車売却の必要書類は9つ!普通車と軽自動車で異なる手配方法《全まとめ》

車売却の必要書類をまとめる男性

車を売却する場合には、ただ車買取額に納得すればお金を受け取って終わりというわけではありません。れっきとした財産であるため、売却するにもいろいろと書類が必要になるのです。

不足していると車買取ができなくなってしまうこともあります。ここでは車を売る時に必要になる書類をピックアップしてみました。

ただ普通車と軽自動車でも必要書類は若干異なりますので、その点も間違わないようにチェックして、売る時に困らないようにしましょう。

2024年 1025

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目次

【普通車版】中古車売却の必要書類は9種類!買取で焦らない手配方法

メモをする男性

中古車を売却する場合には、準備しなければいけない必要書類がいくつかあります。以下の必要書類9種類の中にはすでに手元にあるものもありますが、取得しなければいけないものもあるので頭に入れておきましょう。

【普通車版】中古車売却の必要書類は9種類

【必要書類①】普通自動車の車検証

車検証は正式名称が自動車検査証で、その車が保安基準を満たしていることを証明する書類で、新車購入時や車検を受けた際に発行してもらえるものです。

そして車検証は常に車に入れておかなければいけない書類ですから、たいていはダッシュボードなどの車検証入れに入っているものです。

車検時や自動車保険を契約する時の車両の情報をチェックするためにしか出さないので、ほとんどの人が車に入れているので、あえて準備する必要はないでしょう。

【必要書類②】普通自動車の自賠責保険証明書

自賠責保険証は正式名称が自動車損害賠償責任保険証明書で、車を持っている人は必ず加入しなければいけない自賠責保険に加入していることを証明する書類です。加入した覚えがないと思う人もいるかと思いますが、たいていは車検代と一緒に支払っています。

そして自賠責保険証明書は車検証入れに一緒に保管しているケースがほとんどですので、たいていは車のダッシュボードなどに入っています。そのため、あえて準備する必要はない書類です。

【必要書類③】普通自動車の納税証明書

4月1日時点で車を所有している人に1年分の納税義務があるのが自動車税です。原則として自動車税を支払っていないと、車は売却できません。自動車税を支払っている証明となるのが納税証明書になります。

5月初旬までに納付書が送られてくるので、支払って印をもらえばそれが納税証明書となります。車売却時や車検時にしか使わないものなので、たいていは車検証入れに一緒に入れておく人が多いです。入っているか確認してみましょう。

【必要書類④】実印

実印と書類

普通自動車は動産と呼ばれる不動産以外の財産で、売買の際には国土交通省で登録・抹消しなければいけないのです。その手続きをするためには実印が必要で、実印を押すことで確実に本人が押したことの証明になります。

実印は主に以下の書類に捺印します。

  • 委任状
  • 譲渡証明書

実印は車を購入する際にも使用しているでしょうから、持っていないという人はいませんし、大切に保管してあるはずです。

ONE POINT
ただ紛失した場合でも新しく印鑑を作成し、市町村役場で印鑑登録をすれば使えます。
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【必要書類⑤】印鑑証明書2枚(発行後1ヶ月以内のもの)

実印の登録

印鑑証明書とは委任状や譲渡証明書などに捺印した実印が、登録されたものであることを証明するための書類です。実印は委任状と譲渡証明書に捺印するため、印鑑証明書も2枚必要になります。

買取業者によっては1枚でいい場合もありますが、念のため2枚取得しておきましょう。

ATTENTION
ただし印鑑証明書は発行後1ヶ月以内のものとなっているので、あまり早めに取得してしまうと期限が切れてしまうこともあります。そうならないためには、車の売却がほぼ決まった頃に各市町村役場に行き取得しましょう。
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【必要書類⑥】委任状

