- 車査定時のフロアマットの影響を知りたい
- プラス査定になりやすいパーツ・オプションをチェックしたい
車を乗り換える際、それまで乗っていた車のフロアマットを次に乗る車にも使おうと思う方もいるでしょう。ですが、フロアマットがない状態で査定するとマイナス査定になってしまいます。
また社外品のフロアマットでもマイナス査定になることもあります。
ここではフロアマットが車査定にどう影響するのかをまとめています。またそれとともにフロアマット以外のパーツ・オプションについても、車買取の際につけておくべきか、外したほうがいいのか解説しています。
フロアマットがなければ車の買取や下取りで「マイナス査定」
車の買取の際、次に乗る車に使おうとフロアマットを外す方もいます。
ですが、車買取においてフロアマットは付属している事が前提となっているため、万が一フロアマットを外して査定してもらうとマイナス査定になってしまいます。
これは査定基準にも明記されているもので、間違いなく減額です。その額については車種にもよりますが、基準は35点の減点で、つまり35,000円もの減額になってしまう事もあります。
車を売る時にパーツを付けておいた方が良いケース
車にはフロアマットの他にもいろいろなパーツがあるものです。車売る時には以下のようにパーツを付けておいた方がマイナス査定を避けられる、もしくはプラス査定になるものもあります。
メーカー・ディーラーの純正パーツ
車にはいろいろなパーツがありますが、新車購入時にメーカー・ディーラーで付けた純正パーツは査定に大きな影響を及ぼします。
純正パーツは製造過程で取り付けるものですので基本的に新車購入時にしか付けることができません。そのため希少価値が高く、純正オプションなら尚更買取額アップに期待できます。
逆にフロアマットのように標準で装備されているものの場合、逆に外してしまうとマイナス査定になる可能性が高いです。ですので、基本は純正パーツは残しておくのが望ましいです。
人気のパーツ(純正・社外品問わず)
車を自分なりにカスタマイズする方は少なくありません。そのため新車購入時にいろいろとオプションで純正パーツをつける人もいますし、購入後に社外品を取り付ける人もいます。
そのパーツが人気の高いものであれば、純正はもちろん社外品でも高価買取が期待できます。ただこの場合、一般的に人気のパーツということであり、個人的に好きなパーツというわけではありません。
例えば、タイヤホイールやカーナビ、オーディオ、ETCなどは利用する方がほとんどですので高評価です。
プラス査定になりやすいパーツ(オプション)まとめ
以下のようなパーツは買取の際に付けているプラス査定になる可能性があります。
【パーツ①】純正カーナビ・ETC
カーナビやETCは後から取り付けることも可能なパーツではありますが、そうなると車の開いているスペースに取り付けることになることもあります。それよりも最初からボディーにはめ込んでおく純正の方が評価が高いです。
車との連動性も良く性能についても純正であれば安心ですから、プラス査定になることもあります。
逆にどんなに高価なカーナビやETCを取り付けていたとしても、プラス査定にはならないでしょう。かといって、取り外すとマイナス査定になってしまう恐れもあります。
【パーツ②】純正フロアマット
純正フロアマットは標準で付いてくるもので、当然その車に合ったマットになります。
もちろん社外品のフロアマットでも適合するマットはありますが、純正の方が評価は高いです。とはいっても、純正フロアマットだからといって大幅なプラス査定を期待できるものでもありません。
ただ純正フロアマットはオプションではありませんので、付いていて当然のもので逆に取り外してしまうとマイナス査定になってしまう恐れもあります。
【パーツ③】キーレスエントリー
キーレスエントリーは車のドアのロック・アンロックを鍵穴にカギを差し込まずにボタン1つでできるシステムです。非常に便利で手がふさがっていても簡単にドアを開けられるとして人気のパーツでもあります。
近年は新車で購入すればほとんどがキーレスエントリーが付いていますので、当たり前の機能のためプラス査定はあまり期待はできなくなっています。
だからこそ逆にキーレスエントリーがついていない車だとマイナス査定になる可能性が高いです。
【パーツ④】レザーシート
レザーシートは車内を落ち着いたラグジュエリーな空間にしてくれるパーツです。基本的に車の製造工程でつける純正オプションであり、状態が悪く無ければ買取の際にはプラス査定になること間違いなしです。
もちろん購入後もレザーの張り替えもできますが、プラス査定にならない可能性が高いです。ただレザーとファブリックのコンビシートだとプラス査定にはならない傾向にあります。
