自動車売却

親名義&他人名義の車売却は代理OK!必要書類一覧【トラブル回避術】

書類に記入

車買取を利用する時に大事なポイントが名義です。自分の名義の車であれば、特に問題はありません。しかし親の車、他人の車のように他人の名義のものであればどうでしょうか。

これらの車買取では契約ができるのか確認していきます。実は親や他人の名義の車を売却することは可能です。ただし条件がつきます。

それは必要な書類をすべて揃えることができれば、というものとなります。ではどういった書類が必要なのかをしっかりと解説していきます。

親名義&他人名義の車売却(車買取)は代理で手続きOK

家族に対して営業する男性

実は親や他人名義の車買取は代理人の手続きをすると大丈夫です。通常の車買取に必要となる書類に合わせて、委任状があれば売買契約を結ぶことができます。

車買取時に必要な通常の書類
  • 車検証
  • 自賠責保険の証明書
  • 自動車税の納税証明書
  • リサイクル券
  • 印鑑証明書(本来の名義人のもの)
  • 譲渡証明書(本来の名義人の実印が押印されたもの)

ここまでが通常の書類です。さらに必要となるものを一覧にします。

  • 委任状(本来の名義人の実印が押印されたもの)
  • 代理人の印鑑
  • 代理人の印鑑証明書
  • 代理人の身分証明書

といった書類があれば手続きができるのです。

よくある名義人が異なる『4つのケースと変更可否』

メモにチェック

では名義人が異なる車買取に、よくあるケースを確認していきましょう。4つのケースで考えていきますので、それぞれにどういった形で契約ができるのかを解説します。

基本的には売却はできますが、ケース別で必要な手続きが異なります。

よくある名義人が異なる『4つのケースと変更可否』

1.【〇】名義人が親の名前になっている場合

70代の高齢ドライバー

売却する車の名義人が親の名前であるという場合は、どのようにすればいいのでしょうか。方法としては2つ考えられます。

  • 自分で名義変更をしてから売却する
  • 必要書類を揃えた上で、車買取業者に手続きをしてもらう

この2つの方法で売却が可能となります。通常は後者を選ぶ人が多いでしょう。

2.【〇】名義人がローン、リース会社の名前

ガラス張りの会社

名義人がローン会社、もしくはリース会社になっているというケースも考えられます。これは車をローンで購入した時などに、よくあるパターンです。

この場合もローンを完済しているのなら、名義人となっている会社に連絡をして、譲渡証明書を送ってもらいます。

3.【〇】名義人がすでに死亡している場合

男性に説明を受ける家族

最も手続きが大変なのが、名義人が既に死亡しているケースです。

  • 死亡した名義人から、遺産相続をして親族へと所有権を移す
  • 親族から自分へと名義の変更をする
  • 売却する

という手順を踏むのですが、遺産相続の対象が複数いる場合だと遺産分割協議書が必要となります。

4.【〇】名義人が他人名義の場合

運転している

最後に名義人が他人名義の場合を考えてみます。このケースは先ほどお伝えしたものと同じです。

本来の名義人から譲渡証明書と委任状を預かることで、車買取業者と取引ができます。書類をしっかりと整えることが大切になります。

親名義&他人名義変更のための手順~2パターン~

チェックするサラリーマン

では親や他人名義の車買取で名義変更をする時の方法を考えます。

親や他人名義の車買取で名義変更をする時の2つの方法

この2つがあると上でもお伝えした通りです。ではそれぞれの方法を詳しく解説していきます。

【方法1】自分で名義変更の手続きをする手順と費用(手数料・料金)

電卓とお金と車のおもちゃ

自分で車買取に必要な名義変更手続きをする手順を確認します。

  1. 名義変更に必要な書類を揃える
  2. 陸運局にて変更手続きをする
  3. 名義変更後に車買取を利用する

という流れで行います。必要となる書類と手数料についても確認しましょう。

必要書類 手数料
代理人の印鑑証明 数百円程度
車検証 無料
本来の名義人の譲渡証明書 無料
本来の名義人が作成した委任状 無料
本来の名義人の印鑑証明書 数百円程度

となります。印鑑証明書を発行してもらうのに、役所で手続きが必要となり、この時に手数料が数百円かかるでしょう。手数料は各市区町村によって異なるので、気になるのなら事前確認が必須です。

