- ナンバープレート引継ぎの可不可について
- ナンバープレートを変更する手続き
- ナンバープレートの変更に必要な書類一覧
中古車の買い替えでナンバープレートは、引き継ぐことができるのでしょうか。一昔前まではナンバープレートは、ランダムな番号が発行されていました。ですが近年では希望ナンバーの申請が可能となりました。
この希望ナンバーの申請を上手に利用することで、ナンバーの引き継ぎは車買い替えの後でも有効になります。ここでは希望ナンバーへの変更も含めて、ナンバープレートについて詳しく見ていきましょう。
車を買い替えるときにナンバーをそのまま持ち越しは出来ない
長年乗り続けてきた車のナンバーには愛着が出るものです。そのため車買い替えをする時に、今のナンバーをそのまま持ち越ししたいと考える人もいるでしょう。ですが現在の車のナンバーをそのまま持ち越すことはできません。
何故なら車のナンバープレートというのは、その車に付けられている車体番号と紐付いているものだからです。ですが番号だけは引き継ぎができる制度があります。それが希望ナンバー制度です。
車のナンバーに自分の希望する番号をつけることができる制度になります。そのため以前と同じ番号で申請すると、番号は変わらない形になるのです。ただし選べるのは番号のみとなっています。
地域名や番号の隣にある平仮名を選ぶことはできません。
中古車を購入するときにナンバープレートを変更する手続き
では中古車を購入して車買い替えをする時に、ナンバープレートを変更するには、どのような手続きが必要なのでしょうか。ここでは自分で申請をする場合と、業者に依頼する場合の2通りで紹介していきます。
自分で申請する場合
ナンバープレートの申請ができるのは新車だけと思う人も多いですが、実は中古車でもナンバーを変更することができるのです。その手順を紹介していきましょう。
- 必要書類を準備する
- 陸運局に行く
- 古いナンバープレートを返却する
- 必要書類をもらって手続きをする
- 新しい車検証を取得する
- 新しいナンバーの交付を受ける
- ナンバープレートを購入する
- 新しいナンバープレートを取り付けする
といったような流れとなっています。必要な書類については後述しますので、そちらを参考にしてください。
購入した業者に依頼する場合
車買い替えで中古車を購入した時にナンバーを希望することができます。前段では自分で申請をする大まかな手順を紹介しましたが、購入した店舗に依頼をすることも可能です。ただし代理申請を依頼した場合、手数料が別途必要となります。
依頼をした場合、業者側から委任状を渡されるでしょう。簡単にお伝えしますと、業者に手続きをお願いするといった公的な書類のことです。この書類がないと、業者側が手続きできないので、指示に従って記入してください。
- 手数料は業者によって異なる
- 車庫証明書の取得と合わせた場合は、相場は1万5000円程度
手数料がかかるので、少しでも節約をしたい場合は自分で手続をするといいです。ただし平日に足を運ぶ必要が出てくるため、仕事で忙しい人や多少の手数料なら支払っても良いという人は、業者に依頼した方がいいでしょう。
希望ナンバーをインターネットから申請できる
ナンバープレートの番号を希望する制度があることはお伝えしました。ただし実はどんな番号でも取得できるとは限らないのです。
ポイント① | 人気の高い番号は抽選制 |
ポイント② | 毎週日曜日が締め切り |
ポイント③ | 月曜日に抽選が行われる |
ポイント④ | 当選すると番号が利用できる |
ポイント⑤ | 抽選対象以外の番号だと申請は可能 |
もし自分の希望ナンバーが、人気の高いものであれば必ずしも取得できるとは限りません。ちなみにインターネットで申請することができるので、自分で申請する負担は少なくできるでしょう。
自分の希望する番号が抽選となっているのなら、別の番号を希望するのも1つの手段です。そのため第2~第3希望までナンバーを決めておくと、スムーズに申請ができるでしょう。
インターネットから申請した時の大まかな流れ
車買い替えで希望ナンバーの申し込みは、インターネットでできます。この手順について大まかな流れを確認しておきましょう。
- 一般社団法人全国自動車標板協議会のウェブサイトにアクセスする
- 希望ナンバー申し込みサービスから申請する
- 交付手数料を支払う
- 予約済み証を受け取りする
- 陸運局か軽自動車検査協会で登録
- 希望ナンバーの受け取り
といったような形で進めてください。ちなみに軽自動車でも普通車でも手順は同じです。申込みをするときには一般希望番号と抽選対象希望番号の2つがあります。抽選というのは前述した、人気の高い番号のことです。
他方で一般というのは応募者が少ない番号のことで、こちらだとほぼ通ると考えてください。申込みが完了すると、交付手数料がメールで送信されるので、記載の振込先に支払いをします。
ナンバープレートの付け替えで違法になる行為
車買い替えで希望ナンバーを申請し、無事に取得できたとしましょう。このナンバープレートなのですが、実は正しい付け方というものがあります。道路運送車両法というものがあり、この法律でルールが決まっているのです。
ルールを違反してしまうと、違法行為だとみなされてしまい、警察の取締対象となるので注意してください。簡単にお伝えすると、ナンバーは車体の前と後ろに、しっかりと見やすい場所につけないと、公道を走ってはいけないというものです。
そのため詳しい人なら自分でつけるのも良いですが、知らないうちに違法行為としないためにも、中古車販売店にまかせてしまうのがおすすめです。
- ナンバープレートカバーは違法となっている
- 自分でナンバーを装飾するのもNG
これらの行為も違法となるため、注意してください。
ナンバープレートの変更に必要な書類一覧
最後に車買い替えで希望ナンバーに変更するため、必要な書類を一覧にして紹介しておきましょう。
これらの書類は事前に準備しないといけません。ちなみに販売店に代行してもらう場合は、委任状に記入してください。ナンバープレートを紛失や盗難などの理由で、再発行してもらう時は理由書も必要です。
これらの書類を持って陸運局に行き、申請日に現地で入手する書類があります。
- 申請書
- 手数料納付書
- 自動車税申告書
これらの書類は陸運局に記載台があるため、そちらで記入してください。ちなみに記入ミスをしてしまった場合は、訂正印での修正を行います。そのためにも印鑑を持っていく必要があるでしょう。
まとめ
中古車買い替えでナンバーは引き継ぎができるのかについてまとめました。
基本的にナンバープレートに記載されている番号は、車体番号と紐付けされています。そのため以前の車で使っていたプレートを、そのまま流用することはできません。
ただし希望ナンバーを申請できる制度があるため、そちらを利用すればプレートに記載されるナンバーのみを引き継ぎできるという仕組みです。番号の申請のみであれば、インターネットからでも利用できます。