サンルーフは中古車査定において、条件が合えば査定額が上がりやすい装備として扱われています。
結論から言うと、サンルーフ付きの車はリセールで有利になりやすく、車種や年式によっては10万円前後の差が出ることもあります。
その理由は、査定基準で装備評価の対象になっている点と、中古車市場での需要が安定している点にあります。

一方で、すべての車で同じ評価が付くわけではなく、年式や車種、状態によって差が出ないケースもあります。
この記事では、サンルーフがリセールにどう影響するのかを、査定基準、実際の価格差、評価が伸びにくい条件まで含めて整理し、売却時に判断を誤らないための考え方を解説します。
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| 内装 | シート汚れや破れ・タバコの穴 |
| ペットの毛や臭い | |
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| 走行距離 | 車査定に響く走行距離の目安 |
| 修復歴 | 車買取で修復歴・事故歴あり |
| 機関系 | バッテリー上がり |
| エアコンの故障 | |
| 装備・書類 | ホイール |
| カーナビ | |
| ETC | |
| 修理前提 | – |
車査定ではサンルーフ付きは査定額が上がりやすい
車査定において、サンルーフはプラス評価になりやすい装備として扱われています。
サンルーフは新車購入時にメーカーオプションとして設定されることが多く、装着率は決して高くありません。
そのため中古車市場では希少性が生まれ、査定の場面でも評価につながりやすくなります。
このあとでは、サンルーフが評価される理由や査定額が変わる仕組み、評価が伸びにくいケースについて、基準と実例の両面から順に整理していきます。
JAAIが示すサンルーフの評価
車査定の現場では、JAAIが定める査定基準が広く参照されています。
JAAIの査定基準では、サンルーフは装備評価の対象とされており、条件に応じて加点されます。
加点の幅は車のクラスや年式によって異なりますが、サンルーフが付いていることでプラス評価になる考え方自体は明確です。
| 車両クラス | 代表的な車種例 | サンルーフの査定加点目安 |
|---|---|---|
| 特クラス | センチュリー、プレジデントなど | 約2万円〜7万円 |
| 上級クラス | セルシオ、シーマ、LS系など | 約2万円〜7万円 |
| Ⅰクラス | クラウン、フーガ、スカイラインなど | 約2万円〜7万円 |
| Ⅱクラス | カムリ、マークⅡ、フェアレディZなど | 約2万円〜7万円 |
| Ⅲクラス | プリウス、シビック、インサイトなど | 約2万円〜7万円 |
| Ⅳクラス | ノート、ヴィッツ、ソリオなど | 0円〜約3万円 |
| 軽自動車 | 軽自動車全般 | 0円〜約3万円 |
たとえば、ミドルクラス以上のセダンやミニバンでは、サンルーフが装備されていることで数万円単位の評価差が出ることがあります。
これはサンルーフがメーカーオプションであり、後から簡単に追加できない装備だからです。
この評価は、あくまで基準として定められている点数ですが、実際の中古車市場では、基準以上の差が付くこともあります。
再販時の需要や希少性が考慮されるため、査定額としては約10万円前後の差になるケースも見られます。
重要なのは、サンルーフが気分的な評価ではなく、査定基準に沿って確認される装備だという点です。
そのため、装備の有無が査定額に影響するかどうかは、査定士の主観ではなく、一定のルールに基づいて判断されます。
サンルーフ付きでも査定額が伸びにくいケース
サンルーフが付いていても、必ずしも査定額が上がるとは限りません。査定では装備の有無だけでなく、車両全体の条件があわせて確認されます。
まず影響が大きいのが年式です。
年式が古くなるほど装備評価そのものが弱くなり、サンルーフが付いていても加点が付かない、もしくはごく小さくなることがあります。
特に低年式車では、再販時の需要が限られるため、装備よりも車両の基本価値が重視されます。
次に、車種ごとの市場人気も重要です。中古車市場で需要が低い車種の場合、サンルーフが付いていても買い手が付きにくく、評価に反映されにくくなります。
装備が魅力として働くのは、あくまで需要がある車種であることが前提です。

