- 安くてかっこいい車をボディタイプ別でチェック
安くてかっこいい車を探すのは難しそうに思えますが、探してみると意外とたくさん見つかります。
新車であってもおしゃれなデザインでありながら低価格に設定された車種というのもありますし、中古車においては手が出ないと思っていた人気車が十分に乗れる状態で販売されていることも珍しくありません。
この記事では、安くてかっこいい車をボディタイプごとにご紹介します。安さにこだわった価格重視でありながら、かっこよくて乗りたくなる車を選んでいます。
低予算でかっこいい車なら、中古車がおすすめ
安さを第一にかっこよさにこだわりたい方は、中古車を検討してみることをおすすめします。
車両の価格が100万円以下、150万円以下など低予算重視であれば、やはり中古車だと理想の車を見つけやすいです。
以下の条件を持つ車種であれば、デザイン性と低予算のバランスのとれた一台を探しやすくなります。
ポイント① | 人気車種から外れている車種 |
ポイント② | 近年、新車販売が終了した車種 |
ポイント③ | 比較的新しい年式の車両 |
人気車は中古になっても価格が落ちにくく、古い年式のものでも高値の相場になっている車種も少なくありません。そのため候補から外した方がいいでしょう。
その反対に、人気がないという理由で安く売られている車で、かっこよさという点では人気車に引けを取らない車種というのは世の中にたくさんあります。
近年に新車販売が終了した車種というのも狙い目です。最近の年式であっても安い価格の車両が見つかりやすいです。
年式が新しいと走行距離が短く、車両の状態が良いものも多いですし、デザインも今時のもので、走行性能や安全性能など高品質です。
外車というのも狙い目。
国内で知名度の低い車種などであれば、高級車がお得な低価格で販売されているのもよく見かけます。
これからご紹介するのはこういった視点からピックアップした、安くてかっこいい車になります。
低予算でかっこいい軽自動車
まずは人気の中古車ランキングをご紹介したうえで安くてかっこいい軽自動車3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング(軽自動車) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | ジムニー・スズキ | 9~398万円 |
2位 | ハスラー・スズキ | 28~298万円 |
3位 | N-BOXカスタム・ホンダ | 15~265万円 |
4位 | タントカスタム・ダイハツ | 1~250万円 |
5位 | ワゴンR・スズキ | 1~168万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
ジムニー、ハスラーなど有名どころがランクインしています。やはり、中古車になっても高値の相場になっています。ワゴンRやタントカスタムなどであれば古い年式で低価格の車両もよく販売されています。
ちなみに全軽自協による2023年1月の「新車の軽自動車販売台数ランキング」を見てみると、第1位がN-BOX、第2位がタント、第3位がムーヴ、4位がスペーシア、5位がルークスです。
ジムニーやハスラー、ワゴンRもランキング15位内にランクインしています。
軽自動車はそもそも価格設定が低めですが、あまりに安さを追求しすぎると車両状態や走行性能に問題があって失敗しやすいです。
手ごろな価格でありながら、しっかり乗れる車を探すのがポイントになります。
では低予算でかっこいい軽自動車を見てみましょう。
キックス(日産)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
キックス(日産) | 60万円 | 140万円~159万円 |
現在日産から発売されているキックスはSUVモデルで、「e-POWER」専用車種として、電気自動車のSUVとして話題を集めています(下の画像のモデルです)。
ここで取り上げるのは2008年~2012年まで発売されていた初代の軽自動車モデルです。
パジェロミニ後期型のOEM供給を受けて販売されているので、パジェロミニのような軽自動車に乗りたいという方におすすめできます。
全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,635mm。4人乗りの3ドアSUVで、燃費のいい走行をしている時に点灯してエコドライブをサポートするECOインジケーターを全車に標準装備。
2012年にパジェロミニの生産終了に伴ってキックスも在庫のみの販売となりました。
中古車情報をチェックしてみると、年式は古めですが車両状態のよいキックスが安値で販売されています。
コペン(ダイハツ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
コペン(ダイハツ) | 110万円 | 150~250万円 |