ONE POINT
譲渡証明書や委任状は国土交通省のホームページからダウンロードできます。ちなみに名義変更の申請にかかる費用としては5000円から6000円程度です。

【方法2】買取店やディーラー下取りで依頼する手順と費用(手数料・料金)

交渉中の机

自分で名義変更をするのではなく、車買取業者やディーラーに依頼をする場合はどうなるのでしょうか。この場合も流れを確認します。

  1. 必要な書類を揃える
  2. 車買取業者を利用する
  3. 名義変更の手続きを依頼する

という流れとなります。書類さえ揃っていれば、後はすべて車買取業者に任せることができるので、手間がかかりません。

必要書類 手数料
通常の車買取で必要書類一式 ディーラー・買取店によって金額が変わる
名義変更に必要な書類一式 ディーラー・買取店によって金額が変わる

費用は同程度かかりますが、これらの料金の扱いは車買取業者によって異なります。実費請求されるのが一般的です。

必要となる書類としては上でお伝えしたように、通常の車買取で必要となる書類に加えて、名義変更で必要となる書類をあわせたものとなります。

書類さえ揃っていれば、買取店とディーラーで簡単に手続きをしてくれます。

親名義&他人名義変更のための必要書類一覧

黒板に書かれたcheckの文字

では再度親や他人名義変更のために、必要な書類を確認していきましょう。基本的な物は既に紹介していますが、さらにケース別で揃えるべき書類もあるのです。

以下のとおりにを説明していきますので、該当する場合は忘れないように揃えましょう。

【ケース別】名義変更に必要な書類一覧

親名義の車を売る・買い替えする場合の必要書類

親名義の車を売る、買い替えする場合のパターンは以下3つです。

【ケース別】親の名義変更に必要な書類一覧

親が健在な場合(同席できない)の必要書類

家族で話しあい

親が健在ではあっても、離れて住んでいるから同席できないなどのケースがあるでしょう。この場合はどのような書類が必要となるのでしょうか。

必要書類 備考欄
車検証 ・車内に携帯されている
・紛失していたら運輸局へ連絡
リサイクル券 ・自動車リサイクル料金を預託している場合は必要
自賠責保険の証明書 ・期限が切れていると車の売却はできない
・紛失していたら保険会社へ連絡
自動車税の納税証明書 ・車検を受けるとき必要な書類
・紛失していたら都道府県ごとの税務署へ連絡
親が作成した委任状 ・買取店もしくネットで入手可能
・実印が必要
親の印鑑証明書 ・2通
・発行してから3ヶ月までが有効
譲渡証明書 ・買取店もしくネットで入手可能
・実印が必要
自分の印鑑証明書 ・2通
・発行してから3ヶ月までが有効
自分の実印 市区町村の役所で登録が必要
自分の身分証明書 免許証など

これらの書類が必要となります。通常の車買取で必要となる書類に加えて、親が代理人を立てたという証拠になる委任状と、親の車を自分に名義変更するための譲渡証明書の2つが重要です。

これらの書類が整っていれば、車買取業者に対して手続きを任せられるでしょう。もちろん自分で名義変更のみを行っても構いません。どちらにしても書類は必要ですので、事前にしっかりと用意しておく必要があります。

親が認知証(アルツハイマー病)を患っている場合の必要書類

チェックリスト

両親が健在であっても、認知症を患っているケースがあります。この場合はどのような書類が必要となるのでしょうか。車買取における基本的な書類は変わりません。しかし契約に対する本人の責任能力がないと判断されます。

そのため認知症やアルツハイマー病を患っているのなら、成年後見人を立てなくてはいけません。この手続きについては家庭裁判所に申し立てを行う必要があるのです。成年後見人と認められた後は、代理人として名義変更を行えます。

親がすでに亡くなっている場合の必要書類

机に置かれた書類

最後に親が亡くなっているケースを考えてみましょう。この場合は遺産相続をしてから、譲渡を受けるというような形になります。手続きがかなり難しいため、車買取業者に任せた方がいいでしょう。

