車を売るならできる限り高く売却できる方法を選びたい!誰もがそう思っているでしょう。

アンケート調査では中古車買取業者やディーラー下取りの利用者が多いのがわかります。
しかし、車を高く売る方法となれば車一括査定が最もおすすめ。
車売却の方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ディーラー下取り | 手間がかからない | 査定額が安い |
中古車買取店 | 下取りよりも高い | 業者によって買取額にばらつきがある |
車一括査定 | 最高額の査定結果が分かる | 買取店からの電話営業が多い場合も |
オークション代行 | 高値で売れることも可能性も | 必ず売れるわけではないが代行手数料はかかる |
個人売買 | 売値を設定できる | トラブルやリスクの可能性が高い |
ネットオークション | 売値を設定できる | トラブルやリスクの可能性が高い |
ここでは愛車を売る6つの方法を徹底比較。タイプごとに利用の流れや必要書類などを解説するほか、車の売却に関する気になる情報を詳しく紹介します。
これを見れば愛車の売却で損をすることはないでしょう。車の売却を成功させるためにぜひ参考にしてください!
【タイプ別】車を高く売る6つの方法
車を売る方法は次の6種類あります。
6つの売却方法のメリット・デメリット、利用の流れや必要書類を見ていきましょう。
【1】ディーラー下取り
ディーラー下取りとは新車の購入の際、ディーラー店で一緒に自分の車も引き取ってもらえるサービスのことです。
ちなみに、ディーラーとは自動車メーカーと特約店契約を結んだ販売業者のことで、例えばトヨタの「ネッツ」や「トヨペット」などがそれにあたります。街で見かけるトヨタや日産などのお店がディーラーです。
売っても現金として持ち帰ることはできず、新車の購入費としてあてられます。また、下取り査定では手数料もとられます。
ディーラー下取りのメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | 愛車の売却から新車の購入まで一本化されてスムーズ |
デメリット | ディーラーは販売業者だから査定額は消極的 |
ディーラー下取りの利用の流れ
ディーラー下取りの流れと手続き | |
---|---|
手順 | 内容 |
1 | 購入する車種を決める |
2 | その車種を販売するディーラーで自分の車の下取り査定を依頼 |
3 | 下取り査定の結果、購入車の値引き交渉をする |
4 | 購入車の契約手続き、下取り手続きを始める |
5 | 必要書類を揃える(ディーラーが手続き代行) |
車購入についての基礎知識を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
必要書類は以下の通りです。
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 | |||
---|---|---|---|
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) | 〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 | △ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
店で作成する書類 (※準備必要なし) | |||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
下取りの場合には納車日に自分の車を引き渡し、購入車を受け取ることになります。
【2】中古車買取店
中古車買取店の査定は無料で、店舗への持ち込み査定のほか、自宅での出張査定もサービスとしてあります。

他の業者や買取店との競争原理も働くため、査定額が高くなる傾向があります。
ただし、買取店選びには注意が必要です。
相手もなるべく安く買い取りたいのが本音ですし、不当なほど査定額が低くつけられたりと、買取店によって対応にバラつきがあります。
中古車買取店のメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | 高価買取&高額査定の可能性が高い |
デメリット | 中古車買取店によって査定額が異なる |
中古車買取店の利用の流れ
中古車買取店の流れ | |
---|---|
手順 | 内容 |
1 | 買取店を探して選ぶ(複数の業者を候補にする) |
2 | 買取店に車を持ち込む、もしくは自宅での出張査定を依頼 |
3 | 他の買取店でも手順2を行い、査定額アップの交渉をする |
4 | 買取契約後に必要書類提出や車の引き渡し日などを決める |
5 | 車を引き渡した後、振込みなどで買取代金を受け取る |
買取代金についてですが、買取店によっては即日現金払いのところもあります。しかしながら、多くは振込みのため、条件に合った業者を探さなければなりません。
特に、業者選びは慎重に行いましょう。なかには悪徳業者もいますし、必ず複数の買取店で査定して交渉を重ねてください。
必要書類は以下の通りです。
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 | |||
---|---|---|---|
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) | 〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 | △ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) | |||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
必要書類は買取契約後、後日準備したものを店に持っていく、もしくは前もって用意しておけばスムーズに手続きを進めることができます。
【3】車一括査定サービス

