- 車の購入から納車までの流れ
- 車を買い替えるときに必要な書類
そろそろ車を買い替えようと思っていても、どのくらいの期間がかかるのかわからないという人も多いでしょう。家具や家電と違ってお金を払えば、それで終わりというわけにはいきません。
契約をしたとしても書類を何枚も書かないといけませんし、手続きにかかる時間なども考慮する必要があるでしょう。そこで車を買い替えるとして、どの程度の期間がかかるのか、その目安について詳しく見ていきます。
車の買い替えにかかる期間はどれくらい?購入から納車までの流れ
では車の買い替えにかかる期間について見ていきましょう。一般的にその期間は1ヶ月程度であるとされるのです。その期間になる根拠を、購入から納車までの流れとして1つずつ確認していきます。
【PART1】今乗っている車の査定
最初に行いたいのが、現在乗っている車がどの程度で売れるのかを知ることです。この売却額によって、買い替える車の購入額も決まってくるでしょう。ですので最初に中古車一括査定を利用するといいです。
複数の買取業者に対して一括して見積もりを請求するサービスのことです。このサービスを利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 複数の業者から見積を集めることである程度の相場がわかる
- 業者を競合させることで査定額のアップにつながる
最終的には一括見積もりで上位だった2~3社で査定を受けて、高く査定した業者に売るといいでしょう。少し時間がかかりますが、早ければ一括見積もりを利用してから1週間以内で売却できるはずです。
【PART2】購入する車を選択
現在乗っている車の売却額がわかれば、買い替える車の初期資金なども具体的になってきます。その上で購入する車の選択をしていきましょう。
- 軽やミニバン、SUVなどのボディタイプ
- 価格
- 燃費などの性能
これらを総合して考えていくといいです。また新車購入だけではなく、中古車購入も視野にいれるといいでしょう。最近では中古車でも状態の良い未使用車があり、これらは新車よりも割安に購入できます。
また車種を選定する上で重要なのがライフスタイルです。例えばお子さんが大きくなってきたのなら、家族で乗るとしても大きめのミニバンが良いでしょう。
反対にお子さんがある程度の年齢になれば、ミニバンよりも自分たちの趣味を優先しても良いです。
【PART3】車のローンなどの未払いがないか確認
車の買い替えを検討する前に、前提としておくべき条件が1つあります。それは現在の車の購入に自動車ローンを利用したかです。している場合、ローンの残債があるのかどうかを確認しましょう。
原則としてローン残債があると、所有権が金融機関になっているはずです。そのため勝手に車の売却ができません。ただ残債を一括して返済できるのなら、所有者の名義変更を行なってから売ることができます。
ですのでローン残債がある場合は、先に中古車買取業者に相談をしてください。車の買取額が残債以上なら、一括しての返済も難しくありません。
【PART4】価格交渉&支払い方法の決定
車の買い替えをするとして、中古車でも新車でも契約前に価格交渉をします。この交渉次第では、ある程度の値引きが可能でしょう。ただし新車と中古車では、ポイントが違ってきます。
新車のポイントは以下の通りです。
ポイント1 | ライバル車の見積もりをとって交渉する |
ポイント2 | 決算前の時期だと大幅な値引きが可能なこともある |
ポイント3 | 新車の場合は口コミサイトなどで値引きの限界額を確認しておく |
ちなみに新車の場合は車両本体の値引きと、オプションパーツからの値引きの2種類があるのでトータルで目標額を決めておきます。
中古車のポイントは以下の通りです。
ポイント1 | 仕入額よりも下がることはない |
ポイント2 | 新車と比較すると値引き額は少ない |
ポイント3 | 似た条件の車と比較して、割引額を提示してみる |
このような手段を使っていくといいでしょう。価格交渉の期間はだいたい1週間程度を見ておくといいです。
【PART5】購入&売却に必要な書類を用意
車の買い替えでは購入と売却で、それぞれに必要な書類が異なります。そこであらかじめ必要になる書類を集めておくと、スムーズに取引ができるでしょう。
ちなみに書類を用意していると匂わせることで、業者としても本気なんだなと伝えるので交渉もスムーズにいきます。
- 普通車なら印鑑登録証明書を用意しておく
- 軽自動車の場合は住民票が必要
どちらも発行してから3ヶ月が有効な期間となっています。ですので1ヶ月程度先に交付してもらっていても問題ありません。どちらの書類も市役所の窓口で手続をするので、平日でないと入手できないのが難点です。