委任状

個人間で車を売買する場合には必要ありませんが、車買取店などに売却する場合には委任状が必要になります。何を委任するかというと、車の名義変更です。

車を売却すると車の名義人は自分ではなくなりますので、その名義変更の手続きを買取業者に委任します。

ただ委任状については、たいていは車買取業者が準備しているものですから、実印さえ持っていけばそこで記入できるので、あえて準備しなければいけない書類ではないでしょう。

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【必要書類⑦】リサイクル券

書類とペン

車を廃車にする際には鉄などの資源を再利用することがほとんどです。そのリサイクルをする際に費用がかかるのですが、これは車の所有者が負担する事になっています。リサイクル券とはそのリサイクル料金を支払ったことを証明する書類です。

リサイクル料は新車購入時もしくは中古車で購入した際には次回の車検時に支払うことになっています。そのためたいていは車検証入れと一緒に保管している事でしょう。ですので、しっかり保管してあるかチェックしてみるといいでしょう。

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【必要書類⑧】譲渡証明書

譲渡証明書

譲渡証明書とはいつ誰が誰にその車を譲ったのかを証明する書類です。この譲渡証明書については、インターネットでも様式をダウンロードできます。

ただ車買取業者に車を売却するのであれば、たいていは車買取店が準備していますから、あえて所有者が準備する必要がありません。

おそらく車買取店側で内容もしっかり記載して提示されるでしょうから、その内容をしっかり確認して間違いがなければ署名・捺印をして提出しましょう。個人売買の場合には、準備をして正しい様式で正式に記入しないといけません。

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【必要書類⑨】住民票

チェックリスト

住民票については、車を売却する人すべてが必要になるものではありません。住民票が必要となるのは、車検証に記載されている住所と現在の住所が違っている時だけです。

  • 住所変更が一度あった場合「住民票」
  • 住所変更が複数回あった場合「住民票の除票または戸籍の附票」

車検証に記載された住所から、1回、住所を変更したときは住民票を提出することになります。市役所やその出張所・センターのほか、マイナンバーカードをお持ちであればコンビニでの発行も可能です。

一度でなく複数の住所変更をしている時には「住民票の除票」か「戸籍の附票」を発行してもらうことになります。

結婚して姓が変わったら?

結婚などで名字が違う時、「戸籍謄本」の提出が必要になります。

車を売る時、どのような書類が必要なのか買取業者が教えてくれますが、なにか不明な点があれば早めに問い合わせておくと書類の準備もスムーズにいきます。

【軽自動車版】車売買の必要書類は全6種類!最新一覧表をチェック

軽自動車を売却する場合にも準備しなければいけない書類があります。普通自動車よりも必要書類は少なく、以下のように全部で6種類になりますので、チェックしてみてください。

中古車売却の必要書類は9種類

【必要書類①】軽自動車の車検証(自動車検査証)

軽自動車は2年に1度車検を受ける必要があり、修理や整備をして保安基準を満たしていることを証明するのが車検証です。普通自動車と同じように車検証は常に車に入れておかなければいけない書類です。

そのため、たいていは車のダッシュボードなどに車検証入れに入れて保管しているはずです。車検証は自動車保険を契約する際などの車両情報のチェックのために出すことはありますが、それ以外では使わないので、紛失していることはないでしょう。

【必要書類②】軽自動車の自賠責保険証明書

自賠責保険は普通自動車だけでなく軽自動車を運転する人も加入が義務付けられている保険です。新車購入時または車検時に次の車検の時までの分を支払っているので、たいていは車検証と一緒に車検証入れに入っています。

ほとんど出すことがない書類ですから、車検証入れさえ紛失していなければ入っているでしょう。ですので、車を売却するからといって、焦って探す必要はありません。ただ念のために車検証入れに入っているか確認してみましょう。

【必要書類③】軽自動車納税証明書

軽自動車も普通自動車同様、4月1日時点でその車を所有している人に課せられる自動車税があります。毎年4月から5月にかけて支払うことになっていますが、車売却の際には軽自動車税を支払った証明となる軽自動車納税証明書が必要となります。