車一括査定とは一度に複数の中古車買取店に査定依頼できるサービスのことです。これは2の中古車買取店のデメリットを解消してほしいというニーズから生まれたものです。
中古車買取店の査定にはバラつきがあるため、なるべく多くの買取店に査定してもらい比較検討するのが必要不可欠です。
査定の比較は査定額アップの交渉にも使えます。

※車一括査定の様子
ただし、問題は自分で何度も買取店を調べ、自分の足で回る時間と労力。このせいで「そこそこの値で売れたらいいか」と妥協しやすくなります。
一方、車一括査定はネット申し込みで面倒な手続きなく、複数の買取店に出張査定してもらえます。
もちろん車一括査定はすべて無料。

車一括査定サイトに参加している買取店は他店との競争を強く意識しているため、査定額を吊り上げやすいのも特徴です。
現時点で、最も簡単かつスピーディーに愛車を最高額で売れるサービスです。
車一括査定のメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | 手軽に最も高額査定してくれる買取店が分かる |
デメリット | 複数の買取店との対応が煩わしい |
車一括査定の利用の流れ
車一括査定の流れ | |
---|---|
【手順1】 | ネットで車一括サイトで申し込む |
【手順2】 | 買取店から電話が来るので、出張査定の日時を決める |
【手順3】 | 複数の買取店が査定した結果、最高額を出した業者と契約する |
【手順4】 | 「中古車買取店の流れ(4,5)」と同じ流れ |
車一括査定サイトに申し込んだ後、どれくらいの数の業者に査定依頼するのか自分で選択します。

依頼する買取店の数は平均3~5社ほどがいいでしょう。
最低3社、できれば5社前後、多くて7社,8社で十分です。
自分で各買取店に連絡し、自ら足を運んで交渉する必要はないので余計な手間も省けてとても便利です。
自力で買取店に回るのとは違い、複数の業者が自然と競ってくれるのでそれほど念入りに買取交渉しなくて済みます。

ちなみに「業者から電話がかかってくるのに抵抗がある」という人はカーセンサーならメールでのやり取りでも可能です。
申し込み時のメール希望のやり方は次の通り。

まずは公式サイトにいきます。
申し込みを進めると以下のような項目が表示されます。

※PC版の申し込み画面の場合
⑤の「任意項目:売却希望時期など、ご希望がある場合は、こちらをクリック」をクリックします。

矢印の項目欄「連絡希望時間帯」に「メールのみで連絡希望」と入力してください。
するとほとんどの場合、営業電話はかかってこなくなります。
※業者の中には自動で電話するオートコールシステムがあるため、絶対に電話がかかってこないとは断言できません。

※スマホ版の申し込み画面の場合
スマホの場合にも「連絡希望時間帯」の項目があるのでそこに入力します。
電話がどうしても嫌だという方は以下のような車一括査定もあります。

『MOTA車買取』なら申し込み後、まずはWEB上で買取業者最大20社による入札が行われ、高額な概算査定額をつけた上位最大3社とやり取りするだけです。
とことん高価買取を追求したい方は『カーセンサー』を、業者とのやり取りを少なく済ませたい方は『MOTA車買取』を選ぶといいでしょう。

