世界的にCO2など温室効果ガスの排出削減への取り組みが進められています。「ゼロカーボン」という言葉も近年、目に触れることが多くなっています。
そんななか、エコカーに関心を持つ人が増えています。特に、ハイブリッドカーに注目が集まり、乗り換えの候補としてプリウスなどの車種を検討している人もいるでしょう。
この記事では、ハイブリッド車・エコカーについて解説し、人気ハイブリッドカーランキングをご紹介します。
エコカーとは?種類と仕組みを解説
ハイブリッドカーについて説明する前に「エコカー」について見ていきましょう。
案外、意味がはっきりせず、単に「ハイブリッドカー=エコカー」と捉えている方もいます。
石油燃料を一切使用しないか、石油だけの使用をしないことで有限な資源を大切にできますし、CO2の排出も少なくできて、地球に優しい車です。燃費性能も良く、経済的にも節約につながります。
もちろん、自動車メーカーが勝手にエコカーと名付けているわけでもありません。
国土交通省が定める排ガス、燃費の基準値をクリアした車のみがエコカーとして認定されます。
エコカー認定された車種はエコカー減税、環境性能割などの税の優遇を受けることもできます。
こういった車の総称がエコカーなので必ずしもハイブリッドだけを指すわけではありません。
ではどのようなタイプのエコカーがあるのか次に見ていきましょう。
ハイブリッドカー(HV)
ハイブリッド自動車はエンジンと電気モーターの2種類の動力を備えた車です。低速走行時は電気を使い、高速にはガソリンに切り替えるというような状況による使い分けができ、低燃費を可能にします。
一例として、プリウスのWLTCモードカタログ燃費(4代目モデル・ハイブリッド2WD)は「27.2~32.1㎞/l」で、同じくセダンのカローラ(ハイブリッド2WD)は「25.6~29.0㎞/l」、クラウン(ハイブリッド・15代目モデル)は「16.0km/l」という風に、燃費性能に優れています。
ハイブリッドカーの車種としてはプリウスのほか、セレナ、ワゴンR、フィット、C-HR、ヴォクシー、エクストレイルなど様々なボディタイプのものがあり、選択肢も少なくありません。
プラグインハイブリッドカー(PHV)
プラグインハイブリッドカーは、外部電源から充電ができるハイブリッドカーです。いわゆる普通のハイブリッドカーの場合、エンジンを使って発電して蓄電します。プラグインハイブリッドカーの場合、自宅の充電設備や充電スタンドから直接バッテリー充電ができます。
外から充電できるということはハイブリッドカーよりもバッテリーの容量が大きいということでもあり、ハイブリッドカーよりも電気モーターで走れる距離が長いです。そのため、CO2の排出もより抑えることができます。
トヨタではPHV、日産、ホンダ、三菱などでは「PHEV」と呼ばれていますが、どれもプラグインハイブリッドカーです。車種としては、プリウスPHV、三菱のアウトランダーPHEVなどがあります。
電気自動車(EV)
電気自動車は文字通り、電気で走る車です。これもPHV同様、自宅や充電スタンドで充電します。エンジンを使用しないため、CO2などの排気ガスが排出されません。ガソリンの機関がないため、静かなのも特徴です。
ここ最近では、走行距離も改良されて長く走れるようになってきています。現在では1回の充電で200km以上の走行ができるようになったという話も聞きます。日常的に走る分には十分な距離です。
また、充電スタンドも全国的に増えてきており、その数は1万を超えており、ガソリンスタンドの約6割の数に匹敵するらしいです。
車種には、日産のリーフe+、三菱のi-MiEV、マツダ MX-30EV、ジャガーのI-PACEなどが挙げられます。
水素自動車
水素をエネルギーとする水素自動車。
既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンを改造した水素燃料エンジンで水素を直接燃焼させてエネルギーを得る内燃機関車です。
つまり、ガソリンの代わりに水素を燃料とした車です。
次に紹介する燃料電池自動車にも、水素を使う水素燃料電池車がありますが、それとは区別されるのが一般的です。
燃料電池自動車(FCV)
水素と酸素を動力として走る燃料電池自動車。
燃料電池に水素と空気中の酸素を取りこみ、化学反応によって作り出した電気で走ります。
「水素自動車」でも水素を利用しますが、ガソリンの代わりに水素を燃焼させてエネルギーを得る水素自動車とは仕組みが違っています。
走っている時に出るのは水だけです。水素は3分ほどで満タンにでき、約650kmもの距離を走ることができるらしいです。
FCVの車種としては、トヨタのMIRAI、日産のX-TRAIL FCV、ホンダのクラリティ フューエル セルなどがあります。
クリーンディーゼル自動車(CDV)
ディーゼルエンジンが人や環境に悪影響を与えるということで2003年「ディーゼル車規制条例」が制定され、それに対応する形で発展したのが、クリーンディーゼル車です。
ディーゼルエンジンよりも粒子状物質や窒素酸化物(NOx)の排出量を抑えることに成功しました。
