5万円で購入できる中古車は危ない?おすすめしない『5つのリスク』

古い車
この記事を読めば解決できること
  • 5万円の中古車を乗るリスク
  • 本体価格5万円以下で買える中古車の具体例
  • 5万円台の中古車を探す方法

中古車を購入する際、少しでもお得な車を見つけたいと思うことでしょう。もちろん何をもってお得と感じるかは人それぞれ異なりますが、車は動けばいいから安ければ安いほどいいと思って激安車を探す人もいます。

中古車を探していると稀に5万円で購入できる車も出てくることがあります。安い車はダメとは一概には言えませんが、5万円で購入できる中古車はおすすめしません。

ここではおすすめしない5つのリスクについて解説しています。

市場に出回らない新古車(未使用車)・中古車を探す方法
非公開の新古車・中古車を探す方法

決して市場に出回らない「非公開車両」を見つける方法が存在します。それは希望の車を探してくれる「ズバット車販売」を利用するというもの。

「ズバット車販売」はネクステージ運営の中古車提案サービス。国産車は3ヵ月または3,000km、輸入車は1ヵ月/走行距離無制限の保証が無料で付帯されます。

以下のように伝えるのがコツになります。

  • 新車とほぼ同じ状態の新古車(未使用車)を希望
  • 走行距離が3000km未満、もしくは5000km未満がほしい
  • 予算は150万円、N-boxの新古車がほしい
ズバット車販売
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目次

支払い総額5万円で買える中古車は大丈夫なの?おすすめしない

ローン返済

中古車市場では支払い総額5万円で買える中古車も稀に出てくることがあります。中古車販売店が売っているのだから大丈夫だろう、タダより怖いものはないとは言うが5万円はかかるから大丈夫と思って購入を検討する方もいるでしょう。

安い車がすべて悪い車とは言い切れませんが、結論から言えば支払い総額5万円で買える中古車はおすすめしません。5万円もするとはいえ、それが支払い総額となればそのほとんどの費用が諸費用となっています。

つまり販売店側の利益もほとんどなく、販売店からすればタダで譲るような感覚なのです。というか、販売店からすれば、そうでもしなければその車を売り切ることができないほどの粗悪品ということになります。

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5万円の中古車を乗る『5つのリスク』

5万円の中古車を購入する際には、いろいろなリスクがあるものですが主に以下の5つのリスクがあるので頭に入れておきましょう。

5万円の中古車を乗る『5つのリスク』

【リスク1】修復歴・水没車のリスクがある

小型の車

5万円で購入できる中古車は、販売店側からすれば利益がほとんどなくてもいいから処分したいと思うような売れない車です。売れない理由はいろいろありますが、大きな理由となっているのが修復歴のある車や水没車です。

修復歴車・水没車でも車検が通っているのだから安全だろうと思う人もいますが、以下のようなリスクがあります。

  • 安全走行に問題がある
  • 衝突した時に潰れる可能性が高い
  • ナビやオーディオ、エアバッグなどが正常に作動しない
  • 悪臭がする
  • サビや腐食がどんどん進んでくる

もちろん修復歴車や水没車だからといって、購入してすぐに不具合が出るとは限りません。ただ長く乗っていれば何かしらの不具合が出てくるので注意が必要です。

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【リスク2】メンテナンス費用が高い

ローン返済

5万円で購入できる中古車となると、安くせざるを得ない理由があるものです。例えば事故車や水没車であったり、低年式車や過走行車だったりします。販売店側でもある程度の修理はするでしょうが、売れるかどうかわからない車にはあまりお金はかけたくないものです。

そのためメンテナンスも行き届いているとは言い切れません。そのため、購入してからすぐに故障してしまうことも十分に考えられるのです。そのため購入時の費用は押さえられたとしても、メンテナンス費用がすぐにかかってしまうこともあります。

また5万円で購入できる中古車は車検もほとんど残っていないことも多いです。そのためたとえ故障しなかったとしても次回の車検時にはいろいろと整備せざるを得ない部分が出てきてしまい、結果的に車検費用も高額になってしまうこともあります。

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車

【リスク3】それぞれのパーツの状態が悪い

車

5万円で購入できるような中古車は、年式が新しいものはほとんどありません。仮に修復歴車だったとしても年式が新しい車は5万円ではとても購入できないでしょう。そのため、経年劣化は避けられずそれぞれのパーツの状態が悪くなっているでしょう。

