事前に解消したうえで交渉を進めてください。
【2025年3月】3・5年後のリセールから選ぶGLBの人気グレード


GLBのグレードを選ぶ際には、将来のリセールを考慮することが重要です。ここではリセールの観点から考えるグレードの選び方を解説します。
GLBの最新グレードを以下のとおりです。
グレード | 新車本体価格 |
---|---|
GLB200d 4MATIC(MP202502) | 6,440,000円~ |
GLB180(MP202502) | 6,970,000円~ |
Mercedes-AMG GLB35 4MATIC(MP202502) | 9,250,000円~ |
次に、3年そして5年後までのリセールを表にまとめました。
2025年3月最新 GLBのリセール(買取相場) | |||
---|---|---|---|
年式 | グレード | 査定相場 | 残価率 (リセール) |
2025年 (1年未満) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 480万円~550万円 580万円~650万円 680万円~750万円 | 74~85% 83~93% 73~81% |
2024年 (1年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 440万円~510万円 530万円~600万円 570万円~640万円 | 68~79% 76~86% 62~70% |
2023年 (2年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 360万円~430万円 500万円~570万円 530万円~610万円 | 56~66% 71~82% 57~66% |
2022年 (3年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 280万円~350万円 350万円~420万円 460万円~530万円 | 43~55% 50~60% 49~57% |
2021年 (4年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 230万円~300万円 330万円~400万円 430万円~500万円 | 35~46% 47~57% 46~54% |
2020年 (5年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 200万円~270万円 290万円~360万円 380万円~450万円 | 31~42% 42~52% 41~48% |
2018年 (7年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 80万円~150万円 100万円~170万円 120万円~190万円 | 12~23% 14~24% 13~21% |
2015年 (10年後) | GLB180 GLB200d 4MATIC GLB35 4MATIC | 35万円~75万円 50万円~90万円 80万円~120万円 | 5~12% 7~13% 9~13% |
経過年数を比較して最も残価率が期待できるグレードはGLB200d 4MATICで、次に高いのがGLB35 4MATICとなりました。
このことから、GLB200d 4MATICが最も残価率が高いため、3~5年程度の期間で乗り換えを見据えて購入を検討する場合、選ぶべきグレードとなります。
また、以下の章でご紹介する各グレードのメリット・デメリットも参考に、使用状況からグレードを選択することも重要となりますので併せて参考にしてください。
では、各グレードごとにメリット・デメリットを解説します。
GLB180のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
コストパフォーマンスが高い 車両重量が軽く、街乗りが快適 メンテナンス費用がおさえられる | パワー不足を感じる場面がある 悪路走行には不向き 燃料代が高い |
GLB180は手頃な価格と実用性を兼ね備えたエントリーモデルで、1.3L直列4気筒ターボエンジンを搭載し136PSと200Nmのトルクを発揮するFF車です。
加速性能は控えめのため、高速道路や坂道では物足りなさを感じるシーンもありますが、街乗りにおいては軽快に使用できるポテンシャルがあります。
また、FFモデルのため車両重量が軽く、タイヤ交換や駆動系のメンテナンス費用がおさえられる点がおすすめのポイントでが、悪路や雪道には不向きのため使用するシーンを選びます。



