スタッドレスタイヤを装着したまま車を売る場合、査定額が下がるのではと心配になる人もいますが、実際にはスタッドレスタイヤかどうかが査定金額に大きく影響することはありません。

査定で見られるのはあくまでタイヤの残り溝や劣化の有無といった状態面であり、冬用タイヤかどうかで評価が変わることはないと断言できます。
この記事では、スタッドレスタイヤの査定評価に関する基本知識をはじめ、装着したまま売る場合の注意点、タイヤだけを別で売却する方法まで、わかりやすく解説しています。
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| 車の査定のマイナスポイント (クリックすると詳細に飛びます) | |
|---|---|
| 項目 | 詳細記事 |
| 外装 | キズやへこみ |
| バンパーの修理・交換 | |
| ステッカー | |
| 内装 | シート汚れや破れ・タバコの穴 |
| ペットの毛や臭い | |
| チャイルドシート | |
| 走行距離 | 車査定に響く走行距離の目安 |
| 修復歴 | 車買取で修復歴・事故歴あり |
| 機関系 | バッテリー上がり |
| エアコンの故障 | |
| 装備・書類 | ホイール |
| カーナビ | |
| ETC | |
| 修理前提 | – |
スタッドレスタイヤは車買取査定に影響しない
買取査定では、装着されているタイヤがスタッドレスタイヤかどうかによって査定額が大きく変わることはありません。
冬場にスタッドレスタイヤを装着したまま売却することは珍しくなく、夏タイヤとの違いだけで査定額が上下することは基本的にないと考えてよいでしょう。
査定ではタイヤの種類ではなく、溝の深さに応じて加減額がつけられます。
以下はサイズ別の目安です。
| インチ | 残り溝5mm未満 | 残り溝8mm以上 |
|---|---|---|
| 17以上 | -25,000円 | +6,000円 |
| 16 | -17,000円 | +5,000円 |
| 15 | -13,000円 | +4,000円 |
| 14 | -10,000円 | +3,000円 |
| 13以下 | -9,000円 | +2,000円 |
このように、たとえば17インチ以上で溝が5mm未満の場合は2万円以上の減額となります。
逆に8mm以上残っていれば加点対象となるなど、状態次第で評価は変わります。

評価の基準はタイヤの状態であり、スタッドレスかどうかは加減額に直接関係していません。
スタッドレスタイヤが査定額に影響しにくいのは、次のような査定基準の考え方があるためです。
- 残り溝や劣化の程度といった「状態の良し悪し」で評価
- 査定では車両本体の価値が重視、市場での需要や人気の方が査定額に直結
- タイヤよりも「純正ホイールの有無」の方が評価の影響が大きい
特に純正ホイールは、車種ごとの査定基準において重視されやすく、社外ホイールに交換されている場合には減点の対象となることもあります。
そのため、査定時点でスタッドレスタイヤを履いていたとしても、それが純正ホイールであるかどうかの方が重要視される傾向にあります。
スタッドレスタイヤは一部のケースでプラス査定
スタッドレスタイヤは、雪道や凍結路面など、滑りやすい状況でも安全に走行できるよう設計された冬用タイヤです。
ゴムが低温でも硬化しにくく、ブレーキ時のグリップ力も保たれるため、降雪地域では冬の必需品となっています。
このような背景から、買取査定の場面においても、スタッドレスタイヤがプラス評価につながるケースがあります。特に以下のような条件が揃うと、タイヤの価値が評価されやすくなります。
- 雪道や凍結路が多い地域(北海道・東北・北陸など)
- 秋から初冬など、需要が高まり始める時期
スタッドレスタイヤが活躍する地域や時期では、市場でも在庫の動きが早くなるため、再販価値を見込んだ加点につながる可能性があります。
とくに状態が良く、溝がしっかり残っているタイヤであれば、一定のプラス評価を受けることもあります。