コペンはダイハツから発売されている軽自動車規格のオープンカータイプのスポーツカーです。
初代が2002年から2012年まで販売されており、2014年から現在の2代目となっています。
全長3,395mmmm、全幅1,475mm、全高1,280mm。脱着構造である「Dress-Formation」により、購入後にも、外板パーツを着せ替えることができます。
燃費はWLTCモードで18.6~19.2㎞/L。新車価格は約189万~245万円。
2014年度グッドデザイン金賞を受賞しており、かっこよくもあり、かわいくもあるデザインは男女どちらにも人気が高いです。
アイミーブ(三菱)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
アイミーブ(三菱) | 68万円 | 226万円~398万円 |
アイミーブは世界初の量産電気自動車として登場しました。2009年から法人を中心に販売されましたが、2010年4月から個人向けの販売も開始しました。
JC08モードで一充電走行距離が120㎞、約4.5時間で満充電(Mの場合)。
新車価格は高めですが、中古車情報を見てみると、それほどニーズが少ないためか中古車ではかなり安めの相場になっています。
丸みを帯びたデザインが特徴的で、未来を感じさせるデザインが好きな方にはぴったりな軽自動車です。
低予算でかっこいいコンパクト
まず人気の中古車ランキングをご紹介し、そのうえで安くてかっこいいコンパクト3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング(コンパクト) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | フィット・ホンダ | 1~289万円 |
2位 | アクア・トヨタ | 19~291万円 |
3位 | ノートe-POWER・日産 | 39~320万円 |
4位 | MINI 3DOOR・ミニ | 1~650万円 |
5位 | インプレッサスポーツ・スバル | 19~350万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
コンパクトの代表車であるアクア、フィット、ノートのほか、ミニやインプレッサスポーツがランクインしています。価格よりも、知名度、デザイン性、性能などにこだわったニーズのように思えます。
軽自動車や海外ブランドを除いた新車の販売台数ランキングを見てみると、2022年の1月~12月の年間第1位はヤリス、第2位はカローラ(全シリーズ)、そして第3位にノート、4位にルーミー、5位にライズとなっています。
中古車ランキングの上位であるフィットが9位、アクアは7位です。
コンパクトは手ごろな価格帯で販売されているものも多いです。そのためある程度希望の条件にこだわっても、それなりの安さで良い車が手に入りやすいです。
では低予算でかっこいいコンパクトを見てみましょう。
イグニス(スズキ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
イグニス(スズキ) | 110万円 | 150万~205万円 |
スズキのイグニスはクロスオーバーSUV型のコンパクトカーです。
軽クロスオーバーSUVであるハスラーと小型クロスオーバーエスクードの間を埋める新ジャンルのモデルとして企画されました。2016年度グッドデザイン賞を受賞しています。
5人乗りで、全車にマイルドハイブリッドを搭載しています。グレードは「HYBRID MF」「HYBRID MV」「HYBRID MG」で燃費はWLTCモードで19.0~19.8㎞/L。新車価格は約150万~205万円。
コンパクトサイズでありながらゆとりのある室内空間が確保されており、高めに設定した前席ヒップポイントが見晴らしのよい運転視界を実現。車の運転に自信がないという方でも運転しやすい車です。
登場したのが2016年と比較的新しい車種なので、まだフルモデルチェンジはしていません。
そのため中古車になってもそれほど目立った値落ちはしていませんが、2016年の年式であれば100万円を切った価格帯で走行距離が短く状態の良い車両が見つかるでしょう。
ベリーサ(マツダ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ベリーサ(マツダ) | 34万円 | 153万円~192万円 |
マツダのベリーサは2004年から2016年まで販売されていたセミトールワゴン型のコンパクトカーです。
全長3,975mm、全幅1,695mm、全高1,530mmの5人乗りで、本革シートをオプション採用、アドバンスドキーを標準装備などプレミアム・コンパクトカーというポジションで開発された車種になります。燃費はJC08モードで15.2~16.4㎞/L。