エントリーモデルとしてメルセデスのSUVを楽しみたい人に最適なバランスの取れたモデルです。
GLB200d4MATICのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
力強い走り 燃費が良く、燃料代が安い リセールバリューが高い | 車両価格が高い メンテナンス費用がかかる 故障リスクの懸念 |
GLB200d 4MATICは、ディーゼルエンジンならではの燃費性能と、高トルクが生み出す力強い加速が魅力です。
また、GLB200d 4MATICはGLBの中では最も販売されているグレードであり、中古車市場においても高いリセールバリューを誇ります。
一方で、デメリットとしては、ディーゼルエンジン特有のメンテナンスが必要で、尿素水(AdBlue)の補充など維持費がガソリンモデルより高くなる傾向にあります。
また、ディーゼル車は短距離走行が多い場合、故障リスクが高くなります。
主な理由として、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の目詰まりが原因とした警告灯点灯があります。
総合的に、GLB200d 4MATICは燃費や走行安定性を重視する人に最適な一台ですが、故障リスクやメンテナンスコストの面で注意が必要なモデルとなります。
GLB180とGLB200d4MATICならどちらを選ぶべきなのか
GLB180とGLB200d 4MATICは、それぞれ異なる特性を持ち、使用環境によっておすすめの選択肢が変わります。
価格だけで判断するのではなく、リセールバリューや使用頻度を考慮すると、どちらが自分にとって最適かが見えてきます。
ちなみに、ディーラー営業マンの私なら以下のような観点から考えます。
- GLB180:街乗りが中心で、使用頻度が少ない方におすすめ
- GLB200d 4MATIC:長距離移動が多く、リセールを重視する方におすすめ
以下に、それぞれの特性をまとめました。
GLB180 | GLB200d 4MATIC | |
---|---|---|
使用頻度 | 少ない | 多い |
距離 | 短距離・街乗り | 長距離 |
価格 | 6,440,000円~ | 6,970,000円~ |
5年後リセール | 31~42% | 42~52% |
GLB180とGLB200d 4MATICの価格差は約530,000円ですが、リセールバリューに約10%の差があります。
では、5年後の売却を考慮した場合、それぞれの実質的なコストはどうなるでしょうか。
GLB180 | GLB200d 4MATIC | |
---|---|---|
新車価格 | 6,440,000円 | 6,970,000円 |
5年後のリセール(最低) | 1,996,400円 | 2,927,400円 |
5年後のリセール(最高) | 2,704,800円 | 3,624,400円 |
実質コスト(最高リセール時) | 3,735,200円 | 3,345,600円 |
実質コスト(最低リセール時) | 4,443,600円 | 4,042,600円 |
このデータを見ると、GLB200d 4MATICの方が5年後の実質コストが低くなる可能性が高いことが分かります。



つまり、初期費用こそGLB200d 4MATICの方が高いものの、売却時のリセールを考えれば、最終的なコストはほぼ同じか、それ以下になるケースもあります。
GLB180は初期費用を抑えられるメリットがありますが、5年後の売却を見据えると、GLB200d 4MATICの方が最終的な負担が少なく済む可能性が高いです。
加えて、GLB200d 4MATICはディーゼルエンジンのため、長距離移動の燃費性能にも優れており、維持費の面でもメリットがあります。
そのため、長く乗るつもりならGLB180も選択肢になりますが、リセールを重視するならGLB200d 4MATICを選ぶ方がおすすめです。
GLB35のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
AMGならではのスポーティな走行性能 多彩なドライビングモード デザイン性の高さ | 価格が高い 維持費が高い 乗り心地が硬め |
GLB35はメルセデスAMGが手掛ける走行性能に優れたグレードです。2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力306馬力を発揮します。
これにより、力強い加速とスポーティな走行性能を楽しめるのが大きな魅力です。
また、4MATIC(全輪駆動)による高いトラクション性能により、悪天候やカーブの多い道でも安定した走りを実現します。
さらに、AMG専用のデザインやスポーツサスペンション、スポーツシートが採用されており、エクステリア・インテリアともに洗練された仕上がりとなっています。
ですが、AMGモデルのため、維持費やランニングコストは通常グレードと比較しても割高傾向にあり、長期間保有する場合はそういった面も考慮しての購入が必要となります。
プロが選択するグレードは「GLB200d 4MATIC」


現役ディーラー営業マンの私が選択するGLBクラスのグレードは「GLB200d4MATIC」です。
このグレードが人気の理由は、ディーゼルエンジンによる燃費の良さと4MATIC(四輪駆動)による走行性能の高さにあります。
ガソリンモデルと比較して燃料代を抑えられるため、ランニングコストが低く、長距離移動が多い方にとって特にメリットが大きいです。
また、街乗りでも高速道路でもスムーズな加速が可能で、さらに雪道や悪路でも安定した走行ができる点が魅力です。



