「車は乗り換える?乗り潰す?」全メリット&デメリットを徹底調査

ある程度の年数、車に乗っていると出てくるのが乗り潰すのか、乗り換えをするのかといった問題です。このまま乗り潰すまで使い続けるのか、それとも乗り換えをするのかで悩む人も少なくありません。
どちらにもメリットがあり、デメリットがあるからです。車乗り換えか、乗り潰すのかの両方についてメリットとデメリットを調べてみましたので、どちらを選ぶのかの参考にしてください。
車は乗り換えて売却すべき.それとも乗り潰すべきか
愛車を長く乗りたいという人もいれば、次の車を購入するためにリセールバリューが高いうちに売りたいという人もいます。どちらが正解かは人によっても違うので、最終的な結論としては自分のライフスタイルなども考慮して決めていくのが良いでしょう。
愛車を「乗り換える」4つのメリット
では車乗り換えをするのか乗り潰すのかを選ぶために、乗り換えを選択する場合のメリットについて見ていきます。ただメリットだけで判断するのではなく、デメリットの部分も確認してください。
【メリット①】早めの売却で高額買取ができる
国内の中古車市場では年式が新しい車ほど、高く売ることができます。そのため3年や5年といったタイミングで売却すると、リセールバリューが高くなるのです。この点が大きなメリットになるでしょう。
- 年式
- 走行距離
- 車の状態
などに大きな影響を受けるので、確実に高値がつくというわけではありません。しかし年式が古いよりも新しい方が、買取額がアップする傾向にあります。
【メリット②】車検費用やメンテナンス費用を節約できる
車は乗っている期間が長くなるほど、維持費が大きくなっていきます。
- 初回は3年、次回からは2年ごとの車検費用
- 消耗品を交換するメンテナンス費用
などのように避けられない費用があります。長く乗るほどこうした費用は大きくなっていくでしょう。特に大きな部品を交換することになるのなら、数十万円という修理費がかかるケースもあります。
ですので車検費用やメンテナンスにかかる費用を節約したいのなら、細かく車乗り換えをするのも対処法の1つなのです。
【メリット③】新しい車種・モデルに乗れる
車に対して愛着がある人は長く乗りたいケースが多いでしょう。しかし愛着がない場合は、細かく乗り換えすることで最新の車種やモデルに乗れます。この点についての感じ方は個人差が大きいかもしれません。
- 燃費が改善されている
- 安全機能が更新されている可能性がある
などのように最新の車種やモデルを選ぶメリットもあるのです。特に安全性能にこだわりたい人なら、大きなメリットでしょう。
【メリット④】ライフスタイルに応じた車を選べる
個人の生活環境というのは年齢によっても違ってくるものです。
- 若い時は自分の好きな車に乗れる
- 結婚するとファミリーカーが必要になる
- 子育てが終わると安全性能の良い車に乗りたい
などのようにライフスタイルによって、必要な車は違ってくるものです。特に子育てをしている間のファミリーカーについては、お子さんの年齢によっても選択する車種が違ってくるでしょう。
細かく車乗り換えをしている場合、その時々で必要な車種を選択できます。
愛車を「乗り換える」3つのデメリット
愛車乗り換えをするメリットを紹介しましたので、次にデメリットになる部分を考えていきます。メリット・デメリットの両方をしっかりと考えておくことで、より納得のいく判断ができるのではないでしょうか。
【デメリット①】車の購入費・諸費用がたくさんかかってもったいない
車乗り換えのメリット部分で、メンテナンス費用や維持費などを節約できるとしました。しかし車を購入するとなると、どのような車種を選ぶのかにもよるのですが、上記のような費用よりも大きな金額がかかります。
- 車の購入費用
- 諸費用
などを考慮した場合、より大きな出費となるケースも少なくありません。現在の収入が継続できるのなら良いかもしれませんが、不安があるようなケースでは費用の大きさがデメリットになります。
【デメリット②】ローンが残っている場合には自由に車の売却ができない
特に新車を購入する場合、一括で購入する人は少ないでしょう。多くの人はローンを組んで購入するのですが、残債があるケースだと自由に車を売ることはできません。
- 車の所有者名義がローン会社になっている
- 残債があっても売りたいのなら一括返済の後で名義変更をする必要がある
などのような問題があるからです。こうしたローン残債の返済から借り換えなどを提供する買取業者もありますが、自由には売れないことを覚えておいてください。
【デメリット③】所有車の売却から新車探し・購入まで手続きの手間暇
車乗り換えのデメリットには、手間暇がかかるという点もあります。
- 乗り換える車を探す
- 中古車買取、もしくは下取りを利用する
- 新しい車の購入手続きをする
などのような手続きが必須になってきますので、車が好きで普段からチェックをしているような人以外は、負担が大きくなるのです。しかも細かく乗り換えをするほど負担がかかってきます。
ですので車が好きな人でなければ、面倒臭いと感じてしまうかもしれません。
愛車を「乗り潰す&長く乗る」2つのメリット
車乗り換えにおけるメリット・デメリットをお伝えしましたので、次は乗り潰すほど長く乗る場合のメリットから見ていきましょう。乗り潰すことでどんなメリットが得られるのか知ることが大切です。
【メリット①】車買い替え時に発生する諸々の費用を節約できる
車乗り換えのデメリットで紹介しましたが、新車を購入する場合はどうしても多くの費用がかかってしまいます。しかし乗り潰すことを前提にしているのなら、少なくとも10年程度は買い替えることがありません。