2004年には日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞「Best Value(ベスト・バリュー)」を受賞しています。外観よりも広々と感じる車内空間もポイントです。
見た目の感じがMINIっぽさがあって、おしゃれなコンパクトに乗りたい方におすすめです。
A1(アウディ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
A1(アウディ) | 97万円 | 249万円~376万円 |
ドイツの自動車メーカーであるアウディ。A1はアウディのラインナップで最も小型の車種です。
初代モデルは2010年~2018年、2018年から2代目モデルになっています。日本では2019年から発売。
スポーティーなデザインと未来を感じさせるバーチャルコックピットが印象的な車です。
当初は1.5L直列4気筒直噴ターボの35シリーズのみでしたが、2020年6月に1.0L直列3気筒直噴ターボの25シリーズが追加。これにより安い価格帯で購入することが可能となりました。
デザインは洗練されたかっこよさを備えており、もちろん走行性能など他の面でも高品質です。少し古めの年式も視野に入れつつ探してみると、値段もそこそこで満足のいく一台を見つけられるかもしれません。
低予算でかっこいいミニバン
まず人気の中古車ランキングをご紹介し、そのうえで安くてかっこいいミニバン3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング(ミニバン) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | アルファード・トヨタ | 20~1720万円 |
2位 | ヴォクシー・トヨタ | 9~549万円 |
3位 | フリード・ホンダ | 7~339万円 |
4位 | ハイエースバン・トヨタ | 43~1105万円 |
5位 | セレナ・日産 | 8~441万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
全体的に言えば高級ミニバンのような新車価格が高めなミニバンが上位を占めていますが、フリードのようなコンパクトミニバンもランクインしています。
6位以降はヴェルファイア、シエンタ、デリカD:5、ノア、ステップワゴンスパーダと世間的な有名どころが反映されたランキングになっています。
軽自動車や海外ブランドを除いた新車の販売台数ランキングを見てみると、2022年の1月~12月の年間第1位はヤリス、第2位はカローラ(全シリーズ)、そして第3位にノート、4位にルーミー、5位にライズとなっています。
中古車ランキングでラインナップしているアルファードは第10位、ヴォクシーは13位、フリードは第6位、セレナが12位です。
第8位にはトヨタ最小のミニバンであるシエンタが入っており、11位にノア、16位にステップワゴンといった感じです。
ミニバンは価格相場が高めな車種も多いですが、メーカーや車種、年式や走行距離などある程度広く選べば、リーズナブルな一台と出会えるでしょう。
では低予算でかっこいいミニバンを見てみましょう。
プレマシー(マツダ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
プレマシー(マツダ) | 43万円 | 159万円~252万円 |
マツダのプレマシーは1999年に登場し、2010年のフルモデルチェンジによって3代目となって2018年に販売終了した7人乗りのミニバンです。全長4,585mm、全幅1,750mm、全高1,530mm1,615-1,650mmで、3ナンバー車となります。
「NAGARE」のデザインコンセプトによってなめらかな曲線のデザインが特徴的です。燃費性能についてはJC08モードで10.6~16.2㎞/L。安全性能にもこだわっており、ブレーキオーバーライドシステムが全車標準装備されています。
比較的最近に販売終了したものなので、デザインは今でも新しさを感じます。
性能面においても高いパフォーマンスを持った一台です。新しい年式のものでも、安い価格で購入できる可能性が高い車種です。
フリード(ホンダ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
フリード(ホンダ) | 98万円 | 199万円~327万円 |
ホンダのフリードは2008年に登場、現在2代目(2016年~)になります。
2021年(1月~12月)の新車販売台数ランキングでは69,577台で第10位にランクイン、2022年度は79,525台で第6位とランクアップし、売り上げ好調な人気車です。
コンパクトサイズのミニバンで、3列シート車の「フリード」に加えて、5人乗りの2列シートである「フリード+」も設定されています。ガソリン車とハイブリッド車の2タイプが用意されており、新車価格は約199万円~327万円。燃費はWLTCモードで15.6~20.8㎞/L。