なお、車一括査定でも値のつかないような車であれば廃車・事故車の買取専門店である『カーネクスト』がおすすめです。
10年落ちの古い車、10万キロ以上走っている車など、どんな車でも最低0円以上で買い取ってくれます。廃車費用を請求されることもありません。
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 | |||
---|---|---|---|
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) | 〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 | △ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) | |||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
車一括査定サイトを利用するには申し込み手続きが必要ですが、買取契約に際して車一括査定の特別な書類はありません。通常の買取で用意する書類のみです。
先に車一括査定サイトを3つ挙げていますが、それ以外にもおすすめなサイトはたくさんあります。
以下の記事を参考に申し込み前に自分に合ったサイトを見つけておくといいでしょう。
【4】オークション代行
オークション代行は業者に依頼し、会員制のオートオークションへ自分の代わりに参加してもらって愛車を売ってもらう方法です。
個人でオークションに参加すればコストカットになりますが、オークション会員となる条件などにより、基本的には一個人で出品できない売却方法だと認識しておきましょう。
オークション代行のメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | 高く売れる可能性がある |
デメリット | 必ず落札されるわけでなく、売れなくても手数料がかかる |
オークション代行の利用の流れ
オークション代行の流れ | |
---|---|
【手順1】 | オークション代行業者を探して問い合わせる |
【手順2】 | オークション相場の報告を受け、オークション出品の契約をする |
【手順3】 | 車を持ち込むか、陸送する |
【手順4】 | オークション結果の報告を受ける |
【手順5】 | 代行費用等を差し引いた金額が振り込まれる |
輸入車や不人気車、修復歴車など落札されにくい車もあるので、まずは自分で相場を調べておくのがいいかもしれません。
例えば過走行車などであれば、『カーネクスト』といった廃車&事故車の専門買取業者を利用した方が買取額が高い可能性があります。
ちなみにオークションの諸費用の一例として、ある代行業者は、
名目 | 諸費用 |
---|---|
オークション申込金 | 10,000円 |
出品料 | 6,000円~12,000円 |
成約料 | 10,000円~18,000円 |
陸送費用 | 5,000円~ |
オークション出品代行手数料 | 3,0000円(落札価格60万円以上の場合、落札価格の5%) |
また、1回目で落札されず、再出品する場合にも追加費用が必要になります。
必要書類は以下の通りです。
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 | |||
---|---|---|---|
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) | 〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 | △ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) | |||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
【5】個人売買
個人売買は業者を介さず、個人間で売り買いする方法です。知人同士での売買もこれにあたります。
業者による中間マージンが発生せず、自分で売値を自由に設定できるため、買い手との交渉がうまくいけば高価買取が期待できます。
個人売買のメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | 売値を自由に決めれる |
デメリット | トラブルや手続きが多い |
個人売買の利用の流れ
個人売買の流れ | |
---|---|
【手順1】 | 売り手と交渉 |
【手順2】 | 契約書を交わして代金を受け取る |
【手順3】 | 車を引き渡す |
【手順4】 | 名義変更(購入者) |
個人売買の場合も事前に車の査定相場を知っておく方が交渉を有利に進めやすいので、車一括査定サービスで査定額を出しておくといいでしょう。
トラブル防止のために「売買契約書」は作成しておいた方がいいです。ネット上で自動車売買契約書のテンプレートをダウンロードできます。
名義変更する際には、
名目 | 諸費用 |
---|---|
移転登録手数料 | 500円 |
ナンバープレート代(変更の場合) | 約1,500円 |
車庫証明書の所得費用 | 2,500円~3,000円程度 |
検査・登録手数料 | 自動車の種別による |
自動車所得税 | 買い手が負担 |
このような費用がかかります。名義変更は買い手側が手続きを行いますが、連絡をとって不備がないかを双方でチェックした方がいいかもしれません。
必要書類は以下の通りです。
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 | |||
---|---|---|---|
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) | 〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 | △ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) | |||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