ただ委任状を書くことによって、代理人でも交付ができます。その場合は多少発行までの期間が伸びることがあるので、注意してください。
【PART6】自動車保険&自動車税の手続き
車の買い替えの手続きを進めていくのなら、自動車保険や納税証明書が必要となってきますので用意しておきましょう。任意保険については契約している会社に連絡を入れて、車の買い替えをする旨を伝えてください。
車両入替という手続きを踏むことになりますが、この連絡をいれなければ任意保険が適用されない期間が出てきます。そのためどんな書類がいるのかなど、しっかりと確認してください。
車の売却をするのなら自動車税の納税証明書が必要です。一般的に車に関する書類は車検証と一緒に、ダッシュボードに保管している人が多いでしょう。
ですが自動車税は毎年くるものなので、納税証明書を別に保管しているケースが多いです。その点に注意しましょう。
【PART7】納車までの間に代車を借りる
車の買い替えをするとして、新しい車が納車される日と車を売却する日が重ならない可能性が高いです。普段はあまり車に乗らないという人でも、万が一のことがあるので事前に代車を借りるように手続きをしておきましょう。
中古車販売店やディーラーなどでは代車の貸し出しサービスを行なっています。
- 2週間~1ヶ月程度なら無料であることも多い
- 代車の数が少ないケースもあるため早めに予約しておく方がいい
車がなくても大丈夫という人もいるかもしれません。ですが先述したように、急に車が必要になるケースもあります。その時のために代車の手配もしっかりしておきましょう。
- レンタカーを利用する
- カーシェアを利用する
ただ代車が借りられない場合は、上記のようなサービスmの検討してください。
車を買い替えるときの注意点は”印鑑証明”
先程も軽くお伝えしましたが、普通車を買い替える時には印鑑証明が必要です。この印鑑証明について詳しく確認しておきます。軽自動車だと必要ありません。なぜなら普通車の場合は、動産として国土交通省に登録をする必要があるからです。
印鑑証明というのは実印登録をしていないと発行できません。車の買い替えをする場合、すでに作っているという人がほとんどでしょう。仮に作っていないとしても、役所にいって窓口で申請すれば問題ありません。
実印の登録もするのなら、印鑑証明も発行してもらうようにしてください。すでに登録をしている人は役所の窓口で手続きをしましょう。マイナンバーカードを持っている人は、コンビニでも発行できます。
車を買い替えるときに必要な書類一覧
最後に車を買い替える時に必要な書類を見ておきましょう。最初に車を購入する時の書類についてです。
実印と印鑑証明については普通車のみです。軽自動車の場合は認印で構いません。ですが三文判やシャチハタだと認められないケースがあります。他の書類もあるのですが、原則として販売店が用意してくれるでしょう。
車庫証明については自分で取得するのなら、警察で手続きをしてください。手数料が別途必要ですが、業者に代理で取得してもらうことも可能です。次に車を売る時の書類も見ておきます。
これに加えて普通車だと実印と印鑑証明が必要になります。軽自動車だと認印で大丈夫です。他にも場合によっては戸籍謄本や住民票、戸籍の附票などが必要なので買取業者に確認してください。
車の買い替え時には高額買取を狙って購入資金に
車の買い替え時、今乗っている車をできる限り高く売ることができれば、次の車の購入資金になり、選べる車の幅も広がるでしょう。
人によっては10万キロ前後などかなり長く走っている車などをお持ちで、「こんなの売れるのか?」と思っている方もいるでしょうが、実地の査定で確かめることをおすすめします。
車買取店にも様々なタイプがあって、業者ごとで欲しがっている車が違います。最近では事故車や廃車を専門とする買取業者も増えてきました。自分で車の価値を決めてしまうと、損をしてしまうかもしれません。
そのため、まずは所有する車にマッチする買取業者を探すことを考えましょう。ニーズがあれば、それだけ高値で査定してくれます。問題は、自分に合った店がどこなのか?ということですが、それを探すためにおすすめな方法が以下で紹介する一括査定サービスです。
まとめ
車の買い替えにかかる期間についてのまとめでした。一般的に車の買い替えには、1ヶ月程度の期間がかかると考えられます。
買い替える車の選定や、現在の車の売却先などを決めるのに時間がかかる場合もあるでしょう。ただおよその期間としては、1ヶ月程度が平均になります。
基本的に車の買い替えも、スタートしてしまえば早いものです。時間を短縮したい人は、中古車一括査定サービスなどを上手に利用するといいでしょう。