新しい年式のものは新車価格からそれほど値落ちはしていないので、2代目の2016年式や、それ以前の初代モデルのものを中心に探してみると、安価なものが見つかりやすいです。
ウィッシュ(トヨタ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ウィッシュ(トヨタ) | 60万円 | 159万円~259万円 |
トヨタのウィッシュは2003年から2017年まで生産されていました。初代は2003年~2017年、2代目は2009年~2017年となります。
全長(2009年4月販売型)は4,590 mm、全幅1,695~1,745 mm、全高1,590 ~1,600 mm。6人・7人乗りで、グレード「1.8X」「1.8G」は5ナンバー、「2.0Z」「1.8S」「1.8A」は3ナンバーとなります。燃費はJC08モードで14.6~16.0㎞/L。
2代目は「Smart Multi Player WISH」をテーマとし、スポーティがより追求されています。ウィッシュのデザインは一般的なミニバンよりも全高が低くなっているのが特徴です。
全高の高いミニバンの人気やSUVのブームにより、ウィッシュの販売台数は低下して販売が終了しましたが、デザインはかっこいいですし、世界的なブランドのトヨタ車でもあります。
そういう事情を考えると、中古車相場が低めのウィッシュはお得に購入できるミニバンだといえるでしょう。
低予算でかっこいいSUV
まず人気の中古車ランキングをご紹介し、そのうえで安くてかっこいいSUV3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング(SUV) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | ハリアー・トヨタ | 39~688万円 |
2位 | エクストレイル・日産 | 19~559万円 |
3位 | フォレスター・スバル | 25~398万円 |
4位 | CX-5・マツダ | 44~438万円 |
5位 | ランドクルーザープラド・トヨタ | 78~738万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
現在トレンドとなっているSUVですが、定番のSUVが上位を占めています。6位以降はホンダ・ヴェゼル、レクサスのNX、トヨタのRAV4、トヨタのヤリスクロスなどです。
軽自動車や海外ブランドを除いた新車の販売台数ランキングを見てみると、2022年の1月~12月の年間第1位はヤリス、第2位はカローラ(全シリーズ)、そして第3位にノート、4位にルーミー、5位にライズとなっています。
ハリアーは第18位、エクストレイルは29位、フォレスター24位、CX-5は21位と中古車ランキングとは違った結果になっています
SUVで上位に入っているのが小型SUVであるトヨタのライズが第5位です。そのほか第4位にホンダのヴェゼルが入っています。
2021年9月に発売されたカローラのSUVである「カローラクロス」も売れ行き好調です。
SUVについてはデザインのディティールにこだわらなければ、どの車種もSUVならではの安定したかっこよさを備えているといえそうです。そのため、お気に入りの一台を見つけやすいでしょう。
では低予算でかっこいいSUVを見てみましょう。
RVR(三菱)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
RVR(三菱) | 108万円 | 139~280万円 |
2010年から販売が開始された3代目のRVRはコンパクトSUVで、現在も新車で販売されています。ライバル車としてトヨタのヤリスクロス、C-HR、日産のキックス、ホンダのヴェゼルなどが挙げられます。
5人乗り、ガソリン車とディーゼル車の2タイプが設定されています。新車価格はグレード「M」が2,143,900円~、「G」が2,369,400円~。ほかに「BLACK Edition」が2,503,600円~となっています。燃費はWLTCモードで12.8~13.8㎞/L。
高いヒップポイントと良好な視界、最小回転半径5.3メートルの優れた取り回しで運転しやすいSUVです。衝突被害軽減ブレーキシステムや誤発進抑制機能など先進安全装備が全車標準装備されていて安全性能も充実しています。
同系統のSUVを考えている方は有名どころを外すことで、かっこよくて安い車を買うことができるでしょう。
ヴァンガード(トヨタ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ヴァンガード(トヨタ) | 89万円 | 242万円~336万円 |
トヨタのヴァンガードはクロスオーバーSUVで、2007年から2013年まで販売していました。
