- 50万円以下で購入できる中古車
- 50万円以下の中古車を購入する時の注意点
近年では長く続く不況の影響からか、車を購入する人も減っています。ですが現実として地方では、車がないと生活できないというケースも少なくありません。そこでなるべくなら安い車が欲しいという人も多いはずです。
ここでは1つの目安として、50万円以下で購入できる中古車について紹介していきます。あまり安いと大丈夫なのと不安に思うかもしれませんが、質の良さと価格面の両方を満たすことが多い車種に限って解説しましょう。
50万円以下で購入できるおすすめの中古車10選
中古車といっても実はピンからキリまであります。新車だと高額な車でも中古車としては人気がないため、販売価格が低くなるケースは珍しくありません。ここでは50万円以下で購入できるおすすめの車種を見ていきましょう。
【軽自動車】ダイハツ・ミライース
ミライースはダイハツが販売している軽自動車です。新車であっても100万円以内から乗り出しができる、低価格さが人気の車種だと言えるでしょう。
- 燃費が良い
- 小回りがきく
- 安全性能が高い
といった特徴があるため、女性用の車としても人気があります。スマートアシストや、コーナーセンサーがあるのも使い勝手が良い点でしょう。
加速もスムーズなので運転もしやすい車種です。燃費も良いので普段遣いで文句がでることはないでしょう。新車価格がそもそも安価であることから、中古車でも50万円以下で購入できる可能性が高いです。
4年落ち程度で修復歴もなし、といったミライースが50万円以下で見つけることができます。条件次第ではさらにコスパの良い車もあるでしょう。
【軽自動車】日産・デイズ
日産を代表する軽自動車がデイズでしょう。2013年の発売から根強い人気があります。特にワゴンタイプのハイウェイスターは、室内も広くてファミリーカーとして利用する人も少なくありません。
安全装備としてはエマージェンシーブレーキが搭載されています。ドライバーへ注意喚起をするだけではなく、自動でブレーキもかけてくれる機能です。2019年にはモデルチェンジをしていますので、初代モデルが狙い目です。
年式は5年~8年落ちでも走行距離が比較的に少なく、修復歴がないという車も少なくありません。これらの車が50万円以下になっていることも多いので、狙い目の車だと言えるでしょう。
【軽自動車】スズキ・パレット
軽自動車の中でも人気なのがスズキのパレットです。タントと同じくトールタイプで天井が高く、居住性が良いのが特徴だと言えるでしょう。パレットが狙い目なのは、後継車が出ている点です。
後継車はスペーシアという車種で、こちらをメーカーも販売の主力としています。中古車市場でも、前モデルであるパレットは販売額が下がっているので、狙い目だと言えるのです。
ちなみにスペーシアの売りである居住性の良さは、パレットと同じレベルなのであまり気にする必要はありません。
- 年式としては8年~10年落ち
- 走行距離が5万km~8万km
この条件を目安にして探してみるといいでしょう。50万円以下でも質の良いパレットが中古車市場に出回っています。
【ミニバン】ホンダ・フリード
ミニバンの中でも高い人気があるのが、ホンダのフリードでしょう。いわゆるコンパクトミニバンに分類される車ですが、実態として3列目まで使えるのが特徴でしょう。
中古車として狙い目となっているのが、Gグレードでしょう。ベーシックなグレードになるため、装備そのものはシンプルです。そのため価格も抑えられていて、中古車としても購入しやすい額になっています。
- 10年落ち以内の年式
- 走行距離は5万km~8万km
程度の条件でもコスパの良い車が見つかるでしょう。若干年式としては古く感じるかもしれませんが、ファミリーユースする分には十分です。流通量がさほど多くないため、じっくりと探してください。
【ミニバン】ホンダ・エリシオン
お子さんの送迎などで、どうしても大きなミニバンが欲しいという人もいるでしょう。そうした人におすすめしたいのが、ホンダのエリシオンです。以前はホンダのフラグシップモデルになるミニバンでした。
ですが現在ではオデッセイがフラグシップとなっています。このことから中古車としても、あまり知名度が高くないため安価に購入できるケースが多いです。3列8人乗りというサイズで、ミニバンとしての装備も一通り揃っています。
- 燃費がさほどよくない
- 年式が古いものが多い
- 走行距離も多い
50万円以下でも購入できるのですが、中古車として見た場合は上記のような条件がついてきます。年式が古く、走行距離も多いことになりますが、大きなミニバンだと格安で購入できるでしょう。
【ミニバン】ホンダ・ステップワゴン
ミニバンの中でも、特に激戦区といわれるのがミドルクラスです。人気が高いクラスだけに、中古車市場でも実は激安で購入できる車種は少ないのです。その中でも敢えてあげるのなら、ホンダのステップワゴンになります。
ステップワゴンは現行だと5代目のモデルになるのですが、50万円以下ということで考えると、2代目を狙っていくといいでしょう。既に3世代前の車となるのですが、車内スペースの広さは変わりません。
- 片側スライドドア
- 年式が既に13年以上なので税金が高くなる
などのような条件がついてきます。安価に購入はできますが、年式の古さが気になるところでしょう。予算が100万円まで確保できるのなら、3代目を狙うといいです。
【ハイブリッド】トヨタ・クラウンハイブリッド
トヨタの中でも歴史ある看板モデルがクラウンです。このクラウンが13代目となった時に新シリーズとして発売されたのが、クラウンハイブリッドになります。初代が発売されたのが、2008年になります。
2012年になってハイブリッドの2代目が発売されました。年式としては古くなってしまいますが、静粛性が高く、セダンタイプならではの高級感があるのが特徴でしょう。