状態面も無視できません。サンルーフの開閉不良、ガラス周辺のゴムの劣化、雨漏りの痕跡がある場合は、修理を前提とした査定になります。
その結果、プラス評価どころかマイナスとして扱われるケースもあります。
このように、サンルーフは付いているだけで価値が決まる装備ではありません。年式、車種の人気、装備の状態がそろって初めて、査定で有利に働きます。
なぜサンルーフはリセールで評価されやすいのか
サンルーフがリセールで評価されやすい理由は、中古車市場での需要構造にあります。
査定は装備そのものの価値だけで決まるものではなく、再販時にどれだけ買い手が付くかを前提に行われます。
サンルーフは、見た目の印象や車内の開放感を大きく変える装備です。中古車を探す人の中には、同じ条件ならサンルーフ付きの車を選びたいと考える層が一定数存在します。
この需要があることで、買取業者側も再販を見据えた評価を付けやすくなります。
また、サンルーフはメーカーオプションであることがほとんどで、後から追加するのが難しい装備です。そのため中古車市場では希少性が生まれやすく、装備としての価値が保たれやすくなります。装着率が高くない車種ほど、この傾向ははっきり出ます。

さらに、国内だけでなく海外向けの需要も影響します。
ミニバンやSUVを中心に、サンルーフ付きの日本車は海外市場でも評価されやすく、輸出ルートを持つ買取業者ではプラス評価につながることがあります。
この点は、業者ごとに査定額の差が出やすい理由の一つでもあります。
こうした背景から、サンルーフはリセールの場面で一定の評価を受けやすい装備とされています。ただし、その評価を最大限に引き出せるかどうかは、売却方法や依頼先によって変わります。
サンルーフ付きで中古車のリセールはどれくらい変わる
中古車のリセールにおいて、サンルーフの有無は車種によって影響の出方が大きく異なります。
サンルーフ付きの車は、すべてが一律に高く売れるわけではありません。
ミニバンやSUVのようにファミリー層や海外需要が強い車種ではプラスに働きやすい一方で、需要が限られる車種では価格差がほとんど出ないこともあります。
| 車種名 | サンルーフあり | サンルーフなし | 価格差 |
|---|---|---|---|
| アルファード | 413万円 | 404万円 | +9万円 |
| エクストレイル | 252万円 | 251万円 | +1万円 |
| CR-Z | 72.9万円 | 72万円 | +0.9万円 |
| オデッセイ | 98万円 | 83万円 | +15万円 |
| エルグランド | 106万円 | 110万円 | -4万円 |
ここからは、実際の中古車市場のデータをもとに、代表的な車種ごとにサンルーフありとなしでどの程度リセールに差が出ているのかを具体的に見ていきます。
トヨタ「アルファード」のリセール差


アルファードは、中古車市場でも需要が安定しているミニバンで、サンルーフの有無がリセールに影響しやすい車種です。
ファミリー層からの支持に加え、海外向けの需要も見込まれるため、装備の違いが査定額に反映されやすくなります。
中古車情報を基にサンルーフありとなしを比較すると、条件が近い個体同士でも数万円単位の差が付いているケースが確認できます。
サンルーフ付きのほうが、再販時に選ばれやすいと判断され、買取側の評価が高くなるためです。
アルファードはグレードや年式の幅が広く、すべての車で同じ差が出るわけではありません。ただし、比較的新しい年式で、状態が良好な個体ほど、サンルーフの評価が査定額に反映されやすい傾向があります。

アルファードの場合、サンルーフが付いていることで装備全体の印象が良くなり、再販時の訴求力が高まります。
この点も、査定額が伸びやすい理由の一つです。
アルファードのように市場人気が高い車種では、サンルーフはリセールを左右する要素になりやすいと言えます。

日産「エクストレイル」のリセール差


エクストレイルはSUVの中でも実用性を重視する層に選ばれやすい車種で、サンルーフの評価は車種全体の傾向として見ると大きく出にくい特徴があります。
中古車市場では、走行性能や駆動方式、年式の新しさが優先される場面が多く、装備による差が限定的になりやすいからです。

実際にサンルーフありとなしを比べると、条件が近い個体でも価格差がほとんど見られないケースがあります。
サンルーフが付いていることで査定が下がるわけではありませんが、明確なプラス評価として上乗せされにくい車種と言えます。
エクストレイルの場合、アウトドア用途や悪路走行を想定して選ばれることが多く、装備よりも実用性が重視されます。
そのため、サンルーフの有無よりも、四輪駆動かどうか、年式や走行距離のほうが査定額に与える影響は大きくなります。