軽自動車納税証明書は車検時や車売却時にしか使わないものなので、たいていの人は車検証入れに入れているでしょう。ですので、あえて準備する必要はありません。ただ入れ忘れることもあるので、入っているか確認してみましょう。

【必要書類④】印鑑(認印、シャチハタはNG)

ミニカーと書類

普通自動車を売却する場合には実印が必要となりますが、軽自動車を売却する場合に限り実印ではなく認印でもOKとなります。

それは普通自動車は国土交通省に登録する必要があるためであり、一方で軽自動車は軽自動車協会に登録するだけなので、実印は必要ありません。

もちろん実印ではダメというわけではありませんので、実印を持っていけば問題はありません。

ただ認印でOKではあるのですが、シャチハタはNGとなりますので注意しましょう。

【必要書類⑤】リサイクル券

書類とペン

車を廃車にする際にかかるリサイクル費用は車を所有する人が負担しなければいけません。リサイクル券とはそのリサイクル料を支払ったことを証明する書類です。

リサイクル料は支払った覚えはないという人もいますが、たいていは新車購入時もしくは中古車を購入した際は次の車検時に支払っています。

リサイクル券は車売却時もしくは廃車時にしか使わないものですから、たいていは車検証入れに車検証などと一緒に保管しているものです。ですので、あえて準備しなければいけないものではありません。

【必要書類⑥】住民票

チェックリスト

住民票については、車を売却する人すべてが必要になるものではありません。住民票が必要となるのは、車検証に記載されている住所と現在の住所が違っている時だけです。

  • 住所変更が一度あった場合「住民票」
  • 住所変更が複数回あった場合「住民票の除票または戸籍の附票」

車検証に記載された住所から、1回、住所を変更したときは住民票を提出することになります。市役所やその出張所・センターのほか、マイナンバーカードをお持ちであればコンビニでの発行も可能です。

一度でなく複数の住所変更をしている時には「住民票の除票」か「戸籍の附票」を発行してもらうことになります。

結婚して姓が変わったら?

結婚などで名字が違う時、「戸籍謄本」の提出が必要になります。

車を売る時、どのような書類が必要なのか買取業者が教えてくれますが、なにか不明な点があれば早めに問い合わせておくと書類の準備もスムーズにいきます。

車を売る際の必要書類を紛失、または失くした場合の手配方法

パソコンで買取店を検索

車を売る際には普通自動車で9種類、軽自動車で6種類の書類が必要となります。たいていは車の中にあるので、あえて取得するのは普通自動車なら印鑑証明書、軽自動車なら住民票くらいのものです。

もし必要書類を紛失していた場合には車の売却ができなくなる場合もあるので、以下の方法で手配しましょう。

車検証 陸運局で再発行
自賠責保険証 保険会社に連絡し再発行
納税証明書 陸運局、自動車税管理事務所、各都道府県の県税事務所で再発行
実印 実印用の印鑑を用意し、市町村役場で印鑑登録をする

これ以外にリサイクル券も必要なのですが、リサイクル券に関しては再発行ができません。ただ再発行できなくてもリサイクル料を支払ったことがわかればOKです。そのためには、自動車リサイクル料金の預託状況が必要となります。

自動車リサイクル料金の預託状況については、自動車リサイクルシステムのホームページからリサイクル券の番号やリサイクル料金の情報が表示されているページをプリントアウトするだけで代用できます。

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まとめ

車売却の必要書類をまとめる男性

このように車を売却する場合には、電化製品や洋服などをリサイクルショップに持っていくのとは違って、いろいろと必要な書類があります。ほとんどは車の中に保管してあるもので、あとは市役所などに行けば取得できるものです。

ただ車に入っているものと思っていたら、紛失していたなんてこともあります。もちろん再発行や他の書類で代用できますが、取得するには時間がかかる場合もあるので、車を売却しようと思った時に確認してみるといいでしょう。

この記事を書いた人

「もっと価値を見つける」をテーマに自動車の買取現場に立ち会い数多くの交渉を経験。現在は自動車買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら車売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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