そのため数年おきに乗り換えすることを考えると、大きく費用を節約できるのがポイントでしょう。その間に乗り潰した後の購入資金を貯めることもできるので、金銭的には負担が少ないと言えます。
【メリット②】新車を長く乗り続けている人が多い
最近では新車を長く乗り続ける人が増えています。社会的な状況から頻繁に車を買い替えるよりも、乗り潰すという方針をとっている人が多いからです。
また一昔前までは初年度登録から10年過ぎた車に価値はありませんでした。
しかし最近では中古車を国外に輸出する業者などもあり、10年を過ぎた年式であっても値段がつくケースがあるのです。統計的なデータを見ると、自動車税などが高くなる13年程度で車を手放すという人が増えています。
愛車を「乗り潰す・長く乗る」5つのデメリット
愛車を乗り潰す選択をした場合に、考えられるデメリットも確認します。ここでは5つのポイントを紹介していきますので、具体的にイメージをしてみるといいでしょう。その上で乗り潰すか、車乗り換えをするかを判断してください。
【デメリット①】故障など修理費・メンテナンス費用がかかる
車を長く乗ることのデメリットで、最も大きいのが故障した場合の修理費用などが大きくなることです。車は消耗品となる部品もあるので、メンテナンス費用が嵩んでしまうのは仕方のないことでもあります。
- エンジン類だと数十万円かかることがある
- 他にも部品次第で高値がつくケースが見られる
基本的に車はメンテナンスをしていくものですが、経年劣化によって大きな部品が壊れてしまうかもしれません。
特にエンジン類の故障だと、数十万円もの修理費がかかるので、買い替えを勧められるケースも多いです。
【デメリット②】愛車の買取価格が落ちる
中古車は年式が古くなるほど買取額が落ちていきます。一般的な国内中古車市場では、10年落ちになるとほぼ価値がなくなると考えてください。最近では海外輸出をすることから、10年落ちの車でも買取額がつくようになりました。
しかし驚くような高額がつくことは稀です。国産の古いスポーツカーなどであれば、新車以上の価格になることもありますが、ほぼ無視をしても良い希少な条件です。
ですので買取額については、0円にならないだけマシという程度だと言えます。
【デメリット③】修理時にパーツの在庫がなくなっている可能性も
車を乗り潰す時に考えたいのが旧車などである場合です。現行車の販売が中止されたとしても、10年程度は部品を保有していなければいけません。
しかしこの年数を超えるような旧車であるのなら、問題が起きてしまいます。
- 修理にする必要なパーツがない
- パーツはあっても取り寄せなどで時間がかかる
- パーツに希少価値があって費用が高くなる
などのようなリスクがあると考えてください。
【デメリット④】経過年数によっては自動車税などの税率が高くなってしまう
法改正によって古い車は税金が高くなるようになっています。
- 自動車税
- 自動車重量税
この2つについては新車登録から13年経過で、税率があがってしまうのです。環境問題に配慮した結果で、古い車に乗るよりも新しく燃費の良い車に乗り換えることを促進するために法改正がありました。
統計データを見ても、税率がアップする時期に車乗り換えをするというデータもあるほど、多くの人が重視している項目です。
【デメリット⑤】燃費が悪くガソリン代が高くつく・新モデルの燃費が良い
前段の税金が上がってしまうことにも関連があるのですが、古い車はどうしても燃費がよくありません。そこが良いという車好きの人もいるのですが、やはり多くの一般的なユーザーにとってはデメリットでしょう。
最近では製造技術が上がっていたり、革新的な技術が導入されることで、新しいモデルでは燃費が良くなっているケースがほとんどです。そのため燃費が気になる人は、車乗り換えを考慮してもいいはずです。
乗り潰すデメリットは多いが「何年乗るかのアンケート」を見ると…
車乗り換えよりも、乗り潰す方がデメリットは多いと言えるでしょう。しかしアンケートの結果では、以下のような結果になっています。
- 13年以上が1位
- 2位は10年
- 3位が5年
つまりアンケートの結果では乗り潰す選択肢をとっている人が多いのです。特に最近の車は製造技術の向上から、精度そのものが上がっています。
ですので適度なメンテナンスをしていれば、10年以上経過しても大きな故障を起こし難いのです。こうした日本車の頑丈さや品質の高さは、海外でも高く評価されています。
その結果として国産車を輸出する業者が増加しているのです。それだけ国産車のポテンシャルは高く、長く乗ってもリスクは低いと言えるでしょう。
乗り潰した車でも高く売れる『車一括査定がおすすめ』
年式が10年落ち以上の乗り潰した車であっても、買取額がつくようになったのは先述した通りです。国産車を輸出することで利益を出せる販路があるので、対応する業者も多くなっています。
こうした業者を利用するだけではなく、買取額そのものをアップさせるには車一括査定を利用するといいでしょう。
車一括査定を利用することで、業者同士を競合させられるので足元を見た買取額の提示がなくなるためです。
まとめ
車は乗り潰すまで長く使うのか、それとも数年で乗り換えするした方が良いのかを調べてみました。最近では新車を購入して長く乗るという人も多いのですが、数年で乗り換えするという人も少なくありません。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分にとって都合の良い方を選択するといいでしょう。
金銭的な面でも良い点と悪い点があるので、収入なども勘案しておくのをおすすめします。