「Active & Luxury」をテーマに開発。パワフルな走行性能と高級性を両立させた高級ミディアムSUVです。後継車種はハリアーやC-HRがあたります。
7人乗りの3列シートと5人乗りの2列シートを設定。全長4,570mm、全幅1,815~1,855mm、全高1,685~1,695mm。エンジンは2.4L直列4気筒、3.5LV型6気筒を搭載。燃費は10・15モードで12.6~13.6㎞/L。
少し古い車種になりますが、古臭さを感じさせない外観を持ち、コンセプト通りの高級感を備えています。
コレオス(ルノー)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
コレオス(ルノー) | 107万円 | 320万円~385万円 |
フランスの自動車メーカーであるルノー。
コレオスは2008年に登場し、2016年から現在の2代目です。初代・2代目ともにフランスではなくルノーサムスンの韓国の工場で生産されています。
コレオスは日産、ルノー、ルノーサムスンが共同して開発。
初代のスタイリングや商品企画はルノーが担当し、メカニズムは日産が、生産はルノーサムスンが行いました。プラットフォームについては、デュアリスやエクストレイル、ローグなどと同じCプラットフォームが採用されています。
2代目はルノーサムスンが主導となり、日産のメカニズムを軸にしてルノーと共同で開発されました。
プラットフォームは日産が新たに開発したCMF-C/Dを採用しています。5人・7人乗りで、ディーゼル車とガソリン車の2タイプを設定。フランス車らしい快適な乗り心地と優れた走行性能を備えたSUVです。
以上、3車種を紹介しましたが、国内・海外問わず、手ごろな価格で手に入るSUVは少なくないので、一度、人気車にこだわらずに探してみるといいでしょう。
低予算でかっこいいセダン
まず人気の中古車ランキングをご紹介し、そのうえで安くてかっこいいセダン3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング(セダン) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | プリウス・トヨタ | 9~420万円 |
2位 | クラウン・トヨタ | 19~690万円 |
3位 | LS・レクサス | 39~1545万円 |
4位 | IS・レクサス | 26~1268万円 |
5位 | スカイライン・日産 | 22~2490万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
セダンは高級感へのニーズが高いため、中古車でも人気が高いのは知名度のある高級車が多いです。
軽自動車や海外ブランドを除いた新車の販売台数ランキングを見てみると、2022年の1月~12月の年間第1位はヤリス、第2位はカローラ(全シリーズ)、そして第3位にノート、4位にルーミー、5位にライズとなっています。
プリウスは第20位、クラウンが31位などセダンの車種はランキングの上位には入っていません。
プリウスについては2023年にフルモデルチェンジで5代目モデルとなったので、前モデルの中古車相場が下落することが予想されます。
他のボディタイプと比べると人気の薄いセダンですが、だからこそ、狙い目なボディタイプだとも言えるでしょう。
中古車となった高級車、特に外車は値が崩れやすく、探せばお得に購入できる高級セダンも少なくありません。様々な販売店で比較検討してみると、満足のいく一台と出会えるかもしれません。
では低予算でかっこいいセダンを見てみましょう。
マークX(トヨタ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
マークX(トヨタ) | 114万円 | 238~540万円 |
トヨタのミドルサイズの高級セダンであるマークX。マークⅡの後継車種として2004年に登場、2009年にフルモデルチェンジが行われて2代目となり、2019年をもって生産終了しました。
ライバル車としてはレクサスの30系ISやBMWの3シリーズセダンなどが挙げられます。
2代目マークXは「glam tech」をキーワードとし、洗練されたスポーツサルーンでありながら上質なプレミアムカーを目指して開発されています。エンジンは2.5L V型6気筒DOHC「4GR‐FSE」エンジン、3.5L V型6気筒DOHC「2GR‐FSE」エンジンの2タイプ。
スポーティーなデザインに見合った走りの良さや運転のしやすさが特徴で、若いドライバーから中高年の方まで幅広い年齢層から好まれそうなセダンです。
高級セダンですが中古車相場は低めです。セダン自体の人気の低さから、お得に購入できる一台が見つかるでしょう。
ティアナ(日産)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ティアナ(日産) | 79万円 | 225万円~479万円 |