必要書類 備考欄
通常の車買取に必要な書類 普通車と軽自動車で必要な書類が違う
死亡した人の戸籍謄本 相続者全員の記載があるもの
売却予定の相続人の印鑑証明 相続者全員分を必要
遺産分割協議書 車の名義変更・相続手続きができない
委任状や譲渡証明書に必要な印鑑証明書 相続人全員分が必要

これらの書類が必要となります。遺産相続人が少なければ良いのですが、多い場合は集めるのに時間がかかるかもしれません。

ローン・リース会社名義の場合

男性と女性の会議

次にローン会社やリース会社が車検証の名義人になっているケースの、名義変更について確認していきます。こちらも基本的に必要となる書類はかかりません。しかしローンが残っているかどうかが問題となってきます。

所有権留保解除の手続き&ローン組みなおしに必要な書類

書類名 入手先
自動車検査証(車検証) ・車の中
印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内) ・コンビニ
・役所
委任状 ・買取店
自動車納税証明書 ・役所の窓口(軽自動車)
・自宅(普通自動車)
実印 ・自宅

車検証の名義人がローン会社である場合は、ローンを既に完済しているかどうかが重視されます。

完済しているのなら連絡をするだけで所有権を解除するための、書類を送ってくれます。しかしローンの残債が残っていると面倒です。ローンの残債が残っている場合、上記の表にある書類が必要になってきます。

ATTENTION

基本的に名義がローン会社であるというのは、担保として車を取られている状況になります。そのため勝手に車を売ることができません。

車の売却代金が残債を上回るようであれば、車買取業者で手続きをしてくれます。所有権の譲渡に必要となるのは、譲渡証明書です。

他人名義の車を売る場合の必要書類

書類に書き込む女性

最後に他人名義の車を売却するのに必要な書類をまとめておきます。

必要書類一覧 備考欄
車検証 ・車内に携帯されている
・紛失していたら運輸局へ連絡
リサイクル券 ・自動車リサイクル料金を預託している場合は必要
自賠責保険の保険証 ・期限が切れていると車の売却はできない
・紛失していたら保険会社へ連絡
自動車税の納税証明書 ・車検を受けるとき必要な書類
・紛失していたら都道府県ごとの税務署へ連絡
委任状 ・車検証に記載されている人のが必要
譲渡証明書 ・車検証に記載されている人のが必要
印鑑証明書 ・2通
・車検証に記載されている人のが必要
印鑑証明書 ・2通
・売却する人のが必要
委任状 ・売却する人のが必要
身分証明書 ・売却する人のが必要

上記の表を見てもらうとわかるとおり少し書類の数が多くなりますが、自分で手続きを進めるよりも業者に任せた方が確実に手続きを行ってくれます。

流れとしては車検証の名義を売却する人の物にし、その上で車買取業者の物にするという形です。そのため委任状と譲渡証明書が2通必要となります。

車買取(売却)の名義変更で起こりうるトラブル一覧

代理人の男性

最後に車買取をした時の名義変更で、起こりうるトラブルを考えていきましょう。主なものは2つです。

  • 自動車税の納税通知がくる
  • 売った車が犯罪に使われてしまったとき

この2つが主なものになりますが、後者についてはほとんど起こる可能性がありません。適切に名義変更が行われていると、責任を追及されたとしても問題ないはずです。問題になるのは前者の場合でしょう。

自動車税とは4月1日時点で、自動車を所有している人に課税されるものです。そのため売却のタイミングによっては、手元に車がないのに納税通知書が届くことがあります。

特に多いのが個人間売買をして、相手に名義変更を任したケースです。この場合相手が名義変更をしていなくて、納税通知がくるというパターンがほとんどになります。

相手任せにせず、個人間の売買では確実に名義変更をしましょう。また業者にもよるのですが、通常は納税通知書を話して、買取額に上乗せをしてくれます。

まとめ

書類に記入

車買取において車検証に記載されている名義が、自分以外の親や他人であるケースをまとめました。

通常の車買取で必要となる書類の他にも、車検証名義人の譲渡証明書と委任状、印鑑証明書を余分に用意しないといけません。ただ名義人が死亡している、または責任能力がないと判断される場合もあります。

その時には成年後見人の認可を受ける、遺産分割協議書などを用意しなくてはいけません。こうした手続きについては素人では難しいため、車買取業者を通した方がいいでしょう。