「走行距離20万kmの車でも買取可能！」極限まで高値で売る方法はコレ

車の買取査定では走行距離は大きなポイントの1つになります。一昔前までなら車は走行距離が10万kmを超えたらガタが来るため廃車にするのが妥当、などと言われてきましたが今はそうではありません。

10万kmどころか20万km以上も安全に走行できる場合が多くなり、さらには20万kmの車でも買取してもらえることもあります。

ここでは走行距離20万kmの車が売れる理由と少しでも高く売る方法についてまとめていますので、参考にしてください。

走行距離が10万＆20万キロの過走行車でも売れる理由

走行距離が10万＆20万キロの過走行車でも買取可能です。なぜなら以下のような内情があるからです。

【理由①】日本車は過走行車であっても海外ではまだまだニーズが高い

昔から車は10万kmまでと言われていた名残か、日本では20万kmはおろか10万kmを超えた車は買い手が付きにくいです。

問題なく走行できたとしても、修理をしないと車検が通らない、もしくは年式が13年過ぎると自動車税が高くなるなどのデメリットもあるからです。ですが、海外では日本車は性能が良く人気があります。

車検がない国もあり走ればOKという風潮もあり、日本では買い手がつかない過走行車でも高額で売れるのです。そのため海外への販売ルートが確立している業者は高く買取してくれます。

【理由②】車のパーツ・部品として再利用

事故を起こしたわけではない、ただ走行距離が多いだけの車はある程度の劣化はあるとしても車のパーツ・部品は使えるものがたくさんあるものです。

その中には新しく交換したパーツや装備品なども付いているケースもあるでしょう。車そのものにはほとんど価値がないとしても、そういった車のパーツや部品、装備品に価値があります。

中古としてリユースできるものもあれば、すでに製造中止となって手に入らないパーツなどもあるものです。そのため、パーツを再利用するだけで業者では利益が出るのです。

【理由③】鉄の資源として再利用

大きな事故で乗れなくなった、再利用できるパーツや部品もそれほど残っていないという車でも実は価値が残っています。それが鉄資源です。

車の大部分は鉄でできており、それだけでも相当な資源となり価値があります。その時によって鉄の相場は若干異なりますが、今の価値では以下のような価格で取引されています。

軽自動車	6,000円から7,000円
普通自動車	1万円から2万円

鉄は過走行車であろうと新車であろうと同じですから、20万km以上走行していても関係ありません。

【理由④】流通量の少ない希少な車種＆モデルなら高額査定も

車はただ走行するためだけのものではなく、趣味で購入したいと思っている人もいます。そして今は手に入れられない古い車だとなおさら希少価値が高く、高値でも購入する人もいるのです。

そういう人は20万km走行していようとほとんど関係ありません。そもそも古い車は走行距離が多くて当然ですから気にしないのです。

そのため流通量の少ない希少な車種やモデルだと、高額買取も十分考えられます。ただ買取業者によってはその価値がわからずに安く買取するところもあるので注意しましょう。

【重要】 走行距離20万kmの車はどこで売るかで結果が大きく違う

走行距離20万kmの車はどこの業者でも買取してくれるわけではありません。業者によっては過走行車というだけで買取額ゼロ、もしくは廃車代行手数料を請求するところもあるのです。そのためどこに売るのかで結果が大きく違ってくるので注意しましょう。

走行距離20万キロなど過走行車の買取相場(普通車・軽自動車)

メーカー名	車種名	平均買取相場
トヨタ	プリウス	-万円
日産	セレナ	-万円
ホンダ	フィット	-万円
三菱	eKワゴン	-万円
マツダ	デミオ	-万円
スバル	レガシィツーリングワゴン	-万円
スズキ	ワゴンR	-万円
ダイハツ	ムーヴ	-万円

ディーラー下取りはおすすめしない

新車の購入を検討している方は、購入予定のディーラーで下取りしてもらおうと考えている人もいるのではないでしょうか。ディーラーで下取りしてもらえば、車の購入と一緒に手続きが進められるので手間が省けます。