高級大型セダンであるティアナ。2003年に発売が開始され、2代目が2008年から2014年、3代目が2013年から2020年となります。
初代のキャッチコピーは「クルマにモダンリビングの考え方。」、2代目のコンセプトは「OMOTENASHI」でしたが、3代目はその2つをより洗練させ、さらには走る快適さを追求しています。
新設計のリア・マルチリンク・サスペンションには世界初のコネクトブッシュを採用し、高い操縦安定性を実現しています。
エンジンは直列4気筒・2.5LのQR25DEのみを設定。エクステリア、インテリアともにずっしりと落ち着いた高級感があり、「おもてなし」をコンセプトに快適なドライブができるようにスパイナルサポートシートが採用されるなど随所にこだわりが見られます。
高品質な車ですがニーズが少ないためか、中古車価格はかなり安めの相場です。まさしく、かっこよくて安い車としてティアナは申し分ない一台といえるでしょう。
フォルクスワーゲンCC(フォルクスワーゲン)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
フォルクスワーゲンCC(フォルクスワーゲン) | 145万円 | 499万円~563万円 |
フォルクスワーゲンのCCはパサートという車種からの派生車で、4ドアクーペのデザインが採用されています。丸みがあって、やわらかさを感じさせる洗練されたデザインで、古い年式のものでも古臭さを感じさせることはありません。
初代は2008年から2017年まで発売されていました。2代目は中国市場専用で2017年から販売されています。初代モデルは5人乗り、全長4,800mm、全幅1,860mm、全高1,420mm。
2008年以降、フォルクスワーゲンの日本市場における最上級モデルとして販売されていました(2011年にトゥアレグが最高額車種)。後継車種は「アルテオン」になります。
室内はナッパレザーのシートなど高級素材を採用。遮音ガラスや遮音材の多用など優れた静粛性も備えており、車両全体に隈なく高級性が施されています。
誰もが知るメーカーですが、中古車市場での需要の影響か、状態が良くても安い価格で販売されています。
低予算でかっこいいクーペ・カブリオレ
まず人気の中古車ランキングをご紹介し、そのうえで安くてかっこいいクーペ・カブリオレ3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング(クーペ) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | フェアレディZ・日産 | 33~1848万円 |
2位 | 911カレラ・ポルシェ | 238~6980万円 |
3位 | 86・トヨタ | 73~840万円 |
4位 | GT-R・日産 | 600~6280万円 |
5位 | RX-8・マツダ | 19~468万円 |
人気の中古車ランキング(オープンカー) | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
---|---|---|
1位 | ロードスター・マツダ | 19~479万円 |
2位 | Z4・BMW | 30~738万円 |
3位 | SLクラス・メルセデス・ベンツ | 85~2580万円 |
4位 | SLKクラス・メルセデス・ベンツ | 17~598万円 |
5位 | 718ボクスター・ポルシェ | 68~1728万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
クーペについては6位以降、トヨタのスープラ、アウディのTT、スバルのBRZ、フォードのマスタング、レクサスのLCと続いています。
オープンカーについては6位以降、マツダのロードスターRF、AMGのSLクラス、トヨタのMR-S、ミニのMINIConvertible、ホンダのS2000、という順になっています。
名車や高級車ばかりが人気ランキングに並んでいますが、中古車情報を調べてみると新車価格から大幅に値が落ちている有名車もちらほら見かけます。
このボディタイプの安くてかっこいい車を探すためには、納得いくまでじっくりリサーチして車探しを行うことがポイントです。では低予算でかっこいいクーペ・カブリオレを見てみましょう。
ニュービートル(フォルクスワーゲン)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
ニュービートル(フォルクスワーゲン) | 46万円 | 230万円~895万円 |
1998年から2010年まで販売されていたフォルクスワーゲンのニュービートル。
3ドアのファストバッククーペと、2ドアのカブリオレの2モデルがあります。