クリーンディーゼル車は2023年度以降、エコカー減税の優遇措置の対象外となるそうです。
エコカーの定義も日々変化し、今後ますます環境への優しさが求められていくのかもしれません。
車種としてはMAZDA CX-5、三菱のデリカD:5、トヨタのランドクルーザーなどがあります。
天然ガス自動車
天然ガスを燃料にしてエンジンを動かす天然ガス自動車。国内でも普及しており、バスやトラックなどが走っています。
現在ほとんどの天然ガス自動車は圧縮天然ガス(CNG)自動車というタイプです。天然ガスを気体のままガス容器に貯蔵した車両です。
他のタイプには、液化天然ガス(LGN)自動車、着天然ガス(ANG)自動車があります。
人気のハイブリッド車ランキング20選
人気のハイブリッドカーをランキング形式でご紹介します。なお、このランキングは当サイト独自のもので、販売台数等の統計のみで順位付けしているわけではありません。
1位 | トヨタ RAV4 |
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2位 | ホンダ ヴェゼル ハイブリッド |
3位 | トヨタ ヤリスクロス |
4位 | スバル フォレスター |
5位 | トヨタ アクア |
6位 | トヨタ RAV4 PHV |
7位 | 日産 セレナ |
8位 | トヨタ プリウス |
9位 | スズキ ハスラー |
10位 | 日産 ノート |
11位 | トヨタ C-HR |
12位 | トヨタ ヴォクシー |
13位 | トヨタ アルファード |
14位 | ホンダ ステップワゴン |
15位 | ホンダ フリード |
16位 | トヨタ シエンタ |
17位 | ホンダ フィット |
18位 | 日産 エクストレイル |
19位 | 三菱 エクリプス クロス PHEV |
20位 | 三菱 アウトランダーPHEV |
概して、トヨタ車が目立つ結果となりましたが、その他のメーカーにも良いハイブリッドカーはたくさんありますので、気に入った車種が見つかれば他メーカーの類似の車種と比較してみるのもいいでしょう。
近年SUV車の人気が高く、ランキングでも上位に多数エントリーしています。ボディタイプについてはセダンやミニバン、コンパクト、軽自動車と現在では幅広く展開されているので、どのタイプでも選択肢が広いです。
トヨタ RAV4
新車価格帯 | 128~402万円 |
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中古車価格相場 | ~500万円 |
WLTCモード燃費 | 15.2~21.4km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタのクロスオーバーSUVであるRAV4。現在、エンジンはガソリンとハイブリッド、そしてPHVの3タイプが用意されています。
2018年に5代目となりました。ガソリン車、ハイブリッド、PHVの全車で「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得。
RAV4ハイブリッドは、高い燃焼効率と高出力を両立した「2.5Lダイナミックフォースエンジン」により、最大熱効率41%に到達、「20.6km/l」という世界トップレベルの燃費率を誇ります。
「2019 – 2020日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
ホンダ ヴェゼル ハイブリッド
新車価格帯 | 187~361万円 |
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中古車価格相場 | ~355万円 |
WLTCモード燃費 | 15.6~25.0km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ホンダのミドルサイズのSUVであるヴェゼル。SUVとクーペを融合させたようなデザインが特徴です。CR-Vに次ぐホンダの世界戦略SUVで、2019年の車名別世界販売台数では14位を記録。
初代モデルは2013年から2021年と長い期間で販売されていましたが、2021年にフルモデルチェンジして2代目となりました。
現在エンジンはガソリンとハイブリッドの2タイプ。ハイブリッドモデルについては2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」になり、バッテリーのセル数を増やすとともにモーターはH5型に変更、モーター出力がアップしています。ハイブリッドモデルの2WD車は燃費性能が向上し、2030年度燃費基準を達成しました。
トヨタ ヤリスクロス
新車価格帯 | 180~281万円 |
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中古車価格相場 | ~350万円 |