名義変更では売り手や買い手、それぞれの書類に不備がないようにしなければ手続きがもたついてしまいます。そのせいで税金の請求先が違ってしまい、トラブル事例が多いのが現状です。
名義変更(移転登録の手続き)を行う(必要書類や費用については国土交通省のHPを参照)
【6】ネットオークション
ネットオークションはネット上で個人売買する売却方法です。メルカリ、ヤフオク、モバオクといったサイトが有名です。
この場合、個人売買の場としてサイトが存在していますが、契約後の手続き、例えば名義変更など法的手続きも個人間で行わなければなりません。
知人同士でなく、見ず知らずの個人と連絡を取り合うので、心労も感じやすいです。
ネットオークションのメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | 売値を自由に決めれる |
デメリット | トラブルや手続きが多い |
ネットオークションの利用の流れ
ネットオークションの流れ | |
---|---|
【手順1】 | オークションサイトに登録 |
【手順2】 | 車の撮影、サイトの掲載文を作成 |
【手順3】 | 出品する |
【手順4】 | 落札後、必要書類のやり取りや支払い、名義変更(購入者側) |
ネットオークションの場合にも、事前に車の相場を調べておきましょう。
この場合には出品までの準備に手間がかかります。洗車した車を撮影、車を説明する掲載文のために車両情報を入力します。
必要書類は以下の通りです。
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 | |||
---|---|---|---|
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) | 〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 | △ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) | |||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
個人間の売買と同じく、売り手買い手が自ら手続きを行わなければいけません。
車の売買は大きな金額が動きますから、支払いが未納、契約後のクレームなどトラブルのないように注意して進めなければなりません。
車売却に関する疑問を解決
車の売却に関する気になる点について解説します。よく耳にする疑問をなるべく多く上げています。
ここでは簡潔に回答しているので、詳しく知りたい方は関連記事をご覧ください。
【1】車を売る時の注意点
車を売る時の注意点を売り手側の対応について心がけておくことと、業者とのやり取りで注意しておきたいことの2パターンに分けて紹介したいと思います。
まず車を高く売りたいという気持ちが強すぎて、査定時に事故歴や修復歴をごまかすのは絶対にNGです。
そもそも業者は査定のプロ。修復歴を隠してもばれてしまうものですし、売買契約後に隠ぺいが発覚した場合、車の契約不適合責任を問われるおそれがあります。
そのほか注意しておきたいのがキャンセルについて。
査定をしてもらって査定額に納得がいかない場合には、売らないと断ることは可能です。キャンセル料なども請求されないのがふつう。
しかし、売買契約を結んだ後にキャンセルする場合には状況次第で違約金等が発生する可能性があります。
【2】車を売るタイミングはいつがベスト?
車が高く売れる時期は次のシーズンです。
買い時ランキング | 時期 | 理由 |
---|---|---|
1位 | 決算期(3月) | ・株価に影響する時期 ・年度末に当たるから |
2位 | 中間決算(9月) | ・半期の業績を意識 |
3位 | 夏のボーナス時期(6~7月) | ・ボーナス時期を狙う販売促進 ・翌月の半期に合わせた戦略 |
4位 | 冬のボーナス時期(11~12月) | ・ボーナス時期を狙う販売促進 |
- 1~2月
- 8~9月
その理由は中古車市場では3月、9月にセールを行うので、その在庫確保のために高価買取の可能性が高まります。
もちろん「時期」というのは車検の残り期間などと同じく、あくまで査定に影響する一要素です。そのため、すべての売り手に共通して何よりも重要なのは「どこで売るか」という点をくれぐれも忘れないようにしましょう。
【3】車売却後の税金の扱いは?
車を売ることでお金を手にいれることになりますが、個人の場合、基本的には所得税も消費税も支払う必要はありません。もちろん、確定申告も不要です。
自動車税については5月中に1年分の自動車税を前払いしているので、車を手放した翌月分以降の金額はあとで返金される仕組みになっています。
また、自動車税は4月1日時点の使用者に納税の義務が発生し、5月に納付書が届けられます。
【4】車を売った帰りはどうするの?
送迎サービスなどはありませんが、代車レンタルサービスをしている買取業者もあります。車一括査定を使う場合、申し込みの備考欄(希望欄)に代車レンタルしたいと書いてみる方法もあります。
車一括査定であれば出張査定を無料で行ってくれるので自宅にいながら買取契約が行えます。店舗まで足を運んで車を渡す必要がないので便利です。
また、廃車専門買取店などでも不動車などを扱っているため、通常、自宅まで引取に来てくれます。
【5】車を売る時は掃除した方がいい?
査定前に車を掃除する・しないで、どれくらい査定額に影響するかという話ですが、洗車をしたからといって査定額が大幅に上がることはありません。
しかし、査定員の印象を良くする意味で、きれいにしておくことをおすすめします。
車の見た目によっては、普段からきちんと手入れされていない車だと思われてしまい、マイナス査定につながる要因をこまかく注意して探されてしまうかもしれません。
大事に乗っていた車だというアピールのためにも、外装・内装ともにきれいにしておきましょう。
【6】車買取のトラブルとは?
車買取のトラブルにはいろいろなケースがありますが、なかでも性質が悪いものに悪徳業者の詐欺があります。
詐欺の手口として「再査定(二重査定)」といって、高額な査定額だったから売買契約を結んだのに後になってから減額されるといったものがあります。
ほかにも詐欺のパターンは多種多様、不安な方は以下の記事をチェックしてみてください。
