- 夜の車査定について
車を売る時には、高い査定額をつけてもらいたいものです。そこで細かいテクニックがいくつかあるのですが、その中の1つに車査定は夜に受けた方がいいとするものがあります。
この話は真実なのでしょうか。光量の落ちる夜であれば、細かなキズやへこみなどが目立たないのも事実です。
しかし本当に、査定でプラスになるのか気になる人も多いでしょう。そこで夜に車査定をすることで、細かなキズを誤魔化せるのかどうかを確認していきます。
夜の車査定ならマイナス評価を誤魔化せるのか?
夜に車査定を行うメリットの1つに、「ボディのキズが目立たなくなるため、マイナス評価を誤魔化せる」というものがあります。
その理由はどこにあるのでしょうか。
- 夜間でも車査定は正確に行われる
- 見落としがあることを前提にして、査定額がつけられる
- 誤魔化せるキズ程度であれば、査定額に大きな影響はない
という3つの理由が考えられます。
傷や凹みは誤魔化せるの?
夜に車査定を受けることで、キズや凹みは誤魔化せるのでしょうか。確かに夜になれば光量が落ちるため、どうしても小さなキズや凹みについては見落としやすくなります。
しかし査定員としても、暗がりで査定をするわけにはいきません。LEDなどの照明を使って査定をすることになるため、逆に細かいキズや凹みをしっかりと見られてしまう可能性もあるのです。
夜に車査定をしても、買取額が高くなるかどうかはわかりません。むしろマイナスの影響となる可能性もあります。
また1つ注意しておきたいのは、夜間の車査定でキズや凹みが見られなかったとしても、あったという前提で査定されるケースがある点です。これは自動的に査定額が割り引かれることになるため、結果として損をするかもしれません。
事故歴や修復歴は誤魔化せるの?
車査定で高額を勝ち取るための条件の1つが、事故歴や修復歴を誤魔化せるかどうかです。これも夜に車査定を受けることで、誤魔化しやすくなるのは事実だと言えます。しかし車買取業者にしても、この点はかなりシビアに査定をしてくるのです。
なぜなら事故歴や修復歴のある車は、中古車市場では大きく価値を落としてしまうからです。
事故歴や修復歴を誤魔化すと、後で責任を問われるかもしれません。ですので自己申告を迫られた時は、正直に事故歴や修復歴があることを告げておきましょう。
ここで嘘をついて誤魔化せたとしても、後で必ずバレるからです。買取業者としても販売前に整備をしますので、事故歴や修復歴がバレないことはありません。
事故歴や修復歴の嘘は損害賠償を請求される可能性も…
中古車の事故歴や修復歴について嘘をついたとしましょう。この時に後でバレてしまうと、損害賠償を請求されることもあります。売買契約をした後だから、査定の時にわからなかった方が悪いのではと思う人がいるかもしれません。
しかしこれは瑕疵担保責任といって、売り手側に責任のある行動となってしまうのです。
契約の解除や損害賠償請求ができる瑕疵は「隠れた」もの、すなわち、買主が通常の注意を用いても発見できないようなものであることを要します。
いいかえれば、買主は、自分の不注意で見逃した瑕疵については、後にこれを理由に損害賠償や契約解除を請求することはできません。
仮に売買契約をしていたとしても、重大な嘘が発覚した場合は、契約の取消しができます。さらに故意に損失を与えたとして、損害賠償を請求される可能性もあるのです。
雨の夜ならマイナス評価を誤魔化しやすいの?
車査定では条件の悪くなる雨の夜を選ぶと、マイナスの評価を誤魔化しやすくなるのと思う人もいるでしょう。
確かに査定をする人にとっては条件が悪くなるので、細かいキズや凹みなどは誤魔化しやすくなります。
しかし先述したように条件が悪い時の車査定は、見落としがあるものとして査定額をつけられてしまうのです。
車査定は夜?昼?夜の車査定をおすすめしない理由
結局のところ、車査定は夜にしない方がいいのでしょうか。結論からお伝えしますと、やはり夜にするよりも昼の方がいいです。ただ仕事の都合などで、どうしても夜に査定をするしかない場合もあるでしょう。
そうした時は自分が借りている駐車場などでも、明るい場所で行うといいです。また状態の良い車を売りたいという人は、夜に査定をするとマイナスの影響が大きくなります。
お伝えしていますが、キズや凹みはあるものとして、査定額がマイナスにされてしまうからです。つまり状態の良い車であればお昼の方が良いと言えるでしょう。
もう1つ大事なこととして、多少のキズや凹みは査定に大きく影響しないというものがあります。査定時にはマイナスとなるキズの大きさが決まっているのです。
【時間帯別】車査定を依頼する時間はいつがおすすめ?
