車の査定で嘘はバレる!修復歴があるなら必ず申告を【損害賠償のリスクあり】

車の修復歴はバレる

まず断言しますが、修理歴は査定時にほぼ確実にばれます。

とくに骨格部分に手を加えた修復歴はプロの査定士に見抜かれる可能性が高く、整備記録などの書類からも履歴が確認されます。

日本自動車査定協会(JAAI)でも、フレームやピラーなどの骨格部位を修理・交換した車は「修復歴車」として明確に査定基準に定められており、査定額への影響は避けられません。

とはいえ、すべての修理が大きな減額につながるわけではありません。

この記事では、修理歴がばれる仕組みや査定への影響、隠すリスクや修理歴があっても高く売るための実践的な工夫まで、初心者にもわかりやすく整理して解説します。

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目次

修理歴のある車は査定でばれる

修理歴_バレる理由

車の売却を考えている方の中には、「過去の修理歴は本当にばれるのか」と不安に感じている方も多いかもしれません。

ここからは、査定時にどういった箇所を見られているのか、また、どのような履歴情報からばれてしまうのかについて、もう少し詳しく解説していきます。

修理歴と修復歴(骨格部位修復)の違い

「修理歴」と「修復歴」は似た言葉ですが、査定の世界ではまったく意味が異なります。

簡単に言えば、修理歴はボディや外装など表面的な修理を含む広い概念で、修復歴は「車の骨格部分を修理・交換した履歴」を指す専門的な用語です。

査定や中古車販売の現場で減額対象となるのは、基本的に後者の「修復歴」です。

骨格部分とは、車のフレームやピラー、ダッシュパネル、クロスメンバーなど、車体を支える重要な構造部位のことです。

これらを修理した車は、見た目が元通りでも衝突安全性や走行性能に影響するおそれがあるため、中古市場では慎重に扱われます。一方で、バンパーやフェンダーなど外装部品の交換だけなら「修復歴」とはみなされず、査定額への影響も限定的です。

このように、「どの部分を直したか」が修理歴と修復歴を分ける重要なポイントです。

査定士が修理歴を見抜くときに確認する箇所

プロの査定士は、修理歴の有無を見抜くために、目視だけでなく手の感触や音、光の反射具合まで細かく確認します。

とくに重視されるのは、骨格部分の溶接跡・塗装のムラ・パネルの浮き・左右の非対称など、修復作業で生じやすい違和感です。これは機械では見逃しやすいポイントでもあり、経験を積んだ査定士だからこそ見抜ける箇所でもあります。

具体的には、以下のようなポイントがチェックされます。

  • ドアやボンネットの開閉具合に違和感がないか
  • シートを外して床下の溶接跡を確認
  • フロント・リアのストラットタワー付近に補修痕がないか
  • 車体の下回り(シャーシ)に波打ちや変形がないか
  • ボルトの塗装剥がれや締め直しの痕跡

このように、プロの査定士は見えにくい部分こそ重点的にチェックします。過去の修理を隠しても、こうした確認作業で判明するケースがほとんどです。

整備記録や修理履歴からもわかるケース

修理歴は、目視や車体チェックだけでなく、書類から判明することもあります。とくに「整備記録簿」や「定期点検記録簿」には、過去にどのような修理・整備が行われたかが記載されているため、査定士は必ず確認します。