カブリオレ(オープンカー)は日本に2003年に導入。屋根はカブリオテックスと呼ばれる布製で、約13秒ほどで電動で開閉します。オープンしている時の幌は車体後方のベルトライン上へ畳まれる仕組みになっています。
年齢や性別関係なく人気がある車種ですが、手ごろな価格で販売されています。
2011年、「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」と改名して2012年モデルが発売されることが発表、2019年まで生産されていました。
ニュービートルよりも車高が低くなったことが特徴で、丸みのある独特なフォルムは継承されています。
3ドアのハッチバッククーペと、カブリオレの2モデルがあります。
カブリオレについては時速50km以下であれば走行中でも開閉操作ができ、開くのに9.5秒、閉まるのに11秒とニュービートルよりも速いです。燃費性能についてはJC08モードで17.6km/L、平成27年度燃費基準を達成しています。
ザ・ビートルについても、それなりに安価な値段で中古車が売られています。興味のある方はチェックしてみてください。
3シリーズカブリオレ(BMW)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
3シリーズカブリオレ(BMW) | 149万円 | 295万円~1,010万円 |
BMWの3シリーズはBMWの主力モデルです。長い歴史を持ち、初代は1975年に登場、現在は7代目(2019年~)となっています。
カブリオレ(オープンカー)やクーペは5代目(2005年~2012年)までで、3シリーズが6代目(2012年~2019年)にフルモデルチェンジする時に「4シリーズ」に移行しました。
ちなみに4シリーズの初代は2013年~、2代目は2020年~で2ドアクーペ、2ドアカブリオレ、4ドアクーペというラインナップです。
3シリーズカブリオレは力強い走りと、高級感とスポーティー性のバランスの良いデザインによって、いまだに根強いファンがいます。
人気が高く、中古車となっても必ずしも安いとはいえませんが、有名な高級外車のなかでは比較的リーズブルに感じるような価格設定がされています。
S660(ホンダ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
---|---|---|
S660(ホンダ) | 187万円 | 198万円~304万円 |
S660は軽自動車タイプのオープンスポーツカーです。2015年から販売されており、2022年3月で生産終了が決まりました。
全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,180mmの軽サイズの2シーターオープンスポーツカーで、エンジンはN-BOXなどに搭載されるターボエンジンをベースに、新設計のターボチャージャーを採用した改良型が搭載されています。
トランスミッションはエンジンのパワーを最大限に活用するために設定した軽自動車初の6速MTを新開発。燃費はWLTCモードで20.0~20.6㎞/L。
無駄のない機能的なコクピットはホンダらしいデザインです。
シートのホールド感を高め、ドライバーの腰を安定させることを追求した専用のスポーツシートや、リム上のコブやえぐりを最後まで検討するなど握り心地にこだわったステアリング・ホイールなど、細部までこだわり抜いた一台です。
中古車となってもそれほど値が崩れていませんが、一般的なクーペ・カブリオレとは少し違うタイプなので紹介しておきました。
低予算でかっこいいステーションワゴン
まず人気の中古車ランキングをご紹介し、そのうえで安くてかっこいいステーションワゴン3台をピックアップしています。
人気の中古車ランキング | 車種・メーカー | 中古車価格帯 |
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1位 | レヴォーグ・スバル | 79~548万円 |
2位 | カローラツーリング・トヨタ | 124~353万円 |
3位 | SHUTTLE(シャトル)・ホンダ | 58~259万円 |
4位 | V60・ボルボ | 28~1018万円 |
5位 | Cクラスステーションワゴン・ベンツ | 14~867万円 |
※中古車ランキングは価格.com「中古車情報」を参照して作成しています(2023年時点)。
そのほかにはレガシィツーリングワゴン・スバル、3シリーズツーリング・BMWなどがランクインしています。
軽自動車や海外ブランドを除いた新車の販売台数ランキングを見てみると、2022年の1月~12月の年間第1位はヤリス、第2位はカローラ(全シリーズ)、そして第3位にノート、4位にルーミー、5位にライズとなっています。
ステーションワゴンの人気を見てみると、、スバルのレヴォーグが第35位、ホンダのシャトルが第38位。
トヨタのカローラはシリーズ全体で第2位で、カローラツーリングはステーションワゴンタイプです。