では車査定を依頼する時は、どんな時間帯がいいのでしょうか。夜の時間帯というのは有利になる要素が少ないです。では昼間の方がいいとしても、それは朝か夕方かなど様々なケースが考えられます。そこで時間帯別に見ていきましょう。
査定出す時間『午前中(朝)』の場合
車査定で最も査定しやすいのが午前中だと言われています。車買取業者は10時開店が多いため、お昼前の時間帯からが一般的です。買取店としても時間があるので、交渉をするとしても粘り強くなると言っていいでしょう。
また即決を迫ってくることも多いので、事前に準備をしっかりとしていないと流されてしまうかもしれません。
最低でも買取相場を把握していないと、足下を見られる可能性も高くなる時間帯です。ですので事前準備があるのなら問題ないと言えるでしょう。
査定出す時間『午後(昼間)』の場合
一般的に車査定で最も多い時間帯が午後です。お客さんも多くなる時間帯であるため、午前と比較するとゆっくり商談ができる状態ではありません。そのため車査定で安値を提示された時も、粘って交渉ができないのです。
つまり午後からの車査定では価格交渉に時間を割くのではなく、撤収して別の業者に査定を受けた方が効率良く回れます。
査定件数が多くなることもあるので、業者によっては査定が遅れるケースもあります。手早く査定を終わらせたい人には、おすすめの時間帯です。
査定出す時間『午後(夕方)』の場合
最後に夕方の時間帯に車査定を行うことを考えましょう。概ねですが16時から18時くらいの時間帯です。お昼よりも光量が落ちるので、ボディのキズや凹みが見えにくくなります。
そのため状態の良くない車だと多少は有利に動くかもしれません。また時間帯的には、車買取業者によって忙しくなります。そのため良くも悪くも即決価格を提示されるケースが多いです。
ただ月末や四半期決算の時期などであれば、ノルマ達成のために高額がつく可能性もあると言っていいでしょう。
そもそも夜の車査定って可能?何時まで査定してもらえるの?
車査定に夜の時間帯を指定することもできますが、いったい何時くらいまで対応してくれるのでしょうか。この答えとして一般的なのは営業時間内という点です。営業時間外の査定については、個別で相談をする必要があります。
各買取店舗の営業時間を確認する
では一般的な車買取業者の営業時間は何時なのでしょうか。業者によって多少の違いはありますが、19時から20時程度であるのが一般的です。この閉店時間にあわせて査定の方も対応をしてくれます。
- 閉店後1時間から2時間以内なら査定可であるケースもある
夜間の車査定については実際に確認をしてみないとわかりませんが、多くの業者で閉店後1時間から2時間以内であれば、対応してくれます。
【大手10社調査】各車買取店の営業時間一覧
買取店名 | 営業開始 | 営業終了 |
---|---|---|
ガリバー | 10:00 | 20:00 |
ビッグモーター | 9:00 | 20:00 |
アップル | 10:00 | 19:00 |
オートバックスカーズ | 10:30 | 19:00 |
カーセブン | 10:00 | 19:00 |
ラビット | 10:00 | 20:00 |
カーチス | 10:00 | 19:00 |
T-UP | 10:00 | 18:00 |
ユーポス | 10:00 | 19:00 |
ネクステージ | 10:00 | 19:00 |
夜の車査定なら出張買取がおすすめ!車一括査定ならベスト
車査定をする時には、やはり複数の業者から出張買取をしてもらうのがベストです。夜の車査定をして査定額をアップさせるよりも、複数の業者から査定を受けて、最も高く売れるところと売買契約を結ぶ方が効率的だからです。
- 24時間365日受付をしている
- 無料で利用できる
- 複数の業者へ1度の入力で申し込み可能
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夜の車査定まとめ
夜の車査定についてまとめると、以下の通りです。
- 夜に車査定を行うことは不利にはなっても有利にはならない