パーツの中には定期的に交換しなければいけないパーツもあるもので、5万円で購入できる中古車はその交換すらされていない可能性が高いです。

そのため、買ってからすぐに故障してしまうことも十分に考えられますし、車検時に交換しなければいけないパーツも出てきます。

しかもそれが一箇所ではありませんので、たとえ修理・交換費用はたいしたことがなくても次から次へと故障してしまい、結果的に高額な修理費用になってしまうこともあります。

【リスク4】保証がない

車

最近は中古車販売店側で購入した車に対して保証を付けるサービスを行っているところが増えてきています。また追加費用を支払うことで保証を付けられることもあります。

中古車は故障のリスクがあるため、そういった保証を付けて安心して購入してもらおうという配慮でしょう。ただ5万円で購入できる中古車にはまず間違いなく保証がありません。

なぜなら支払い総額5万円の車は、元々販売店側の利益がほとんどない車ですから、万が一故障してしまった場合、保証で損をしてしまうからでしょう。

そもそも5万円で購入できる車は状態が良くないものがほとんどですから故障のリスクは高く、とてもじゃないが保証などつけられないというのが販売店側の気持ちです。

【リスク5】総額が書かれていない

中古車屋_店

中古車販売店にもよりますが、表示されている金額が支払い総額であるとは限りません。場合によっては支払い総額はかかれずに車両本体価格のみ5万円と表示されていることもあります。

車両本体価格が5万円だとしても、実際は5万円プラス諸費用となることもあります。その諸費用も10万円近くかかってしまうこともあり、結果的に5万円の車を購入したつもりが10万円以上支払うことになるかもしれません。

また支払い総額5万円で購入できるとしても、すでに車検が切れている場合もあります。その場合は購入してもそこから新たに車検を取得しなければいけないので、結果的に20万円近い費用になってしまうこともあるでしょう。

そのため車検がどれくらい残っているのか、表示されている金額は総支払額なのか確認が必要です。

本体価格5万円以下で買える中古車の具体例

車屋_店_ディーラー

ここでは本体価格5万円以下で購入できる中古車について、2021年10月現在で実際に販売されている中古車の例を紹介します。ちなみに修復歴なし、車検は6ヶ月以上残っている中古車を調べてみました。

  • 三菱 ekワゴン…2011年式/走行距離9.2万km/車検2023年10月/総支払額18万円/4WD・ホワイト
  • 日産 モコ…2009年式/走行距離15.2万km/車検2022年7月/総支払額7万円/オレンジ
  • ホンダ フィット…2009年式/走行距離7.5万km/車検2022年12月/総支払額21万円/バックカメラ・ブリリアントスカイメタリック
  • ダイハツ ミラカスタム…2007年式/走行距離10.1万km/車検2023年10月/総支払額18万円/4WD・シルバー
  • スズキ ワゴンR…2010年式/走行距離7.8万km/車検2023年10月/総支払額18万円/4WD・ブルー

5万円台の中古車を探す方法

ノートPCで検索

5万円台の中古車はそうそう出てくるものではありません。探す方法としては以下の方法などがあります。

  • 中古車販売店
  • 中古車検索サイト
  • ネットオークション
  • 知人からの個人売買

中古車販売店で探すのは最も一般的な方法ではありますが、実際はなかなか5万円台の中古車は見つかりません。何件も回ってみてようやく1台見つかるか見つからないかといったところでしょう。

ネットオークションや個人売買だと中間マージンがかからない分、状態の良い中古車が見つかる可能性はありますが、さまざまなトラブルになることも多いですのでおすすめはできません。

そのため、消去法で中古車検索サイトがベストでしょう。ただ中古車検索サイトは全国から探せる反面、もしも販売店が遠かったら輸送料の方が高くなってしまう恐れもあります。

まとめ

古い車

このように5万円で購入できる中古車はそもそも少ないですし、販売していたとしても故障やトラブルのリスクがありますのでハッキリ言っておすすめできません。

安いからという理由だけで購入してしまうと、逆に高額な費用が掛かってしまうこともあります。

ただ、新車が納車されるまでの短期間だけ乗る、長距離運転はしないといった限定した乗り方であれば、それでもいいでしょう。その場合でも起こりうるいろいろなリスクが生じることは頭に入れておく必要があります。

この記事を書いた人

「もっと価値を見つける」をテーマに自動車の買取現場に立ち会い数多くの交渉を経験。現在は自動車買取メディアの立ち上げから運営、さらに自ら車売買を行うため古物商を取得(奈良県公安委員会 第641180000388号)。WEBメディアを通じて分かりにくいことを分かりやすく解説し、リユースに関する正しい知識を提供し、適切な判断ができるように情報を発信中。

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