日本国内ではSUVやコンパクトなどと比べるとニーズの少ないステーションワゴンですが、かっこいい車はたくさんあり、やはりこだわればこだわるほど価格も高くなってしまいます。
しかし、デザイン性に優れながら知名度の低い車種、すでに販売終了している車種などで良いものを探し出すことは可能です。
では低予算でかっこいいステーションワゴンを見てみましょう。
フィットシャトルハイブリッド(ホンダ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
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フィットシャトル・ハイブリッド(ホンダ) | 55万円 | 181万円~233万円 |
フィットシャトルハイブリッドは5ナンバーのステーションワゴンです。2代目フィットをベースとしており、エアウェイブの後継車にあたります。
フィットシャトルはガソリン車とハイブリッド車の2タイプが設定されています。ハイブリッドモデルの燃費はJC08モードで25.2~26.2km/L。コンパクトサイズではありますが、大きく見えるようなフォルムが特徴です。
「フィットシャトル」は2011年に登場して2015年に生産終了しましたが、後継モデルとして「シャトル」が2015年に発売されました。
こちらも5ナンバーサイズのステーションワゴンで、ガソリン車とハイブリッド車の2タイプ。燃費はJC08モードで18.8~33.2km/L。
足が組めるゆったりした後席を持つ広々とした室内に、高性能な防音材で優れた静粛性を持っています。5ナンバーステーションワゴンのクラス最大のラゲッジスペースが確保され、570Lというゆとりある荷室です。
ステーションワゴン自体の人気が低いこともあり、安くて良い車を見つけやすいです。
ウィングロード(日産)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
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ウィングロード(日産) | 36万円 | 120~245万円 |
ウィングロードは日産のステーションワゴンで、1996年に登場、3代目(2005年~2018年)をもって販売が終了しました。
これに伴って日産の3・5ナンバー登録のステーションワゴンがすべてなくなり、ステーションワゴン市場から撤退することになりました。
全長4,415mm、全幅1,695mm、全高1,495~1,505mm。エンジンは直列4気筒DOHC 1.5L1.8Lの2機種。4WDシステムにはマーチやティーダと同じe-4WDが採用されています。2代目と3代目はパトカーや自衛隊の業務車としての実績もあります。
シンプルながらユニークさを感じさせるデザインで、プライベートな自家用車としても商用車としても使えますし、幅広い年齢のドライバーに馴染むのが特徴です。
中古車情報を見てみると、比較的新しい年式で車両状態が良いものでも安めの価格になっています。
V50(ボルボ)
車種名 | 中古車価格帯 | 新車価格 |
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V50(ボルボ) | 52万円 | 279万円~544万円 |
ボルボのV50は2004年から2012年まで販売していたステーションワゴンです。
全長が4,514mm(前期)・4,522mm(後期)、全幅1,770mm、全高1,452mm(前期)・1,457mm(後期)。生産終了するまでにガソリン車、ディーゼル車、フレックス燃料車(FFV:ガソリン15%と無水エタノール85%の混合燃料)が販売されています。
デザインはいかにもボルボらしい特徴が表現されています。小型のモデルで、小回りが利くので乗りやすいと好評な声もありました。
古い車種ということもあって、かなり安い相場となっています。まだまだ十分に乗れて、なおかつリーズナブルな価格の車両も見つかる可能性が高いです。
お得に買える「安くてかっこいい人気の車」を探す方法
中古車情報を探してみると、安くてかっこいい車は案外たくさん見つかります。欲しそうな車があまり売られていないから探しにくいというよりも、情報が多すぎてベストな一台と出会いにくいといえるかもしれません。
どうすれば「これだ!」という車と出会えるだろうか?と悩んでいる方におすすめの方法があります。これを利用すればきっと満足のいく一台が見つかるはず。よければ以下のサービスを試してみてください。
まとめ
この記事では、安くてかっこいい車をボディタイプごとにご紹介しました。安さにこだわった価格重視でありながら、かっこよくて乗りたくなる車を選んでいます。
価格にしてもデザイン性にしても、個人によって受ける印象は変わります。ここで取り上げた車はごく一部ともいえるので、いろいろ探してみるときっと理想の一台と出会えるでしょう。