ホンダ「CR-Z」のリセール差


CR-Zは、スポーツ志向のコンパクトカーとして独自の立ち位置を持つ車種です。中古車市場では実用性よりもデザインや走りの個性が重視されやすく、サンルーフの評価は車種全体の傾向として見ると強く出にくい特徴があります。
サンルーフありとなしを比較すると、条件が近い個体同士でも価格差が小さい、もしくはほとんど出ないケースが見られます。
これは、CR-Zを選ぶ層が装備の充実よりも車そのもののキャラクターを重視するためです。
また、CR-Zは年式が進んでいる個体が多くなっており、査定では装備よりも年式や走行距離、車両状態の影響が大きくなります。
そのため、サンルーフが付いていても評価が査定額に反映されにくい状況が生まれやすくなります。
ホンダ「オデッセイ」のリセール差


オデッセイはミニバンの中でも走行性能と居住性のバランスが評価されやすい車種で、サンルーフの有無がリセールに影響しやすい傾向があります。
中古車市場ではファミリー用途で検討されることが多く、装備の充実度が査定に反映されやすいからです。
サンルーフありとなしを比べると、条件が近い個体でも10万円前後の差が付くケースが見られます。
特に、比較的新しい年式で内外装の状態が良好な個体では、サンルーフ付きのほうが再販時に選ばれやすく、その分評価が上乗せされやすくなります。
オデッセイの場合、サンルーフは車内の開放感を高める装備として評価されやすく、ファミリー層からの需要とも相性が良い点が特徴です。
ミニバンとしての使い勝手に加えて、装備面での満足度が査定額に反映されやすくなります。
このように、オデッセイはサンルーフがリセールにプラスに働きやすい車種の一つです。
日産「エルグランド」のリセール差


エルグランドは高級ミニバンとしての位置付けを持つ車種ですが、中古車市場では年式やモデルチェンジの影響を受けやすく、サンルーフの評価が必ずしも安定しない特徴があります。
装備の充実度よりも、車両全体の新しさや市場での人気度が査定に強く反映されるためです。
サンルーフありとなしを比較すると、条件が近い個体でも価格差がほとんど出ない、もしくはサンルーフなしのほうが高く評価されるケースも見られます。
これは、年式が進んだエルグランドでは装備よりも状態や需要が重視される傾向が強くなるためです。
また、エルグランドはモデルによってサンルーフの需要が分かれやすく、必須装備として見られにくい点も影響しています。
ミニバンであっても、すべての車種でサンルーフが強い評価につながるわけではありません。
このように、エルグランドではサンルーフがリセールにプラスになるとは限らず、車種特有の市場動向が査定額に大きく影響します。
サンルーフ付き車を高く売るなら車一括査定が向いている

サンルーフ付きの車は、売却方法によって査定額に差が出やすい特徴があります。
これは、買取業者ごとに再販ルートや評価基準が異なり、サンルーフの価値を重く見る業者と、ほとんど重視しない業者が混在しているためです。
一社だけに査定を依頼すると、その業者の評価基準だけで価格が決まります。その結果、サンルーフの価値が十分に反映されないまま売却してしまうケースも起こります。
こうした差を埋めやすい方法として、車一括査定が向いています。
まとめ|車査定におけるサンルーフとリセールの考え方
車査定では、サンルーフは査定基準に基づいて評価される装備であり、条件がそろえばリセールにプラスに働きます。
ここまで解説してきた内容を踏まえると、サンルーフの価値は一律ではなく、車両条件と市場動向によって左右される点を理解しておくことが重要です。
- サンルーフはJAAIの査定基準で装備評価の対象になっている
- ミドルクラス以上の車種では数万円から約10万円前後の差が出ることがある
- 年式が古い車や需要が低い車種では評価が伸びにくい
- 不具合や劣化がある場合はマイナス評価になる
- 国内外の中古車需要が、リセール評価を支えている
実例で見てきたとおり、アルファードやオデッセイのように市場人気が安定している車種ではサンルーフが評価されやすい一方、エクストレイルやCR-Zでは価格差が小さく、エルグランドでは条件次第で評価が逆転するケースもあります。
サンルーフは万能な加点要素ではなく、車種ごとの特性と組み合わせて判断する必要があります。
そこで、売却時の進め方をステップで整理します。
年式、車種の人気、サンルーフの動作や状態を客観的に整理します。
自分の車が、サンルーフ評価が出やすいタイプかを見極めます。
複数の買取業者に同時に査定を依頼し、サンルーフを重視する業者の評価を引き出します。
サンルーフは付いているだけで高く売れる装備ではありませんが、条件と売却方法が合えばリセールで確かな差を生みます。
この記事で整理した基準と考え方をもとに、次の行動を判断してください。