またレザーに傷やシミなどがあると査定額が下がってしまう事もあるので、普段の手入れも需要です。
【パーツ⑤】バックモニター・サイドモニター
近年は安全運転のため、運転手から見えない部分をサポートしてくれるバックモニターやサイドモニターが付いている車が増えています。人気のパーツであり、付いているとプラス査定になる傾向にあります。
バックモニターやサイドモニターは後付けも可能ではありますが、やはり連動性や操作性などを考えると純正の方が評価は高いです。
またバックモニターは装着の義務化が進んでいくため、今後は付いていないとマイナス査定になる可能性もあります。
【パーツ⑥】エアロパーツ
車がスタイリッシュに見せるために取り付けるエアロパーツですが、これもプラス査定になる可能性があります。
特に純正のエアロパーツだと査定額がアップしやすいです。エアロパーツは社外パーツもありますが、社外品だとプラス査定にはなりにくいです。
逆に一般受けしないようなエアロパーツだと、いくら高価なものをつけていたとしてもマイナス査定になることもあります。また純正エアロパーツでもフロントやリヤのみのように一部だけ付いていてもプラス査定にはなりにくいです。
【パーツ⑦】電動スライドドア
電動スライドドアは小さい子どもをお持ちのファミリー層や高齢者のいる家庭にも人気です。そのため電動スライドドアが付いていてマイナスになることはなく、むしろ買取額の高額アップも期待できます。
もちろんついていないからといってマイナス査定になることはないですが、買取額には大きな差が出るでしょう。
ただ近年は片側電動スライドドアが標準装備となっている車も多いため、両側電動スライドドアだとより買取額のアップが期待できるでしょう。
【パーツ⑧】先進安全技術
車は日々進化しており、高齢者の方や運転が未熟な方でも安全に走行できる装備が備わっている車が多くなっています。
実際に操作ミスや判断遅れなどによる事故も増えてきているため、こういった先進安全技術がついた車の需要が高まっています。
そのため先進安全技術が備わった車だと買取額のアップが期待できます。純正オプションだと車との連動性も高いのでより評価が高くなります。
逆に次々といろいろな技術が出てきているので、数年後になると付いていないことでマイナス査定になるかもしれません。
【パーツ⑨】サンルーフ
一般的にサンルーフが付いている車は少なく、サンルーフがついていることで買い手が付きやすくなる傾向にあります。
そのためサンルーフがあると買取額もアップしますし、査定評価基準でも加点となる装備となっています。
ただサンルーフが装備されていないからといってマイナス査定になることはありませんし、逆にサンルーフが劣化しているとマイナス査定になってしまいます。ですので、新車購入時には必要な方のみつけたほうがいいでしょう。
フロアマットの売却はどうするべきか
車を売却する際、純正のフロアマットならそのまま査定すべきです。では純正以外のフロアマットをつけている場合はどうすべきか、というと方法としては以下の2つがあります。
【方法①】カー用品の買取業者でパーツのみを売る
社外品のフロアマットをつけている場合、そのまま車を買取してもらってもプラス査定になることはありません。むしろ純正フロアマットでないためにマイナス査定になってしまう恐れもあります。
ですので、純正フロアマットをお持ちであれば、それに戻して社外品のフロアマットは買取業者に売るのも1つの方法です。
フロアマットの状態にもよりますが数万円での買取も可能です。また車種によっては純正フロアマットも高く売れるのでマイナス査定とフロアマットの買取相場で比較してみるのもいいでしょう。
【方法②】パーツでプラス査定を狙って高く売るなら”車一括査定”
純正フロアマットをつけて車を査定してもらえば、マイナス査定になることはないでしょう。ただプラス査定になるわけでもありません。
一般的には社外品のフロアマットに変えて査定すると、マイナス査定になることがありますが、必ずしもそうとは限らないのです。
買取業者によっては社外品パーツもしっかりとプラス査定してくれるところもあります。特にカスタム車をメインで取り扱っている業者だと、人気のパーツは高く買取してくれる場合もあるのです。
ただ実際のどこの業者が高く買取してくれるかはわからないので、そんな時には車一括査定を利用してみるのもいいでしょう。車一括査定であれば一度に複数の買取業者に査定してもらえるので、手間もかからず簡単です。
車査定時のフロアマットの扱いまとめ
車査定時のフロアマットの扱いをまとめると、以下の通りです。
- フロアマットを外して査定するとマイナス査定
- 純正パーツや人気のパーツはプラス査定