ですが、結論から言うとディーラー下取りはおすすめしません。ディーラーは新車を売るのが本業であり、中古車販売店のように中古車販売に慣れているわけではないのです。

気持ち的には新車を購入してくれたお礼に下取りするという感じです。ですので、高価下取りは期待できません。

ましてや20万kmを超えた過走行車は下取りしても廃車にするだけでしょうから、ゼロ円で引き取りとなることが多いのです。

海外への販路を持つなど過走行車を積極的に買取可能な買取業者

20万kmを超える過走行車は日本では買い手が付きにくく、リユースではなく車の部品取りや鉄資源としての価値しかなくなります。ですが、日本ではニーズがなくても海外では過走行車でも欲しいという人が多いのです。

むしろ状態の良い日本車は手が届かないが、過走行車なら安く手に入るとして需要が多くなります。そのため日本で売るよりも海外では高額で取引されることがあります。

買取業者によっては海外への販路を持っているケースもあり、それだと過走行車でも高額で買取してくれる可能性が高くなります。

ですので、過走行車を売る場合には、海外への販路があるかどうかをチェックしてみるといいでしょう。ほとんど価値がないと思っていた車が驚くほどの高額で買取されるかもしれません。

廃車・事故車・不動車などの車買取専門店

過走行車の多くは年式も古く、いろいろな部分に劣化が進んでいる事も考えられます。故障もあれば修理をするのに費用が高額になってしまうケースもあり、そうなると廃車にするしかないということもあるでしょう。

そういった車であれば廃車・事故車・不動車などの車買取専門店がおすすめです。本来なら買取不可もしくは廃車費用を請求されるような車でも廃車専門の車買取店なら数万円で買取してくれる可能性があります。

またレッカーをする際にもレッカー代無料を謳っているところもありますので、売る側からすれば手間もかからずに買取してもらえるのです。

中には最低価格保証がある業者もあり、過走行車でも動くような状態であれば確実にそれ以上の価格で買取してくれるでしょう。

【便利】車一括査定で複数業者で査定してみる

走行距離20万キロの過走行車でも高く買取してくれる業者はあります。とはいうものの、買取業者は非常に多く、どこの業者が相場以上で買取してくれるのかはすぐにはわからないでしょう。

廃車寸前だから廃車買取専門店がいいとはいっても、廃車買取専門店ですら数多くありますし、実際は一般の買取業者の方が高額買取になるケースもあります。

そのため高く買取してくれる業者を探すには複数の業者で査定するのが望ましいです。ただ、複数の業者で査定するには手間も時間もかかってしまいます。

そんな時には一度の手続きで複数の業者に査定できる車一括査定がおすすめです。それによりどこの業者が自分の車を高く買取してくれるのか一目瞭然でわかりますし、業者を絞ることにもつながります。

走行距離20万キロの過走行車を高く売りたいなら”車一括査定”がおすすめ

少しでも高く売却するためにやっておくべき『3つのポイント』

過走行車を少しでも高く売却したいと思っても、走行距離はおろか年式やグレードなどどうする事も出来ない点はあります。ですが、以下のようなポイントを知っておけば数万円アップの期待もあります。

【ポイント①】車の内装・外装をきれいに洗車.清掃しておく

過走行車を少しでも高く売るには、車の内装・外装を綺麗に洗車・清掃しておくのもいいでしょう。実際、車を綺麗にしたところで、車の価値が変わるわけではありませんし、中古車として売る時には綺麗にして納車するので意味のないことと思われがちです。

ですが、車を綺麗にすることで査定員からの心証が変わります。綺麗にしていれば、この人は車を大切に乗る人だと思いますので、ちょっと気になる部分があっても問題なしとする可能性もあります。

逆に汚くしていると、メンテナンスもろくにしていないだろうとマイナス査定になることもあるのです。

【ポイント②】定期点検整備記録簿など書類類を備えておく

走行距離20万キロを超える過走行車は、やはりエンジン等の状態も気になるところです。20万キロも走行しているのに点検やオイル交換なども一切していなければ、やはり劣化は進んでいるだろうと判断されます。

