- 車一括査定のトラブル事例
車一括査定を利用すると、複数の業者間での競合により高く車を買取してもらえる可能性があります。無料で利用できますしとても便利なので使う人も増えているでしょう。
ですが、それと同時に車一括査定を利用してのトラブルも報告されています。今回は車一括査定のトラブルで多い事例を5つ紹介しています。
そしてその5事例に対しての対策法を紹介しているので、車一括査定を利用する前にトラブルが起こらないように対策をしっかり頭に入れておくといいでしょう。
【最新対処法】車一括査定のトラブル5事例に対抗する『5つの方法』
車一括査定を利用することでさまざまなトラブルに遭ったという人がいます。ここでは5つの事例とその対策を紹介します。
【トラブル事例1】車一括査定後のしつこい大量電話
車の一括査定お願いしたら、朝8時から電話がなる。
電車なんで出れないです。— フレッド (@fukutetsu1028) 2018年7月16日
車の一括査定怖すぎ!!!!
30分で40件ぐらい電話くるんやけど!!!!!!!!— ヌマ爺@We’ll be alright (@numa_ziiiii) 2018年7月15日
車売りたくて一括査定のサイト試してみたけど、電話かかりすぎなんだよね。
日中仕事だから取れないし。メールしてメール。— まき (@makiGP1) 2018年7月12日
インターネットで、無料で自動車を査定するサイトがあったので、現状の車の評価をしてもらうために依頼したら、多数の業者から買い取りの勧誘電話がかかってきて困っている。後日サイトの詳細を見たら、6 社に対して同時に査定依頼する仕組みになっており、依頼した以外の業者から電話がかかって来る場合があるとの記載があった。文字が小さく、目につきにくいので気がつかなかった。こんなに勧誘の電話があることがわかっていたら査定は依頼しなかった。(2011 年 10 月受付 40 歳代 男性 給与生活者 大阪府)
車一括査定を利用することで電話の多さに迷惑をしている方が多くなっているようです。利用する前にどういうものかきちんと理解をしておきましょう。
車一括査定のメリットは複数の業者に一度に査定を依頼できる点です。ただ、車一括査定はあくまでおおよその査定額であって、それで提示された額がそのまま買取額になるわけではありません。結局、実車を見てもらってからの査定になります。
そのため、査定依頼を受けた買取業者は、実車査定をするためのスケジュールを組むため、電話でオファーしてくるのです。
仮に10社に車査定を依頼したなら、少なくともその10社から電話がかかってきます。
【対処法】キャンセル依頼&電話なしのカーセンサーを利用
車一括査定後にしつこい電話がかかってくるトラブルに関しては、しっかり対応すれば大丈夫です。知らない番号からかかってくれば、つい無視をしたくなりますが、そこで無視をするといつまでもしつこくかかってきます。
ですので、候補から除外したい業者なら、売却先が決まったといえばもうかかってきませんし、検討しているなら実際に実車査定の予定を組めばいいのです。
ただ、急に電話が増えて嫌だという場合には、キャンセル依頼をすればかかってこないでしょう。また、電話勧誘がないカーセンサーを利用するのも一つの方法です。
ただ、普通に申し込んだらやはり電話はかかってきますので、査定依頼の際には以下のポイントを覚えておきましょう。
- カーセンサーから車一括査定を申し込みをする
- 申し込み入力画面のお客様に関する情報の枠外にある任意事項(写真⑤)をクリック
- 連絡希望時間帯の以下の入力フォームになる
- 下記画像の連絡希望時間帯の欄に「連絡はメールでのみ希望」と記載する
※業者の中には自動で電話するオートコールシステムがあるため、絶対に電話がかかってこないとは断言できません。
【トラブル事例2】査定後に減額される
新車を買うために今の車の査定を申し込んだ。3日前、自宅に来てもらい査定してもらったら22万円で買い取ると言われ、その場で契約し車を引き渡したが、2 日後業者から「隣の県のオークション会場に運び点検したら、事故車と判明したので半額での買い取りになる」と言われた。3年前に6年落ちで購入したが、そのときには事故車だとの話はなく自分も事故を起こしたことはないと伝えたが、業者は、「納得がいかなければキャンセルするが、運送費3万円を解約料として払え、払わないと車は返さない」と言う。