WLTCモード燃費 | 17.4~30.8km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタの小型のクロスオーバーSUVであるヤリスクロス。2020年2月のヤリスに続き、発売されました。ヤリスについては初代から3代目までヴィッツとして販売されていたコンパクトカーです。
ヤリスクロスはガソリン車とハイブリッド車が用意されています。
ハイブリッドの2WDのグレード「HIBRID X」では30.8km/lと世界トップレベルの低燃費を実現しています。
コンパクトSUVなので、日常的な町乗りにも便利な一台です。
スバル フォレスター
新車価格帯 | 178~435万円 |
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中古車価格相場 | ~360万円万円 |
WLTCモード燃費 | 13.2~14.0km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
スバルのミドルクラスのクロスオーバーSUVであるフォレスター。歴史は長めで、初代は1997年に登場、現在2018年から5代目となっており、このモデルからハイブリッド「e-BOXER」が導入されています。
ハイブリッド「e-BOXER」を搭載したグレードは「Touring」「X-BREAK」「Advance」になります。「2020年度燃費基準+10%」を達成。
水平対向エンジンと電動技術を組み合わせたパワーユニット「e-BOXER」。走りの安定感とスムーズで軽快な加速を実現。
デザインについては、逞しさのあるフロントフェイス、そこから後方へ向かってダイナミックに流れるシャープなキャラクターラインと、アクティブな印象が強いです。2018年度グッドデザイン賞を受賞。
トヨタ アクア
新車価格帯 | 169~261万円 |
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中古車価格相場 | ~290万円 |
WLTCモード燃費 | 27.2~35.8km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
アクアは5ナンバーサイズのコンパクトハッチバック型ハイブリッドカー。2011年に登場して以来、長い間、同モデルでしたが、2021年にフルモデルチェンジして2代目となりました。
グレードBの2WDでは35.8km/lと燃費性能にかなり優れています。
2代目からリアモーターを搭載する4WDのE-Four(電気式四輪駆動システム)が初めて設定。新設定のE-Fourを含めた全車が2030年度燃費基準優良車です。
トヨタ RAV4 PHV
新車価格帯 | 469~539万円 |
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中古車価格相場 | ~580万円 |
WLTCモード燃費 | 22.2km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | プラグインハイブリッドカー(PHV) |
最初に紹介したトヨタのクロスオーバーSUVであるRAV4の PHVタイプ。
PHVとはプラグインハイブリッドカーのことで、外部電源から充電ができるハイブリッドカーです。付属の充電ケーブルとコンセントをつなぐだけで手軽に充電できます。最寄りの充電スポットはスマホアプリ「My TOYOTA」で簡単に探せます。
ハイブリッドの燃費消費率は22.2km/l。ちなみに、RAV4 ハイブリッドは15.2~21.4km/lです。RAV4 PHVはRAV4の高性能なパワートレインに加え、総電力量18.1kWhを達成した大容量の新開発リチウムイオンバッテリーを搭載することで22.2km/Lの低燃費を実現しました。
大容量バッテリーを搭載したことで、満充電からのEV走行距離は95kmを達成。日常使いでは十分な距離を走ることができます。
日産 セレナ
新車価格帯 | 135~419万円 |
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中古車価格相場 | ~410万円 |
WLTCモード燃費 | 11.8~18.0km/l |
定員 | 7名(e-パワー) |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
日産のミニバンであるセレナ。2016年の5代目から、エンジンはガソリン車/S-HYBRID車と、e-POWER車のラインナップになっています。
S-HYBRID車とe-POWER車の違いについてですが、S-HYBRID車の方は基本動力はエンジンで、限定的に電気モーターを使います。一方、e-POWER車はエンジンを発電のみに使用、100%モーターで稼働する仕組みです。
燃費性能はSハイブリッドよりもe-POWERの方が優れています。
100%モータードライブなので車内の静かさ、アクセルペダルを踏んだ瞬間反応するレスポンスのよさ、ビッグトルクならではの力強い走りが特徴です。
トヨタ プリウス
新車価格帯 | 189~404万円 |