こうした特徴だけでもGLB200d 4MATICを選ぶ価値は十分にありますが、リセールを考慮すると、なぜおすすめなのかさらに明確になります。
各グレードの新車価格と5年後のリセールバリューを比較すると、以下のようになります。
グレード | 新車価格 | 5年後のリセール (最低) | 5年後のリセール (最高) |
---|---|---|---|
GLB180 | 6,440,000円~ | 31% (約1,996,400円) | 42% (約2,704,800円) |
GLB200d 4MATIC | 6,970,000円~ | 42% (約2,927,400円) | 52% (約3,624,400円) |
GLB35 4MATIC | 9,250,000円~ | 41% (約3,792,500円) | 48% (約4,440,000円) |
- GLB180とGLB200dの価格差:約530,000円
- GLB200dとGLB35の価格差:約2,280,000円
一方、リセールバリューにはそれぞれ約10%の差があります。
では、5年後の売却を考慮した場合の実質的なコストはどうなるのでしょうか。
グレード | 新車価格 | 5年後の実質コスト (最高リセール時) | 5年後の実質コスト (最低リセール時) |
---|---|---|---|
GLB180 | 6,440,000円~ | 3,735,200円 | 4,443,600円 |
GLB200d 4MATIC | 6,970,000円~ | 3,345,600円 | 4,042,600円 |
GLB35 4MATIC | 9,250,000円~ | 4,810,000円 | 5,457,500円 |
このデータを見ると、GLB200d 4MATICは5年後の実質コストが最も低くなる可能性が高いことが分かります。
つまり、初期費用こそGLB200d 4MATICの方が高いものの、売却時のリセールを考慮すれば、最終的なコストはGLB180とほぼ同じか、それ以下になるケースもあります。
さらに、GLB35 4MATICと比較しても高いリセールバリューを維持していることから、GLB200d 4MATICこそ最もコストパフォーマンスが良いグレードであるといえます。



他グレードと比較しても高いリセールを維持していることからGLB200d 4MATICこそ私が選択するグレードです。
GLBの買取価格を引き上げるオプション一覧


メルセデス・ベンツGLBを高値で売却するためには、購入時に選択するオプションが重要です。
特にリセールに大きく影響するオプションを選ぶことで、売却時に高価買取が期待できます。
ここでは、ディーラー営業マンだからこそわかるGLBの買取価格を引き上げる代表的なオプションについて詳しく解説します。



ここではGLBのリセールを意識した、高く売るために必要なオプションを3つ紹介します。すでに知っている方は、必要に応じて読み飛ばしてください。該当の項目をクリックすると直接確認できます。
GLBを高く売るための方法
では各テクニックを紹介していきます。
1. AMGラインは買うべき必須オプション
GLBの買取価格を最大限に引き上げるためには、AMGラインパッケージを選択することが重要です。
AMGラインはスポーティなデザインと専用装備を備えており、多くの中古車市場で高く評価されます。このオプションを装着しているかどうかで、査定額に数十万円の差が生じることも珍しくありません。



例えば、AMGラインには専用のフロント・リアバンパー、スポーツサスペンション、20インチアルミホイール、AMGスタイルのインテリアなどが含まれます。
これにより、GLBの外観と内装がより引き締まり高級感が増します。
近年の中古車市場はSUVのスポーティなモデルが人気を集める傾向にあるため、AMGラインを装着している個体は市場での需要が高く、結果的に買取価格も上昇する傾向にあります。
2. パノラミックスライディングルーフ(サンルーフ)
GLBの買取価格を引き上げる要素として、パノラミックスライディングルーフ(サンルーフ)はおすすめです。
車内の開放感や高級感を演出するため、中古車市場でも人気が高く、査定額にプラスの影響を与えます。
特にSUVでは、サンルーフの有無が買取価格に直結しやすく、装着車は高値で取引される傾向にあります。



例えば、GLBのようなコンパクトSUVでは、車内を広く感じさせることが重要視されます。
パノラミックサンルーフを装備することで、天井から自然光が差し込み、開放感が大幅に向上します。
さらに、スライド機能により換気性能が高まり、快適性も向上するため、購入希望者にとって魅力的なポイントとなります。
3. 色は白か黒がおすすめ