逆に20万キロ走っていても、細かく整備・点検していればまだまだ乗れるという判断になるかもしれません。

整備しているかどうかを確認するに必要なのが定期点検記録簿などで、そういった書類を備えておき査定の際にアピールすればマイナス査定を防げる可能性もあります。

【ポイント③】純正部品を用意しておく

車を購入したら自分の好みにカスタマイズする方も少なくありません。

純正部品を取り外し、いろいろな社外パーツを取り付ける人もいるのですが、もし純正部品を持っているなら準備しておくことで買取額アップの期待があります。

一般的に車は純正のままの状態が一番評価は高いです。ですので、査定の際には純正に戻すのが一番です。ただ純正部品に戻すのに費用がかかるもしくは壊してしまう恐れがある方は、準備しておくだけでも効果があります。

常日頃から4つのメンテナンスで買取査定もプラスに評価に

どのような車でもいつしか手放す時がやってくるもので、その際には少しでも高く売りたいものです。そのためには常日頃からのメンテナンスも重要です。最低限、普段から以下のポイントには注意しましょう。

【メンテ①】バッテリーの交換

車のバッテリーは電装系や電子機器などいろいろな車のシステムに電力を供給する重要なパーツです。バッテリーが弱くなるといろいろな部分に不具合を生じやすくなってしまいます。

ですので、定期的にバッテリーの交換が必要です。車種やバッテリーの種類によっても交換の目安は異なりますが、たいていは2年から3年です。

ただ2年以内であってもバッテリーが弱くなることもありますので、エンジンがかかりにくいなどの症状が頻発したら交換するのが望ましいです。

【メンテ②】タイミングベルト・タイミングチェーンの交換

車にはタイミングベルト・タイミングチェーンというパーツがあります。これらのパーツはカムシャフトを駆動するための部品で、切れてしまうとエンジンが止まってしまう非常に重要なパーツです。

これらが切れてしまうと20万円前後の費用がかかってしまいます。ですので、切れる前に交換が必要です。

いつ切れるかは車種や使用頻度によっても異なりますが、タイミングベルトの場合は10万キロでの交換が推奨されていますので、時期が来たら交換したほうがいいでしょう。

【メンテ③】エンジンオイルの交換

エンジンオイルは古くなったままもしくは減ったまま走行すると、エンジン内部に深刻なダメージを起こす危険性があります。

そうなると修理費用も高額になってしまい、過走行車でそのような状態なら買取額は大きくマイナスになります。そうならないために、定期的にエンジンオイルの交換が必要です。

エンジンオイルの交換目安としては走行距離5,000kmもしくは6ヶ月毎と言われています。ただ走行状況によってはもっと早い交換が必要になる場合もあります。

【メンテ④】タイヤなど足回り

タイヤは目に見えてわかる消耗品であり、安全走行に重要なパーツです。

またタイヤ以外に足回りのパーツとしてはブレーキパッドもあり、こちらもメンテナンスを怠るとブレーキが急に効かなくなり、命にかかわる大事故を引き起こしてしまう危険性もあります。

タイヤは溝が4ミリ程度もしくは5年を目安に交換しましょう。またブレーキパッドは3ミリ以下が交換の目安で、こちらはわかりにくいのでブレーキを踏んだ時にキーという異音がした時には早めの交換が望ましいです。

まとめ

このように近年の車は性能が良くなってきたこともあり、車の寿命はがなくなっています。それにより走行距離が20万kmを超える過走行車も多いでしょう。

ただ過走行車は日本では買い手が付きにくく、業者によっては買取してくれないところもあります。ですが、実際は20万km以上の過走行車でも買取してくれるところもあり、場合によっては驚くほどの高価買取になることもあるのです。

ですので、過走行車だからと諦めるのではなく、複数の業者に査定してもらい少しでも高く買取してもらいましょう。