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中古車価格相場 | ~400万円 |
WLTCモード燃費 | 25.4~32.1km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ハイブリッド車の代名詞であるプリウス。世界初となる量産ハイブリッド自動車として1997年に登場。2015年に4代目となっています。PHVモデルとしてプリウスPHVがあります。
低燃費化は追求され続けています。WLTCモード燃費では「Eを除く2WD車(15インチタイヤ装着車)」で30.8km/lの低燃費。
電気式4輪駆動システムE-Fourを採用しており、加速時や雪道などの滑りやすい路面で、スムーズに4WD状態へ切り替えることで、発疹性や走行安定性をアシスト。快適なドライブを楽しむことができます。
スズキ ハスラー
新車価格帯 | 105~182万円 |
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中古車価格相場 | ~240万円 |
WLTCモード燃費 | 20.8~25.0km/l |
定員 | 4名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
スズキのハスラーといえばSUVタイプの軽自動車。ユニークなデザインが人気を集めています。2014年に登場し、現在2代目(2020年~)のモデルとなっています。デザインは2代目の方がよりスクエアな感じが強くなっています。
マイルドハイブリッドシステムは全車に搭載されています。マイルドハイブリッドは、減速時のエネルギーを利用して発電、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電。その電力を活かして加速時にはモーターでエンジンをアシストする仕組みです。
日産 ノート
新車価格帯 | 124~281万円 |
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中古車価格相場 | ~285万円 |
WLTCモード燃費 | 23.8~29.5km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
日産のコンパクトカーといえば、ノート。2020年にフルモデルチェンジが行われて3代目となりました。2021年には派生車種となる「ノート オーラ」が発表。ノートシリーズの初の3ナンバー車となります。
ノートの2WD車は「2030年度燃費基準達成車」、 4WD車は「2030年度燃費基準90%達成車」です。
力強さ・なめらかさ・静かさが進化した、第2世代e-POWERを搭載。ナビやドラレコ、諸経費、税金も込みで低価格なのもポイントです。
トヨタ C-HR
新車価格帯 | 229~314万円 |
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中古車価格相場 | ~435万円 |
WLTCモード燃費 | 14.3~25.8km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタのコンパクトSUVであるC-HR。世界100か国で展開され、トヨタのSUVでは初となるトヨタ系ディーラー全てで取り扱いになった車種です。2016年に登場、SUV新車販売台数第1位など人気があります。
エンジンは1.2lターボと1.8lハイブリッドの2タイプ。
ハイブリッドタイプの1.8l engine+motor 2WDのグレード「G/S」では燃費消費率が25.8km/l。1.2lターボ 2WD「S-T”GR SPORT”/G-T/S-T」では15.4km/l。
シャープなデザインが特徴的な一台です。
トヨタ ヴォクシー
新車価格帯 | 189~344万円 |
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中古車価格相場 | ~450万円 |
WLTCモード燃費 | 12.2~19.0km/l |
定員 | 7名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタのヴォクシーは2001年に登場したミニバンで、現在3代目(2014年~)となっています。7名・8名乗りで、エンジンはガソリン車とハイブリッドの2タイプが用意されています。ハイブリッドが設定されたのは現在のモデルからで、「平成32年度燃費基準+20%」を達成。
現在(2021年9月時点)ではハイブリッドのグレードは「HYBRID ZS」と特別仕様車「HYBRID ZS “煌(きらめき)Ⅲ”」が用意。
ハイブリッド車の燃費消費率は19.0km/l、ガソリン車は2WDが13.2km/lです。
都会的なスタイリッシュなデザインを備えたヴォクシーはファミリー層を中心に人気です。
トヨタ アルファード
新車価格帯 | 366~775万円 |