スタッドレスタイヤの価値が活かされる地域やタイミングでは、通常より高く評価されることがあります。
邪魔なスタッドレスタイヤを買取してもらう3つの方法
車を売却したあとにスタッドレスタイヤだけが手元に残ると、置き場所に困ることもあります。
邪魔なスタッドレスタイヤを手放す3つの方法
不要になったスタッドレスタイヤをスムーズに処分したいときは、3つの方法が考えられます。
1. 車に装着または積み込んだ状態で一緒に売却する
車にスタッドレスタイヤを装着したまま、あるいはトランクに積んだ状態で買取に出すことは可能です。
買取業者によっては、タイヤを一緒に引き取ってくれるケースもあります。
ただし、スタッドレスタイヤが古く摩耗している場合は、評価の対象にならず無料引き取りになることもあります。
状態が良ければわずかにプラス査定になる可能性もありますが、大きな金額差は期待しにくいのが実情です。
タイヤの処分に困っているなら、車ごと引き取ってもらうのがもっとも手軽な方法です。
2. スタッドレスタイヤだけを買取専門業者に売却する
スタッドレスタイヤ単体で現金化したい場合は、タイヤ専門の買取業者を利用するのがおすすめです。
車買取業者ではタイヤの査定はできないことが多いため、専門店のほうが適切な価格で売却しやすくなります。
| タイヤの本数 | 平均買取相場 |
|---|---|
| 1個 | 1,000円~5,000円程度 |
| 4個セット | 5,000円~20,000円程度 |
タイヤは1本単位よりも4本セットのほうが需要が高く、まとめて売るほうが高値がつきやすくなります。
高く売りたいなら「時期」に注意。
スタッドレスタイヤの需要が高まるのは冬場ですが、買取価格が上がるのはその少し前、秋〜初冬にかけてです。
需要が本格化する前に売却することで、買取価格が安定しやすくなります。

冬に入ってからの売却は「在庫過多」として扱われ、相場が下がる傾向があるため注意が必要です。
3. 次の車のために保管しておく
今後も車に乗る予定があるなら、スタッドレスタイヤを保管しておくという選択肢もあります。
新品のスタッドレスタイヤは、セットで6万円以上することもあるため、状態が良ければ再利用した方が費用面でお得です。
ただし、保管場所は直射日光を避けた風通しの良い場所が理想です。タイヤの劣化を防ぐためにも、屋外での長期保管は避けましょう。
タイヤだけ売るなら専門業者が安心「タイヤ買取業者を紹介」
スタッドレスタイヤを単体で売るなら、タイヤの取り扱いに慣れた専門業者を利用するのが安心です。
専門店であれば、状態やサイズ、ブランドなどを正しく査定してくれるため、納得のいく価格で売却しやすくなります。
以下に、全国展開している主なタイヤ買取業者をまとめました。
| 業者名 | 特徴 | 対応方法 |
|---|---|---|
| オートバックス | カー用品大手。店頭でタイヤ・ホイールの買取対応あり | 店頭持込 |
| イエローハット | 全国店舗で買取実施。取扱ブランドに制限あり | 店頭持込 |
| ジェームズ | 一部店舗で中古タイヤ買取を実施 | 店頭持込 |
| アップガレージ | 中古カー用品専門店。タイヤ買取対応が早くて便利 | 店頭・宅配・出張(一部) |
| タイヤ館 | ブリヂストン系店舗。新品購入と同時買取の相談可 | 店頭持込 |
| オールドギア | 中古タイヤ・ホイール買取専門。宅配にも対応 | 店頭・宅配 |
| タイヤ買取ジャパン | 買取専門業者。全国宅配対応・即日査定可 | 宅配 |
| タイヤ買取ナンバーワン | 福岡本社のタイヤ専門買取。価格保証あり | 宅配・電話申込可 |
それぞれの業者によって、取扱ブランドや買取対応の条件が異なるため、複数の業者を比較しながら選ぶことが、より良い価格で売るためのコツです。
「タイヤと車は別で売る?まとめて売る?」それぞれのメリットと注意点
車を売却するときに「スタッドレスタイヤを一緒に出すべきか、それとも別で売るべきか」悩む人は少なくありません。
タイヤも買取対象になるため、売り方によっては損得が分かれることもあります。
ここでは、車とタイヤをまとめて売る場合と、別々に査定して売る場合の違いと、それぞれのメリット・注意点を整理します。
| まとめて売る場合(車とタイヤを同時査定) | |
|---|---|
| メリット① | 査定の手間が1回で済むため、スムーズに売却できる |
| メリット② | タイヤを別で運んだり、保管したりする必要がない |
| メリット③ | 状態が良ければ、ごくわずかにプラス評価されることもある |
| 注意点① | 買取業者によってはタイヤを再販するルートを持っていない場合もあり、高く評価されにくい |
| 注意点② | 使用感があるタイヤは「無料引き取り扱い」として、査定額に反映されないことも多い |
処分を優先したい人にとっては、まとめて売る方法がもっとも効率的です。
ただし、「状態が良いスタッドレスタイヤをできるだけ高く売りたい」という場合には、専門業者に別で査定してもらう方法の方が適しています。
| 別々に売る場合(車は買取業者、タイヤは専門店) | |
|---|---|
| メリット① | タイヤ専門業者による査定で、状態やブランドに応じた適正価格がつきやすい |
| メリット② | 査定額の根拠が明確で、価格交渉もスムーズに行いやすい |
| メリット③ | 車とまとめて売るよりも、高く売却できる可能性がある |
| 注意点① | タイヤを一時的に保管したり、業者へ運んだりする手間がかかる |
| 注意点② | 専門業者を比較・選定するのに少し手間と時間が必要 |
スタッドレスタイヤの価値が高そうな場合(溝がしっかり残っている、製造年が新しい、有名メーカー品など)は、別々で売る方が後悔のない取引につながりやすくなります。
車とタイヤをまとめて売るなら、複数の買取業者に相談して比較を