また、ディーラーや整備工場で整備を受けていれば、車両の履歴が専用のシステムに残っているケースもあり、これが査定額の判断材料になることもあります。

たとえば、整備記録に「リアフロア修正」や「ラジエーターコアサポート交換」など、骨格部分の記録があれば、それだけで「修復歴あり」と判定される可能性が高まります。

修理内容が軽微であっても、部位次第では評価に大きく影響します。

整備記録は、買取側にとっては過去の状態を正確に知る手がかりになりますが、売る側にとっても「どこを直して、どこは無傷だったのか」を把握するための大切な資料です。

修理歴がある車を売却する際は、必ず内容を把握しておき、必要に応じて説明できる準備をしておくことが重要です。

修理歴がある車の査定額はどのくらい下がるか

修復歴_減額

修理歴のある車は、一般的に査定額が下がります。とくに「修復歴あり」と判断されるレベルの損傷歴がある場合は、減額幅が大きくなる傾向があります。

中古車市場では、安全性や走行性能に不安を抱かれやすいことから、再販価値が下がるためです。

とはいえ、すべての修理歴が同じように査定に影響するわけではありません。どこをどれだけ直したか、修理の質はどうだったか、車種や年式によっても下落幅は変わります。

次は、具体的な減額幅や、影響の大小を左右する要素について詳しく見ていきます。

修復歴がある場合の減額幅は平均で2〜3割ほど

修復歴がある車は、中古車市場でリスクのある車とみなされやすく、そのぶん査定額も下がります。

一般的には、車両の本来の相場からおおよそ20〜30%前後の減額が発生するのが目安とされています。

たとえば、相場が100万円の車であれば、修復歴があるだけで70万円前後まで査定額が落ちることも珍しくありません。

この減額幅はあくまで目安ですが、修復歴の内容によってはそれ以上の下落も十分あり得ます。

とくにフレームやクロスメンバーなど、車の骨格部分を修理・交換している場合は、安全性や剛性に対する不安が残るため、買取業者側も再販時に慎重になります。

逆に、骨格に影響しない外装パネルの交換などであれば、実際の減額幅は比較的軽微に抑えられることもあります。

損傷部位や修理の内容によって影響の大きさが変わる

修理歴が査定にどの程度影響するかは、「どこを、どれくらい」修理したかによって大きく変わります。

たとえば、バンパーの擦り傷やドアのへこみといった軽微な損傷であれば、査定にほとんど影響しないこともあります。

一方で、車の骨格部分、たとえばフロントフレームやピラー、フロア、ラジエーターコアサポートなどを修正・交換している場合は、たとえ修復がきれいに行われていても大幅な減額は避けられません。

また、修理の質も影響。純正パーツを使って正規工場で修理された車と、格安業者で最低限の修復がなされた車では、見た目が似ていても査定額に差がつきます。

とくに、歪みや塗装ムラが残っているような場合は、修理の質が低いと判断され、再販リスクが高まるため評価が下がります。

査定に強く影響する修理箇所と、そうでない箇所の違いを把握しておくことで、売却時の交渉にも活かせます。

修理歴があっても価格を保ちやすい車の特徴

修理歴があるからといって、すべての車が大きく評価を落とすわけではありません。なかには、修復歴があっても比較的高く売れる車も存在します。

そのカギとなるのは、修理内容の軽さ・車種の人気・車の状態の3点です。

まず、骨格部分に影響のない軽微な修理で済んでいる場合は、査定への影響も小さく抑えられます。たとえば、ドアやバンパーなどの交換で、溶接や骨格補強が行われていない場合は「修理歴あり」として扱われても、「修復歴あり」には該当しません。

このような場合、再販時に買い手の不安も少なく、価格が大きく落ちにくいのです。

次に、車種の人気も大きく影響します。

中古車市場で需要が高い車種、たとえばN-BOXやプリウス、アルファードなどは、修理歴があっても買い手が付きやすく、相場が安定しています。逆に、もともと流通量が少ない車や、人気が低迷している車種は修理歴の影響を大きく受けやすくなります。

さらに、日頃のメンテナンスがしっかりされており、整備記録簿が完備されている車は、たとえ修理歴があっても信頼されやすく、査定でも好印象につながります。

修理歴を隠すリスク

修復歴_隠すリスク

車を売却する際に修理歴を意図的に伝えない、あるいは「聞かれなかったから言わなかった」という対応は、あとから深刻なトラブルに発展するおそれがあります。

修理歴を隠すことは、売却額に悪影響を及ぼすだけでなく、契約後のトラブルや法的責任にもつながる非常にリスクの高い行為です。

実際にどのような責任やトラブルが発生しうるのか、具体的な例を紹介します。

1. 申告しないと契約不適合責任を問われる可能性がある

中古車の売買では、売主が知っていた重要な情報を買主に伝えなかった場合、「契約不適合責任」を問われることがあります。

これは2020年の民法改正により導入された概念で、以前の「瑕疵担保責任」に代わる形で規定されました。簡単にいえば、「車に重大な欠陥や修復歴があることを知りながら伝えなかった場合、損害賠償や契約解除の対象になる」ということです。