車一括査定後、実際に車を見て査定する実車査定がおこなわれます。そこで査定額に納得すれば、そこで売買契約が成立です。
ですが、上記のトラブルのように買取・引き取りした後に何らかの問題が発覚したという理由で減額されることがあります。査定後に減額になるケースとしては、査定時には気づかなかった事故歴などが後から発覚したという場合です。
見抜けなかった査定員が悪い、と思うかもしれませんが、もしこれを知っていて黙っていたなら瑕疵担保責任に問われてしまいます。事故車であっても部位によっては査定員の短時間の査定では見逃す可能性も十分あるのです。
ですが、本人は新車で購入した人なら尚更わからないわけはないでしょう。それを黙っていたら減額されても拒否できなくなりますし、むしろ返金・返却となることもあります。
【対処法】査定の際に嘘を言わない!マイナスポイントは正直に
査定後に減額されるトラブルを防ぐ方法としては、査定の際には絶対に嘘は言わないことです。バレなきゃラッキーと思って、事故歴や修復歴を隠して申告すると、減額される可能性があります。
買取業者はプロですからじっくり見たら絶対にわかるのですから。ですので、事故歴はもちろんですが、エンジンの調子が悪いなどのマイナスポイントも正直に伝えるべきです。
ただ、中古車で購入した車に関しては、前オーナーが起こした事故まではわからない場合もあります。その時は瑕疵担保責任には問われません。
【トラブル事例3】出張査定の際に強引な営業で帰ってくれない
車買取を希望される方で女の人には出張査定はオススメしない。
とにかく、帰ってくれと言ってもサラッと帰らない。しつこく粘る。
一歩間違うと押し込み強盗だよ。
家の外にずーっと車停めてくる。
ほんまに迷惑。あんなしつこいと恐怖心しか与えないから警察沙汰になるよ。
サラッと営業を見習え— Chichi(キキ) (@infinito820) April 21, 2018
車一括査定をしたら、そのあとに出張査定をして実車を見ての査定をしてもらう流れになります。そこで車の状態を見て正確な買取額が提示されるわけですが、本人がその額に納得できなければ売買不成立となるわけです。
本来なら、そこで業者もあきらめて帰る、もしくはもう少し価格をアップするなど交渉するでしょう。ですが、業者によっては、価格アップもせずにその額で売却してくれるまで帰らない、いつまでも居座るというトラブルもあります。
中には人目があるところで土下座したり、泣いたりして契約を迫る強引な営業をされた人もいるようです。
【対処法】”考えるから帰ってほしい”と正直に伝える
強引な営業で契約を迫ってきたり、いつまでも居座ってくるような業者なら、正直に考えるから帰ってほしいと伝えるのが一番です。
もちろん、やさしい物腰では引き下がらない業者もいますから、帰らなければ警察を呼びますよ、とハッキリ言いましょう。それでも帰ろうとしなければ本当に警察を呼ぶべきです。
さすがに警察を呼ばれたら、帰らざるをえません。しかもこういった強引なやり方をする業者は良い業者とは言えませんので、その後のトラブルを防ぐためにも除外したほうがいいでしょう。
【トラブル事例4】地域で複数社より連絡がなく一括査定を利用する意味ナシ
車一括査定では、そのサイトに登録している業者から選ぶことができます。そのため近くに業者がある地域であれば、車一括査定を利用すると多くの業者から連絡が来るでしょう。それがうんざりするという人もいますが、逆のケースもあります。
車一括査定を利用する本来の目的は、やはり複数の業者から査定を取って競合させ、買取額を少しでも高くすることです。
ですが、地域にとっては車一括査定を利用しても、1社もしくは2社程度しか連絡が来ない、もしくは1社からも連絡が来ないというトラブルもあります。
これでは本来の目的である複数の業者を競い合わせて買取額をアップさせることができなくなってしまうでしょう。まさに車一括査定を利用する意味がなくなってしまいます。
【対処法】他の車一括査定サイトも併用する
車一括査定を利用してもどこの業者からも連絡が来ないのでは意味がありません。ただ車一括査定はたくさんあり、そのサイトによって登録している業者数が異なります。都心部に強い車一括査定もあれば、地域に強いところもあります。
ですので、他の車一括査定サイトを利用してみるのも一つの方法です。例えば以下のような一括査定サイトが有名です。