タイヤを車に装着したまま売却する場合でも、買取業者によって査定の評価は大きく異なります。
そのため、スタッドレスタイヤを含めて車ごとまとめて売るにしても、1社だけで即決せず、複数業者で比較することが大切です。
とくに車一括査定サービスなどを活用すれば、タイヤの有無や状態を含めた情報をもとに、複数の業者が同時に査定額を提示してくれます。
業者によっては、タイヤの扱いを丁寧に確認してくれたり、ホイール付きの評価を加点してくれるケースもあります。
また、同じ車でも「店舗買取」か「出張買取」か、「在庫状況」や「販売地域」などによって評価額が変わることは珍しくありません。
少しでも納得のいく価格でまとめ売りしたいなら、情報を一括で伝えて比較できる環境をつくることが重要です。
査定額だけでなく、対応の丁寧さや引き渡しまでのスピードなども比較材料になります。

手間をかけずにタイヤも車もまとめて売りたい人こそ、比較のひと手間が結果につながることを覚えておきましょう。
まとめ|スタッドレスタイヤは査定額に影響しにくいが、売り方次第で損得が分かれる
スタッドレスタイヤを装着したまま車を売る場合でも、それが査定額に大きく影響することはありません。
実際の評価はタイヤの種類ではなく、溝の深さや劣化の有無といった「状態の良し悪し」に基づいて加減点が決まります。
ここでは、これまで解説してきた重要なポイントを整理し、読者が判断しやすいよう再確認できる形でまとめます。
これまでのポイントを振り返ると、次のような点がとくに重要でした。
- スタッドレスタイヤかどうかは査定額に直接影響しない
- 評価の対象はタイヤの残り溝とコンディション
- 状態が良ければ加点、すり減っていれば減額される
- 一部の地域や時期では、スタッドレスタイヤがプラス評価につながることも
- スタッドレスタイヤの処分は「まとめて売る」「別々に売る」「保管しておく」
- タイヤ単体で高く売りたいなら、専門業者への売却が向いている
買取方法の違いによる向き不向きを、以下の表に整理しました。
| 売却方法 | 向いている人 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 車とまとめて売る | 手間なく処分したい人 | 査定が一度で済む、引き渡しがラク | タイヤの評価は高くつきにくい |
| タイヤを別売り | 状態が良く高く売りたい人 | 適正価格で売却しやすい | 保管や運搬の手間がかかる |
| 保管する | 次の車でも使いたい人 | 再購入の費用を抑えられる | 長期保管による劣化に注意 |
また、実際に編集部で「車一括査定」を使ってプリウスを売却した際には、ディーラー下取りと比べて90万円以上高く売れた事例もあります。

車と一緒にスタッドレスタイヤを売る場合でも、業者ごとに対応や評価基準が異なるため、複数の業者で比較することが重要です。
手間をかけずに査定額アップを目指すなら、まずは「車一括査定サービス」で複数社に相談してみるのが近道です。
車もタイヤも納得のいく価格で手放すために、この記事で紹介した内容を活かして、無駄なく売却の準備を進めましょう。