とくに骨格部分の修復があった場合や、重大な事故歴がある車を申告せずに売却した場合、あとから発覚すると「知っていたはずなのに故意に隠していた」と判断される可能性が高くなります。

この場合、買主が「そんな状態とは知らなかった」として損害賠償請求や契約の取り消しを求めてくることもあります。

なお、修復歴の告知義務があるかどうかは、売却方法によっても異なります。

とくに個人売買やフリマアプリ経由での取引はトラブルが起きやすく、修理歴の申告を怠ると重大な責任を負うことになります。

業者に売る場合も、書類や整備記録の確認は当然のように行われるため、隠しても発覚する可能性は高いと考えておくべきです。

2. 売却後に発覚した場合は損害賠償などのトラブルに発展することも

修理歴や修復歴を申告せずに車を売却した場合、あとになってその事実が発覚すると、大きなトラブルへと発展することがあります。

とくに契約不適合責任が問われる場面では、売主に対して損害賠償が請求されるケースや、売買契約自体が取り消されることもあります。

たとえば、売却先の買取業者が車を別の顧客に再販した後、その顧客が車検時や整備の過程で「フレーム修正の跡がある」と指摘し、クレームを入れてきた場合、元の売主にまで遡って責任が問われることがあります。

このような再販後のトラブルは、金銭的な問題に発展するだけでなく、業者との関係性にも悪影響を与えかねません。

また、フリマアプリや知人間での個人売買など、業者を介さずに行った取引では、こうしたトラブルが起きても自己責任になる場合が多く、対応に苦慮することも少なくありません。

さらに、弁護士費用や時間的コストがかかるうえに、相手の主張次第では高額な請求を受ける可能性もゼロではありません。

つまり、「ばれなければ問題ない」と安易に考えて売却すると、後々になって思わぬ代償を払うリスクがあります。

3. トラブルを防ぐために確認しておきたい書類

修理歴の有無に関わらず、車を安心して売却するためには、事前に「どこを修理したのか」 「修理内容はどの程度か」を自分自身が正確に把握しておくことが重要です。

そのために役立つのが、整備記録簿や車検証、見積書・請求書といった過去の書類です。これらをしっかり確認しておくことで、査定時に慌てることなく、必要な情報を正しく伝えることができます。

まず、最も基本となるのが「定期点検整備記録簿」です。過去の点検内容や修理履歴が記載されており、骨格部位の交換や溶接修理があったかどうかもチェックできます。(参照:国土交通省「自動車の点検整備」

とくにディーラー整備を受けている場合は、記録の信頼性が高いため、査定士もこの書類を重視します。

次に確認すべきなのが、修理時の見積書や請求書です。これには修理の部位や作業内容、使用した部品の詳細が記載されており、口頭では伝えづらい情報を裏付ける資料になります。

また、車検証の「備考欄」や「型式指定番号・類別区分番号」によっては、過去の事故や改造履歴が記録されているケースもあります。軽微な修理であっても、場合によっては何らかの注記があることもあるため、念のため確認しておくと安心です。

修理歴がある車でも高く売るための工夫

修理歴_高く売る方法

たとえ修理歴がある車でも、売り方を工夫することで査定額を大きく落とさずに済むケースは少なくありません。

重要なのは、「修理歴=価値がない」と決めつけず、誠実な対応と情報の見せ方、業者選びの工夫によって評価を引き上げていくことです。

修理歴がある車でも「伝え方」 「見せ方」 「売り方」を工夫すれば、満足できる査定額を引き出すことは十分可能です。

そのためにとくに効果的な実践方法を3つ紹介していきます。

1. 誠実な説明と整備記録の提示で信頼を得る

修理歴のある車を少しでも高く売るためには、事前の準備と説明の丁寧さが大きな差を生みます。

特に重要なのが、修理した事実を隠すのではなく、内容を誠実に伝える姿勢です。これは業者との信頼関係につながり、結果として査定額の減額幅を抑えることにもつながります。

査定士は、過去の修理歴を見抜くプロですが、それ以上に「売主の人柄」や「情報の正確さ」を重視しています。

たとえば、「この部分は数年前に板金修理していますが、骨格までは触れていません。ディーラー整備で修理し、記録簿も残っています」と具体的に説明できれば、「この人は信頼できる」と判断されやすくなります。