【トラブル事例5】再査定やキャンセルに対するペナルティー
米国製の車を200万円で売却することにしたが、やはり解約したくなり、車が引き取られた 2 日後に解約を申し出た。同意書に「お客様都合で解約の場合は、10万円かかる」と記載されていたので、10万円支払うのは仕方ないと思っていたが、「オークションで買い手が決まっているため、その客に対する迷惑料などで、さらに23万円がかかる」と言われた。同意書に出ている解約料10万円で解約できないのか。
昨日、車の買い取り店に行き無料査定してもらった。今月車検登録したこと、タイヤを2本新品に替えたことなどを説明したが、価値はないと言われた。帰ろうとしたら「価値はないが買い取る」と言われ5万円で契約をした。今日になって、価格に納得できないので解約することにした。契約書を見たら裏面に「違約金の負担として売買代金100万円未満は一律 10万円の解約料を支払うこと」と記載があったが、契約時に説明は受けていない。業者に解約料10万円の根拠を聞くと、書類を記載する費用だと言う。納得できない。
稀に上記のように車の売買契約が成立した後に、一方的に買取額を変更する再査定をされることもあります。これは、買取後に重大な欠陥が見つかったということで大幅な減額を求められてしまうのです。
たいていの人は納得がいくものではないでしょう。そのため、契約のキャンセルを申し込むと、今度はキャンセル料として法外なペナルティーを科せてくるのです。
これがもし持ち主が事故歴等を内緒で売ったのなら瑕疵担保責任に問われますが、たいていの場合、悪徳業者がやっています。
結局は車を再査定により安く買取するか、キャンセル料を得るか、というのが目的です。しかも契約書には記載されていることを盾にするので、たいていの人はそのまま売るか、しぶしぶキャンセル料を支払ってしまうというわけです。
【対処法】JPUC加入業者の一括査定を利用する
再査定やキャンセルに対するペナルティーを請求してくる業者は、実際に売買契約を交わした後でないと判別できません。ただそれを回避する方法があります。
それは中古車業者が自主的に集まったJPUCに加入している業者に依頼する方法です。
これらの団体はどんな業者でも加盟できるわけでありません。加盟するには厳しい条件があり、再査定やキャンセルのペナルティーも禁止されています。その他のトラブルも起こしていないので安心して利用できるでしょう。
トラブル事前回避!車一括査定で大手買取業者12社を選べば問題ナシ
カーセンサー | ユーカーパック | ナビクル | 楽天car車買取 | ズバット | カービュー | |
---|---|---|---|---|---|---|
ガリバー | 〇 | × | 〇 | 非公表 | × | 〇 |
WECARS(ウィーカーズ) | 〇 | × | 〇 | 非公表 | 〇 | 〇 |
ラビット | 〇 | × | × | 非公表 | 〇 | 〇 |
T-UP | 〇 | × | × | 非公表 | × | 〇 |
アップル | 〇 | × | 〇 | 非公表 | 〇 | 〇 |
カーチス | 〇 | × | 〇 | 非公表 | 〇 | 〇 |
ユーポス | 〇 | 〇 | × | 非公表 | 〇 | 〇 |
カーセブン | 〇 | × | 〇 | 非公表 | 〇 | 〇 |
提携業者合計 | 8社 | 1社 | 5社 | 非公表 | 7社 | 8社 |
車一括査定でのトラブルを回避するためには、査定を依頼する買取業者を厳選して選ぶといいでしょう。特に大手買取業者ならトラブルのリスクは極めて低くなるため、ぜひ上記の表をしておいてください。
再査定やキャンセル料についても、大手買取業者ならありえませんし、そもそも査定員のレベルが低いといっているようなものです。
本当に見落としだったとしても、交渉次第では変更せずに買取となることもあります。電話連絡はあるかもしれませんが、しっかり対応すればなくなりますし、評判を落としてまで居座ることもないでしょう。
まずは以下の大手買取業者12社は安心でしょう。
車一括査定のトラブル事例まとめ
車一括査定のトラブル事例をまとめると、以下の通りです。
- 車一括査定に申し込んだ直後のしつこい営業電話
- 査定後の減額
- 強引な営業
- 査定依頼できる買取業者が少ないケース
- キャンセルに対するペナルティー