- 中古車として狙い目なのが初代クラウンハイブリッド
- 年式は古くなるが本体価格が50万円以下
もともと高級車という位置づけになるため、50万円以下で購入しようとなると、どうしての年式が古くなってしまいます。また走行距離にしても、かなりの距離を走っている車が多くなるでしょう。
【ハイブリッド】ホンダ・フィットハイブリッド
ハイブリッドカーの中でも、特に高い人気を持っているのがホンダのフィットです。独自の技術によって、室内空間をコンパクトカー以上に感じさせてくれるのがポイントでしょう。
初代は割安な価格だったこともあり、かなり高い人気となりました。現行モデルは2020年に発売されたばかりですので、古いモデルの価格が下がっています。そのためコストパフォマンスの良い車を購入するチャンスがあります。
- 狙い目はスポーツタイプのRS
- 2008年~2011年なら50万円以下で購入可能
2007年の2代目から販売されているRSは、10年以上が経過した現在でも高い人気を誇っています。ですが初年度登録から10年以上経過していることもあり、販売額としては50万円以下のものが多くなります。
【スポーツカー】マツダ・デミオ スポルト
スポーツカーはいくら中古車でも、50万円以下だと難しいという人もいます。ですが軽自動車やコンパクトカーのモデルなら、購入可能なものもあるのです。その1つがマツダのデミオ スポルトになります。
2002年に発売された2代目からスポルトというグレードがあります。室内空間はそのままに、しっかりとしたスポーツタイプの車です。他グレードが14インチのタイヤに対して、スポルトのみ16インチが採用されています。
- 中古車としては数が少ない
- MT車の取り扱いもある
中古車としては、さほど数が流通していません。既に年式としても古くなっている車だけに、どうしても数がすくないのです。その分、価格としては50万円を切っているのでおすすめできます。
【スポーツカー】スズキ・スイフトスポーツ
スズキの世界戦略車として販売されたのがスイフトです。2000年に販売を開始した車種で、2003年のマイナーチェンジにてスポーツモデルが採用されました。ちなみに5MTのみになるので、AT免許しかない人は注意してください。
スズキが本気で開発した車だけに、しっかりとした走りが楽しめるでしょう。国内競技でも初代のスイフトスポーツは活躍をしていた名車です。
- 初代スイフトスポーツなら50万円以下で購入可能
- MT車のみなので注意が必要
- 流通数はかなり少ない
中古車的に見ると、50万円以下という条件だと初代しか当てはまりません。ですがAT車はないのでその点には注意が必要でしょう。そもそも流通量がかなり少ない車なので、時間をかけて探すようにしてください。
50万円以下の中古車は購入しても大丈夫?3つの注意点をチェック
50万円以下で買える中古車を紹介してきました。ですがやはり価格的に安すぎるため、大丈夫なのと不安に思う人もいるでしょう。そこで中古車の状態を見極めるために、どの点をチェックすればいいのか確認していきます。
【注意点1】修復歴・事故歴があるかどうか
中古車の価格において、大きな影響を持つポイントがあります。それは修復歴があるかどうかです。修復歴というのは、車の骨格部分であるフレームを損傷し、修理した履歴のことを指します。
いかに修理をしたとしても、車の骨格にあたるフレームを損傷しているため、走行安全性に疑問がついてしまうのです。修復歴があることで、中古車の価格も大きく下がってしまいます。
ですので格安の中古車だと思って安易に飛びつくのではなく、先ずは修復歴があるかどうかを確認してください。基本的に修復歴なしと記載があれば、ほぼリスクはないと考えて良いです。
【注意点2】水没車ではないかどうか
修復歴がある車と同じくらい注意したいのが、水没車かどうかでしょう。水没車というのは、車内に浸水してしまった車のことです。特に近年はゲリラ豪雨などの天候不順が多く、水没してしまう車も少なくありません。
- 電気系統にトラブルが出やすい
- 異臭がする
- カビが生えている可能性がある
- 耐久性が低下する
などのようなデメリットが水没車にはあります。見分け方としては以下の点に注意してチェックしてください。
- エアコンをつけた時にひどく臭う
- 床マットやトランクルームの底をめくってカビが生えているか確認する
- シートベルトを引き出して泥がついていないか確認する
といった点を見て、問題がなければ大丈夫でしょう。
【注意点3】値段だけで判断しない
最後に中古車を選ぶ時は、値段だけで判断しないようにしてください。そもそも車は安くありません。新車だと軽自動車でも100万円程度が最低クラスです。そのため50万円以下となると、どうしても条件が悪くなりがちだと言えます。
つまり一般的な中古車と比較すると、以下のような特徴があるのです。
- 年式が古い
- 走行距離が長い
- 修復歴がある
このようなリスクを承知の上で購入しなくてはいけません。他方で軽自動車などで新車価格が安価なものは、良質な車であっても中古価格として50万円を切る場合があります。
そのため値段だけで判断するのではなく、車種によって安くなる理由があることを理解した上で判断しましょう。
まとめ
50万円以下で購入できる、おすすめの中古車についてまとめました。中古車といってもピンからキリまであるため、実は50万円以下でもコストパフォマンスの良い車というものがあるのです。
一般的な中古車よりも条件を落とすことで、50万円以下という価格を実現する車種もあります。
他方で安価な軽自動車だと新車価格も安いため、中古車だと格安で購入できるケースもあるのです。これらの条件を考慮して、どの車種が良いのか検討するといいでしょう。