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中古車価格相場 | ~1900万円 |
WLTCモード燃費 | 14.8km/l |
定員 | 7・8名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタの大型高級ミニバンであるアルファード。現在3代目(2015年~)のモデルからハリブリッドが設定されています。グレードは以下のように幅広くクラス分けされています。
- HYBRID Executive Lounge S
- HYBRID Executive Lounge
- HYBRID SR “Cパッケージ”
- HYBRID G “Fパッケージ”
- HYBRID X
ハイブリッド車の燃費消費率は14.8km/l、ガソリン車のV6 3.5L 2GR-FKS Dual VVT-iエンジンは10.2km/lです。
エクステリア、インテリアともにラグジュアリーが追求された一台で、高級ミニバンが欲しい方におすすめです。
ホンダ ステップワゴン
新車価格帯 | 246~380万円 |
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中古車価格相場 | ~535万円 |
WLTCモード燃費 | 13.0~20.0km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ホンダのミニバンで、ファミリー層に人気のステップワゴン。現在5代目(2015年~)で、エンジンはターボ車とハイブリッド車の2タイプが用意されています。
ハイブリッドタイプの「e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING / e:HEV SPADA G・Honda SENSING」では燃費消費率が20.0km/l、ガソリン車の「SPADA・Honda SENSING(FF) / G・EX Honda SENSING(FF) / G・Honda SENSING(FF)」では13.6km/l。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が搭載され、ドライブの安全面もしっかりサポートしてくれます。運転に自信のない方で、ミニバンに乗りたいという方などにもぴったりの一台です。
ホンダ フリード
新車価格帯 | 215~327万円 |
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中古車価格相場 | ~320万円 |
WLTCモード燃費 | 19.8~20.8km/l |
定員 | 6・7名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ホンダのコンパクトミニバンであるフリード。2008年に登場し、2016年から現在の2代目です。ガソリン車とハイブリッド車が用意されています。
2代目は3列シートのフリード、2列シートのフリード+、フリード+のボディをベースとした福祉車両「車いす仕様車」を設定。
フリード「HYBRID G・Honda SENSING〈FF/6人乗り〉」とフリード+「HYBRID G・Honda SENSING〈FF〉」は燃費消費率が20.8km/l、ガソリン車は17.0km/lです。
ミニバンを探している方で、ミドルサイズでは大きくと感じる方には乗りやすいコンパクトタイプのミニバンです。
トヨタ シエンタ
新車価格帯 | 137~258万円 |
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中古車価格相場 | ~710万円 |
WLTCモード燃費 | 14.0~22.8km/l |
定員 | 5・7名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
トヨタのミニバンであるシエンタ。2015年から現在の2代目となりました。「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」として開発されました。
エンジンはガソリン2WD車と4WD車、ハイブリッド車が用意されています。
ハイブリッドモデルの燃費消費率が22.8km/l、ガソリン車2WDは17.0km/lです。
ミニバンのデザインは四角い箱型が一般的ですが、その概念を崩し、トレッキングシューズをイメージした機能性と動感が特徴です。
ホンダ フィット
新車価格帯 | 159~241万円 |
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中古車価格相場 | ~215万円 |
WLTCモード燃費 | JC08モード燃費:20.0~37.2km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
ホンダの「フィットハイブリッド」という名称で販売されていたハイブリッドカーは2010年に登場、2代目は2013年から2020年で販売終了しています。「フィット」の4代目にハイブリッドモデルの「フィットe:HEV」があり、これが後継車となります。