自分で買取業者を探す時、近所にある店やネットでよさげな業者を見つけて選ぶ人もいますが、信頼性の高い優良業者かどうか判断しづらく、悪徳業者に査定依頼してしまう可能性もあります。
車買取のトラブルを回避するために優良業者を紹介してくれる車一括査定を利用するのがおすすめです。
ただ、車一括査定を使った方のなかには不満を感じたという声もあります。
例えばしつこい営業電話。
一括査定を申し込んだ直後にたくさんの電話がかかってきて迷惑を被ったという話をよく聞きます。
営業電話がかかってくる理由は査定を依頼された業者が査定日時のアポをとりたいからなので、それが決まればそれ以上かかってくることはありません。
それでも、電話が迷惑だという人は「カーセンサー」ならメールでの連絡を希望できます。
車の売却を個人間でする場合にはトラブルになる可能性が大きいです。
車を売ったのに相手から支払いがなくて詐欺だったというケース、名義変更でもめるケースなど、リスクがつきまといます。個人間での車売却はおすすめできない売り方です。
【7】車の買取で即時現金はできる?
査定に出した車をその場ですぐに現金買取している業者はありますが、多くの買取業者が即金の対応をしていないのが現状です。査定から入金まで早くても2日、3日かかるのがふつうです。
即金でもいける業者の場合、足元を見られて安く買い叩かれるケースもあります。高く売りたい方にはあまりおすすめできません。
【8】ボディーに傷があると査定額に影響?
車のキズやへこみなどがあった場合、どれくらい減額されるのか気になる方もいるはず。
詳しい内容は以下の記事を読んでいただきたいのですが、簡単にいえば、キズによりけり、というのが回答です。
例えば1cm未満のちょっとしたキズやへこみでは減額の影響はありません。査定スタッフは決まった査定基準によって、「1センチ以上カードサイズ未満」だからいくら減額などと判断していきます。
車のキズやへこみに関係することに「事故車」や「事故歴」や「修復歴」のような言葉があって、「事故歴があるから査定で大幅に減額される」というような話を聞いた方もいるかもしれません。
例えばバンパーを修理したから「修復歴」がついて査定で不利になるんじゃないかと誤解している人もいるようですが、バンパーの修理は修復歴に該当しません。
そのように事故車や修復歴には一定の基準が設けられています。具体的な内容を知りたい方はぜひ参考記事をご覧ください。
【9】車売却時に保険はどうなる?
自動車保険においては「自賠責保険」と「任意保険」がありますが、これらは全く異なる保険なのでまずは注意しましょう。
車を売却する時の自動車保険はどうするのかを簡単にまとめると以下のようになります。
- 「自賠責保険」の手続きは基本的にディーラーや車買取店で代行してもらえる
- 「任意保険」は車の売却方法に応じて必要となる手続きが決まる
- 「任意保険」の手続きには車両入替手続きや保険中断手続き、解約手続きがある
自賠責保険の手続きは業者に任せることができますが、任意保険は自分で手続きする必要があります。
個人によって、車を買い替えるのか、車を売ったらもう車を持たないのか、何年後かに車を購入予定など、それぞれ違います。それに合わせた手続きがあるので状況に合わせてチェックしてみましょう。
【10】ローンが残っている車は売れる?
ローン残債ありの車を売却することは可能です。ただし、名義によって対応が異なります。
- 本人名義であれば売却は自由
- 家族名義であれば本人からの同意や委任状の作成が必要
- ローン会社またはディーラー名義であれば所有権の解除が必要
ローンの支払いが残っていたとしても車検証の所有者が自分自身であれば、好きなように売却できます。
しかし、ディーラー店や中古車販売店で車をローン購入した場合、車検証に記載される所有者はディーラーやローン会社、クレジット会社の名義になっているのが通常です。
このケースでは所有権解除をしてもらうためにローンを完済する必要があります。
車を売ったお金を残りのローンにあてるという方法で、ローン残債ありの車を売却することはできますが、売却額がローンの支払いに足りない場合なども出てきます。詳しい流れは以下の記事で確認してみてください。
【11】個人売買の名義変更はどうする?
個人間で車を売買する時に重要な手続きが名義変更。
買取業者で売る時には名義変更は業者に任せられますが、個人同士では自分でやる必要があります。
買主がなかなか名義変更を行わないせいで、車を手放した売主の方に自動車税の請求が届いたなどのトラブルも多いので、個人売買での手続きは念入りに進めなければなりません。
【12】車を売るのは車検前の方がいい?
車を売るタイミングはいつがいいのか悩みますが、車検を受ける前に売るのがおすすめです。
車検を通すことで査定額はアップしますが、車検費用は10万円前後など高額なので損をする場合が多いです。
一般的に、車検の残存期間が1年以上なら2万~3万円程度といわれています。これを考えると、査定のために車検をわざわざ受けるのは得ではありません。
また車検を通したばかりの時期、なんとなく車を売りたくなった場合なども、費用の面からいえば買い替え時期を先に延ばすなど検討した方がいいかもしれません。
ただし、車の価値は日々落ちていっているので、早めに売るほど高値がつきます。個人の状況によってどのタイミングで売るのがベストなのか異なるので、いろいろな面から考えてみるのも大切です。
車を高く売る3つのコツ
車を高く売る3つのコツを見ていきましょう。
車を高く売るコツ
- 【ポイント①】日々車の価値は下落!なるべく早めの売却を
- 【ポイント②】純正オプション・パーツでプラス査定
- 【ポイント③】車を高く売る方法は「車一括査定」がマスト
【ポイント①】車の価値は日々下落!早めの売却を
車の価値は時間とともに下がり続けています。当然、新車の状態に近ければ近いほど、値打ちがまだ落ちておらず、高値の査定額になりやすいです。
一般的な話として、3年落ちの車は新車価格の70%程度に、5年で新車価格の50%程度になると言われていますが実際の査定ではもっとシビアになることが多いように思います。
車種によっては3年落ちで新車価格の50%以上まで値が落ちてしまう車も珍しくありません。
また年式だけでなく走行距離も査定では大きな影響を与える要因です。
できるだけ高く売ろうと考えているなら、早めの売却をおすすめします。
【ポイント②】純正オプション・パーツでプラス査定