GLBクラスの買取価格を引き上げるには、ボディカラーの選択が重要です。特に白や黒は中古市場での需要が高く、リセールバリューを維持しやすい傾向にあります。
なぜなら流通量が多く買い手が見つかりやすいため、査定額が安定しやすいからです。
一方、個性的なカラーは特定の層には人気がありますが、需要が限られるため買取価格が下がる可能性があります。
GLBクラスでは「ポーラーホワイト」や「コスモスブラック」が定番カラーとして人気です。これらは中古車市場でも高い評価を維持しやすくなっています。
対して、ブルーやレッドといった色は好みが分かれるため、査定額が伸びにくい傾向にあります。



本来、好きな色の車を乗るのがベストですが、リセールを考えるのであれば白か黒は鉄板です。
GLBに関するよくある質問をプロが回答
ここではベンツGLBに関するよくある質問を、現役ディーラ―営業マンが回答します。
GLBに関するよくある質問は以下のとおりです。
5年後のGLBの残価率は?
特定の人気車種を除き、メーカー問わずおおよその車種で30%前後の残価率が基準となります。それに対してGLBは平均的に40%以上の残価率での買取相場で売買されることが多く、リセールの高いモデルと言えます。
3年落ちのGLBの買取価格はいくらですか?
各モデル毎の3年落ちのGLBの買取価格は以下のとおりです。
- GLB180:280万円~350万円
- GLB200d 4MATIC:350万円~420万円
- GLB35 4MATIC:460万円~530万円
買取価格は市場相場、車両の状態、走行距離、年式、地域などの条件により変動するため、あくまで目安としてご欄ください。
ディーラーで値引き交渉できる限界額はいくらですか?
キャンペーンなど含めても最大で車両本体価格の10%が限界値となります。それ以上の値引きを狙う場合は、ディーラーが販売を強化している特定のモデルや長期在庫車両であれば可能性が高いです。
ベンツGLBの人気色は?
白か黒が人気です。将来的な売却を視野に入れるなら、白・黒を選ぶのが無難ですが、買取価格を考えない場合は個性的な色も魅力的です。
年収がいくらあればGLBを購入できますか?
まとめ | ディーラー営業マンが教えるGLBの値引き方法
GLBの値引き方法を現役のディーラー営業マンが解説しました。
重要な点を簡潔にまとめます。
2025年3月最新の値引き相場 | |
---|---|
GLBの値引き相場 | 20万円~40万円 |
車両からの値引き | 20万円~40万円 |
オプション値引き | 0円 |
※記載の買取価格は目安であり、実際の査定額とは異なる場合があります。
また、グレード別の目安になる値引き相場は以下のとおりです。
グレード | 新車価格 | 値引き相場 | 値引き率 |
---|---|---|---|
GLB180 | 6,440,000円~ | 20万円~30万円 | 3%~4.7% |
GLB200d 4MATIC | 6,970,000円~ | 20万円~35万円 | 2.8%~5% |
GLB35 4MATIC | 9,250,000円~ | 15万円~40万円 | 1.6%~4.3% |
GLBを安く購入するために値引き交渉を行う際は、次の点についても意識することが重要です。
- ヤナセとシュテルンで競合させる
- メーカーの購入支援を上手く活用する
- 即決は絶対にしない
- 条件が合えばすぐに購入したいという意思を示す
- ディーラーの下取り査定には注意
すべての交渉テクニックを実践するのは難しいかもしれませんが、少なくとも一つか二つは試してみてください。
ただし、値引き交渉には限界があるため、値引きだけにこだわるのではなく、より重要なポイントに目を向けることも大切です。
もちろん値引き交渉も重要ですが、それよりも今所有している車をできるだけ高く売ることの方が圧倒的に重要で効果的です。



繰り返しになりますが、ディーラー下取り査定には注意が必要です。
そもそもディーラーは販売が専門であり、買取に特化した業者ではありません。そのため、買取専門業者に査定依頼し、競争させた方が買取価格に期待できます。
「ディーラー下取りではなく車一括査定を利用すべき理由」でもご説明しましたが、実際に過去の査定事例では、ディーラー下取りと車一括査定を比較した結果、最大で約96万円の差がついたこともあります。
数十万単位で差が出ることは決して珍しくありません。
今の車から乗り換える際に、少しでも高く売ることで、実質的にGLBの購入費用を抑えることができます。
GLBの値引きを最大化したいなら、必ず車一括査定を利用し、複数の買取業者を競い合わせてください。