「e:HEV」は、モーター走行を中心にしながら電気エネルギーやエンジン動力を最も効率よく使い分けることができる賢いハイブリッドシステム.。走りが良く、新体感の走り心地が評判です。
日産 エクストレイル
新車価格帯 | 185~412万円 |
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中古車価格相場 | ~355万円 |
WLTCモード燃費 | 12.2~15.0km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | ハイブリッドカー(HV) |
日産のミドルサイズSUVであるエクストレイル。現在3代目(2013年)のモデルとなります。ハイブリッドモデルには2WD・4WDの「20Xi HYBRID」「AUTECH HYBRID」があります。
ハイブリッドモデル(2WD車)の燃費消費率が15.0km/l、ガソリン車(2WD)は13.2km/lです。
走破性とスムーズな走りに定評のあるエクストレイル。ハイブリッドモデルは環境性能と走行性能が高次元で両立した車となっています。
三菱 エクリプス クロス PHEV
新車価格帯 | 385~447万円 |
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中古車価格相場 | ~455万円 |
WLTCモード燃費 | 16.4km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | プラグインハイブリッドカー(PHV) |
三菱のクロスオーバーSUVであるエクリプス クロスのPHEVモデル。PHEVモデルは2020年のマイナーチェンジの際に追加されました。
グレードについてはP(PHEVモデル)、 G(PHEVモデル)、 M(PHEVモデル)、 G Plus Package(ガソリンモデル)、 G(ガソリンモデル)、 M(ガソリンモデル)があります。
PHEVモデルの燃費消費率が16.4km/l、EV走行換算距離は57.3㎞です。ガソリン車(2WD)は13.4km/lとなっています。
充電についてはもちろん家でも可能。駆動用バッテリー残量が減っても自動的にエンジンで発電するので、外部充電しなくても走り続けることができます。充電時間の目安は普通充電(AC200V/15A)の場合、満充電まで約4.5時間となっています。
三菱 アウトランダーPHEV
新車価格帯 | 332~529万円 |
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中古車価格相場 | ~450万円 |
WLTCモード燃費 | 16.4km/l |
定員 | 5名 |
自動車タイプ | プラグインハイブリッドカー(PHV) |
三菱のミドルサイズのSUVであるアウトランダーのPHEVモデル。アウトランダーは2021年にフルモデルチェンジを行い、3代目となりました。
PHEVモデルの燃費消費率が16.4km/l、EV走行換算距離は57.6㎞です。
アウトランダーPHEVは高出力モーター、大容量バッテリー、効率と静粛性に優れた2.4Lエンジンを採用。力強く、なおかつスムーズなドライブを実現しています。
エコカー・ハイブリッドカーの購入前に一括査定
エコカー・ハイブリッドカーが欲しいけど、ふつうの車よりも高いから迷っている…という方もいるでしょう。
予算が気になる方はまず、お持ちの車の売却に力を入れて、少しでも多くエコカー購入の資金にあてることをおすすめします。
一括査定というサービスをご存じでしょうか。
ネットの申し込みで、複数の買取業者に査定依頼をすることができます。一括査定なら、最高額をつけた買取店を知ることができるので、とても便利なサービスです。
また、複数の買取店に査定させるということは、他社と競争させるということでもあります。
自分の店で売却してもらおうと、他店よりも高値を提示します。そのように競合させることで、査定額は吊り上がっていくような仕組みになっているのが大きな特徴です。
一括査定サービスは無料で使えるので、ぜひ申し込んでみてください。
まとめ
この記事では、ハイブリッド車・エコカーについて解説し、人気ハイブリッドカーランキングをご紹介しました。
エコカーとは、CO2(二酸化炭素)など環境に負担のかかる物質の排出量を抑えた自動車のことです。ハイブリッドカー(HV)やプラグインハイブリッドカー(PHV)はそのうちの一つです。
ランキングで見たように、トヨタ車が目立つ結果となりましたが、その他のメーカーにも良いハイブリッドカーはたくさんありますので、気に入った車種が見つかれば他メーカーの類似の車種と比較してみるのもいいでしょう。
近年SUV車の人気が高く、ランキングでも上位に多数エントリーしています。ボディタイプについてはセダンやミニバン、コンパクト、軽自動車と現在では幅広く展開されているので、どのタイプでも選択肢が広いです。