純正オプションは人気があってプラス査定の期待大です。オプションはメーカーの工場で取りつける純正オプションのほか、ディーラーオプションや社外オプションがありますが、社外オプションについてはあまり査定評価につながりません。
いずれにせよ、車を売却する前にあえてオプションをどうこうするものでもありませんので、純正オプションのついている車の方は査定時、査定スタッフにアピールするといいでしょう。
純正オプションのほかにもプラス査定につながる条件は複数あります。気になる方は以下の記事をご覧ください。
【ポイント③】高価買取に必須「車一括査定」

どの方法で売るにしても車の相場を知っておくのは必須です。安く買い叩かれないよう、そして無理な買取額を要求しないように正確な買取相場を把握し、契約の落としどころを見極めましょう。
また、高く売るためには複数の業者同士で買取を競い合わせる方法は必須です。
特に理由がなければ車一括査定で買取を行うのがおすすめです。
利用しないと大損!車一括査定で高価買取&査定を実現させる
車一括査定はたった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるサービスです。ネットで簡単、無料で利用できます。
最大の特徴は利用者がややこしい交渉なしに査定額を上げることができるという点です。
例えば3社が競合した場合、各買取店は他の業者の買取額以上を提示しないと買取できません。よって業者間に競争原理が働いて、特に何もせずともどんどん査定額は高くなっていきます。
- 確実に高価買取を実現させたい人
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい人
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような人にはかなり満足できるはず。もちろん、車一括査定は車を売る全ての人の必須アイテムだと言っても差し支えないでしょう。
まとめ |車を高く売る6つの方法
車を売る方法は次の6タイプあります。
車売却の方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ディーラー下取り | 手間がかからない | 査定額が安い |
中古車買取店 | 下取りよりも高い | 業者によって買取額にばらつきがある |
車一括査定 | 最高額の査定結果が分かる | 買取店からの電話営業が多い場合も |
オークション代行 | 高値で売れることも可能性も | 必ず売れるわけではないが代行手数料はかかる |
個人売買 | 売値を設定できる | トラブルやリスクの可能性が高い |
ネットオークション | 売値を設定できる | トラブルやリスクの可能性が高い |
どの方法にもメリット・デメリットがありますが、最も高く売れる期待ができる方法は車一括査定だと断言できます。その理由は複数の買取業者を競合させ、とことこ査定額をアップできる仕組みを持っているからです。