また、整備記録簿や修理明細は、車の状態を客観的に示す資料になります。たとえ修復歴があっても、「その後どのように整備され、どの程度の修理だったのか」がはっきりわかれば、再販時のリスクも低く見積もられ、査定に好影響を与えます。

つまり、査定で損をしないためには、修理歴を無理に隠すよりも、「適切に説明し、必要な書類を提示する」ほうが、結果的に得をするケースが多いです。

2. 修理歴のある車に強い買取業者を選ぶ

修理歴がある車を少しでも有利な条件で売却するには、業者選びが非常に重要です。

なぜなら、すべての買取業者が修理歴のある車を積極的に扱っているわけではなく、中には「修復歴あり=即減額」や「買取対象外」とする業者もあるからです。

一方で、修理歴のある車を得意としている業者であれば、状態や相場をきちんと見極めたうえで、適正な価格をつけてくれます。

たとえば、自社の整備ネットワークや海外販路を持っている業者は、修理歴車でも再販ルートを確保しやすいため、評価がシビアになりすぎない傾向があります。

また、事故車専門のオークションに強い業者や、部品単位での販売ルートを持っている業者も、他社より高い金額を提示してくれることがあります。

修理歴に理解がある業者を見つけるには、公式サイトで「修復歴車も歓迎」や「事故車・不動車OK」などの表記をチェックするほか、実際に問い合わせた際の対応も判断材料になります。

修理歴の説明に対して嫌な反応を示さず、丁寧に質問に答えてくれる担当者がいる業者であれば、安心して任せられるでしょう。

3. 車一括査定を活用して複数社の価格を比較する

修理歴がある車をなるべく高く売りたいなら、「車一括査定」の活用は非常に有効な方法です。というのも、業者によって修理歴に対する見方や再販ルートが異なるため、同じ車でも査定額に大きな差が出ることがあるからです。

車一括査定を使えば、こうした業者間の評価差を一度に比較でき、もっとも高く買い取ってくれるところを効率よく見つけることができます。

注意点としては、「修復歴あり」とわかっている場合は、最初から正直に伝えること。

事前に申告しておけば、受け入れてくれる業者だけが対応してくれるため、無駄なやり取りを省けますし、誠実な対応として評価されることもあります。

つまり、車一括査定は、修理歴があるからこそ積極的に使うべきツールです。自分に合った業者を効率的に見つける手段として、売却時の強い味方になります。

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まとめ|修理歴があっても必ず正直に申告を

修理歴がある車は査定時に高い確率でばれますが、それを正直に伝えたうえで売却の工夫をすれば、納得のいく価格で手放すことは十分可能です。

ここまでの内容をもとに、押さえておきたいポイントと、実際の進め方を整理します。

この記事のポイントまとめ
  • 骨格部位の修復歴は査定で見抜かれやすく減額対象になる
  • すべての修理歴が大幅なマイナスになるわけではない
  • 修理部位・修理内容・車種の人気・整備状態によって評価は変わる
  • 修理歴を隠すと契約不適合責任を問われるリスクがある
  • 整備記録や修理履歴をもとに誠実に説明することで信頼が得られる
  • 修理歴に理解のある業者を探すには車一括査定の活用が有効

では、実際に売却を進める際の流れを確認しておきましょう。

STEP
修理歴の有無を明確にしておく

整備記録簿や修理明細、見積書などを見直し、どこをどのように直したかを把握しておくことが第一歩です。

STEP
査定時は誠実に内容を伝える

「骨格には影響していません」や「ディーラーで修理しています」など、事実を丁寧に説明しましょう。書類もあわせて提示するとより効果的です。

STEP
車一括査定を使って複数業者を比較する

修理歴のある車に強い業者も含めて、条件の合う買取先を見つけます。業者ごとの反応も比較材料になります。

修理歴があっても、それが原因で損をするとは限りません。重要なのは隠すのではなく、伝え方と売り方を工夫すること。

誠実な対応と情報整理、そして適切な業者選びが、高価買取への一番の近道です。

この記事を書いた人

「もっと価値を見つける」をテーマに自動車の買取現場に立ち会い数多くの交渉を経験。現在は自動車買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら車売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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